[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第189回】警官から声優まで御用達!これぞ“The 業務用”イヤホン、アシダ音響「PR-17」を試す
■真・業務用イヤホン!アシダ音響「PR-17」登場!
どんな分野でもマニアとはプロユースのアイテムに憧れがちなものだ。オーディオの世界も例外ではなく、スタジオユースのプロオーディオ機器をリスニングオーディオに流用するという趣味嗜好は根強い。かく言う僕もデスクトップスピーカーシステムにはその手のド定番ブランドのものを使っており、悦に浸っている。
さて近年において特に人気を集めているプロオーディオ由来のアイテムといえば「イヤーモニター」だ。ミュージシャンがステージで使っているものと同じ!という要素でミーハー心を強烈にくすぐりつつ、優れた音質と強烈な遮音性という特性からポータブルリスニングにおける実用性にも優れている。流行って当然だ。
だが、あえて言おう!業務用イヤホンの世界にはさらなる「The 業務用」「業務用 of 業務用」、これぞ業務用というイヤホンが存在すると!
アシダ音響「PR-17」だ!一式1,500円程度!
同社カタログによるとそのイヤホンラインナップの用途は、「受信機、トランシーバー、ラジオなどの通信機器の他、同時通訳・速記録作成・秘書業務などに最適な多目的に利用できるイヤホンです」とのこと。つまりそういう「業務」向けの「実用」品だ。
以前に「警察無線用イヤホンなどで実績のあるマグネティックアーマチュアドライバー」をオーディオに転用したというイヤホンがあったのだが、おそらくはその「警察無線用イヤホンなどで実績」というのがまさにこのモデルと思う。
だがしかし近年のポータブルオーディオファン、この連載の読者の中にも、「いや警官さんと同じイヤホンでもそこは萌えないよ……そこまでの境地には達してないよ……」という方もいらっしゃることだろう。
では追加情報。このイヤホン、実は声優業界でも定番だ!
●浅野真澄さんオフィシャルブログより「秋葉原でイヤホン探し」
声優で生娘でお金が大好きな浅野さん曰く、声優業界には「みんなが使っている定番の品」がいくつかあり、そのうち一つが「吹き替えの時などに使う、プロ仕様(?)の片耳イヤホン」「秋葉原のガード下じゃないと、手に入りづらい一品」とのことだ。ブログの写真からしてこれもPR-17と思われる。
なお「吹き替えの時などに使う」というのは、声優さんの仕事の中でも外画吹き替えでは特に、原音、元の音声を聴きながらのアフレコになるため、そのモニターのために使うということらしい。
またこちらのイヤホンは放送局でも広く使われているとのことなので、簡易動画付きネットラジオなどでたまに見られる、声優さんが片耳に着けているモニターイヤホンもこれという可能性も薄くないと期待している。
どんな分野でもマニアとはプロユースのアイテムに憧れがちなものだ。オーディオの世界も例外ではなく、スタジオユースのプロオーディオ機器をリスニングオーディオに流用するという趣味嗜好は根強い。かく言う僕もデスクトップスピーカーシステムにはその手のド定番ブランドのものを使っており、悦に浸っている。
さて近年において特に人気を集めているプロオーディオ由来のアイテムといえば「イヤーモニター」だ。ミュージシャンがステージで使っているものと同じ!という要素でミーハー心を強烈にくすぐりつつ、優れた音質と強烈な遮音性という特性からポータブルリスニングにおける実用性にも優れている。流行って当然だ。
だが、あえて言おう!業務用イヤホンの世界にはさらなる「The 業務用」「業務用 of 業務用」、これぞ業務用というイヤホンが存在すると!
アシダ音響「PR-17」だ!一式1,500円程度!
同社カタログによるとそのイヤホンラインナップの用途は、「受信機、トランシーバー、ラジオなどの通信機器の他、同時通訳・速記録作成・秘書業務などに最適な多目的に利用できるイヤホンです」とのこと。つまりそういう「業務」向けの「実用」品だ。
以前に「警察無線用イヤホンなどで実績のあるマグネティックアーマチュアドライバー」をオーディオに転用したというイヤホンがあったのだが、おそらくはその「警察無線用イヤホンなどで実績」というのがまさにこのモデルと思う。
だがしかし近年のポータブルオーディオファン、この連載の読者の中にも、「いや警官さんと同じイヤホンでもそこは萌えないよ……そこまでの境地には達してないよ……」という方もいらっしゃることだろう。
では追加情報。このイヤホン、実は声優業界でも定番だ!
●浅野真澄さんオフィシャルブログより「秋葉原でイヤホン探し」
声優で生娘でお金が大好きな浅野さん曰く、声優業界には「みんなが使っている定番の品」がいくつかあり、そのうち一つが「吹き替えの時などに使う、プロ仕様(?)の片耳イヤホン」「秋葉原のガード下じゃないと、手に入りづらい一品」とのことだ。ブログの写真からしてこれもPR-17と思われる。
なお「吹き替えの時などに使う」というのは、声優さんの仕事の中でも外画吹き替えでは特に、原音、元の音声を聴きながらのアフレコになるため、そのモニターのために使うということらしい。
またこちらのイヤホンは放送局でも広く使われているとのことなので、簡易動画付きネットラジオなどでたまに見られる、声優さんが片耳に着けているモニターイヤホンもこれという可能性も薄くないと期待している。
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