PCM768kHz/DSD512対応、MQAレンダラー機能も搭載
ポケットサイズのDAC内蔵ヘッドホンアンプ、iFi audio「xDSD」。海外出張で使い倒した
イギリスiFi audioからポケットサイズのUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ「xDSD」が発売された(関連ニュース)。今回は海外出張にxDSDを持ち出し、iPhoneやMacと一緒に、道中で快適に音楽を楽しむ方法を開拓してみた。
筆者はもともと、iFi audioの「nano iDSD」や「micro iDSD BL」を使ってきたユーザーだ。去年の秋にiFi audioがxDSDを開発中というニュースが聞こえてきて、その新しいデザインや機能が気になっていたところ、今回実機を試せる機会が舞い込んできた。
xDSDは従来のシリーズからデザインが大きく変わった。ブラック・クロームのカラーリングは昨今のスマホのトレンドカラーとよくマッチする。波打つようなパネルの凹凸は、手に持った時に指のひっかかりになるよう実用性も考えて採り入れたものだという。なるほど、これは手のひらに心地よく馴染む。nano iDSDよりもさらに本体が薄くなっているので、バッグの中に入れても余計なスペースを専有しない。
本機が内蔵するDACはTI社バーブラウンシリーズのDSD1793。USB入力時のハイレゾ再生はリニアPCM 768kHz/DSD 512(24.6/22.6MHz)まで対応する。まさしくiFi audioのコンポーネントらしい尖ったスペックだ。S/PDIF兼光デジタル入力時にも最大リニアPCM 192kHz/24bitまでのハイレゾ再生をカバーするので、ハイレゾDAPやディスクプレーヤーと組み合わせが広がる。
nano iDSDではデータ接続と充電に使うUSB端子が兼用だったが、xDSDでは別途充電専用のmicro USB端子が追加されている。これによって、例えばスマホをUSB接続した状態でもアンプが給電できるので、バッテリー残量に気を取られることもない。内蔵バッテリーの容量は2,200mAhで、フル充電からUSB再生が6時間、S/PDIFなら10時間、さらにBluetooth再生時にも8時間の連続音楽再生が楽しめるという頼もしい仕様だ。
背面にはUSB Type-Aのメス型端子が搭載されている。ここに付属の変換アダプターをつないで、スマホやPCで再生したソースを送り込むのだが、例えばiPhoneはパッケージに付属するLightning変換アダプターを介してシンプルに接続できるようになった。ただ、パソコンにつなぐ場合は間にUSB OTGケーブルが必要だ。
フロントパネルの真ん中にレイアウトされている電源ボタンは、ボリュームノブの役割を兼用している。ボタンに搭載したLEDランプはボリュームの設定値に合わせて色が変わる。電源を立ち上げる際に長押しすると、接続モードがデジタル有線の緑色からBluetoothワイヤレスの青色に切り替わったことを知らせてくれる。Bluetoothのオーディオコーデックは、高音質・低レイテンシー性能を誇るaptX対応だ。
xDSDを満喫するための旅支度として、本体に付属するアイテムの中からLightning変換アダプター、USB OTGケーブルとキャリングポーチ、スマホと重ねて束ねるためのゴムバンドを用意した。メインで使うイヤホンにはRHAの「CL1 Ceramic」を持参。インピーダンスが150Ωもあるイヤホンなので、xDSDのようなパワフルなヘッドホンアンプのパフォーマンスを知るには最良のパートナーになると期待した。Macでのリスニングも楽しめるようにUSBケーブルもスーツケースに詰め込んだ。xDSDの充電には、Androidスマホなど色んなデバイスも採用するmicroUSBケーブルが使えるので便利だ。
筆者はもともと、iFi audioの「nano iDSD」や「micro iDSD BL」を使ってきたユーザーだ。去年の秋にiFi audioがxDSDを開発中というニュースが聞こえてきて、その新しいデザインや機能が気になっていたところ、今回実機を試せる機会が舞い込んできた。
xDSDは従来のシリーズからデザインが大きく変わった。ブラック・クロームのカラーリングは昨今のスマホのトレンドカラーとよくマッチする。波打つようなパネルの凹凸は、手に持った時に指のひっかかりになるよう実用性も考えて採り入れたものだという。なるほど、これは手のひらに心地よく馴染む。nano iDSDよりもさらに本体が薄くなっているので、バッグの中に入れても余計なスペースを専有しない。
本機が内蔵するDACはTI社バーブラウンシリーズのDSD1793。USB入力時のハイレゾ再生はリニアPCM 768kHz/DSD 512(24.6/22.6MHz)まで対応する。まさしくiFi audioのコンポーネントらしい尖ったスペックだ。S/PDIF兼光デジタル入力時にも最大リニアPCM 192kHz/24bitまでのハイレゾ再生をカバーするので、ハイレゾDAPやディスクプレーヤーと組み合わせが広がる。
nano iDSDではデータ接続と充電に使うUSB端子が兼用だったが、xDSDでは別途充電専用のmicro USB端子が追加されている。これによって、例えばスマホをUSB接続した状態でもアンプが給電できるので、バッテリー残量に気を取られることもない。内蔵バッテリーの容量は2,200mAhで、フル充電からUSB再生が6時間、S/PDIFなら10時間、さらにBluetooth再生時にも8時間の連続音楽再生が楽しめるという頼もしい仕様だ。
背面にはUSB Type-Aのメス型端子が搭載されている。ここに付属の変換アダプターをつないで、スマホやPCで再生したソースを送り込むのだが、例えばiPhoneはパッケージに付属するLightning変換アダプターを介してシンプルに接続できるようになった。ただ、パソコンにつなぐ場合は間にUSB OTGケーブルが必要だ。
フロントパネルの真ん中にレイアウトされている電源ボタンは、ボリュームノブの役割を兼用している。ボタンに搭載したLEDランプはボリュームの設定値に合わせて色が変わる。電源を立ち上げる際に長押しすると、接続モードがデジタル有線の緑色からBluetoothワイヤレスの青色に切り替わったことを知らせてくれる。Bluetoothのオーディオコーデックは、高音質・低レイテンシー性能を誇るaptX対応だ。
xDSDを満喫するための旅支度として、本体に付属するアイテムの中からLightning変換アダプター、USB OTGケーブルとキャリングポーチ、スマホと重ねて束ねるためのゴムバンドを用意した。メインで使うイヤホンにはRHAの「CL1 Ceramic」を持参。インピーダンスが150Ωもあるイヤホンなので、xDSDのようなパワフルなヘッドホンアンプのパフォーマンスを知るには最良のパートナーになると期待した。Macでのリスニングも楽しめるようにUSBケーブルもスーツケースに詰め込んだ。xDSDの充電には、Androidスマホなど色んなデバイスも採用するmicroUSBケーブルが使えるので便利だ。
次ページ「xDSD」を連れて中国出張、手軽にハイレゾを楽しむ