ハイレベルな純正レンズが目白押し!
パナソニック「LUMIX DC-S1R」レビュー。Sシリーズレンズで深まる「システム」としての魅力
■「LUMIX S PRO 16-35mm F4」
「LUMIX S PRO 16-35mm F4」(190,000円/税抜)は、12月25日に発売が予定される最新レンズ。Sシリーズ初の広角ズームということで待ち望んでいた人も多いだろう。開放値がF4に抑えられていることもあって、重さはちょうど500gと比較的小型軽量に作られている。
レンズ交換式カメラの主流が一眼レフからミラーレスへと移行するにあたり、ミラーレス化のメリットのひとつとしてレンズの小型軽量化が謳われているが、実際は高画素化に耐えうる高い光学性能を持たせなければならないこともあって、一眼レフ用レンズよりもむしろ大きくなるケースも珍しくない。
その中で、本レンズの小型軽量さには正直ほっとする。ズームリングの回転トルクを含め、ハンドリングは快適で操作性は文句ない。
描写は画面中央から周辺部まで均質な像質で、解像性能は絞り開放からとても優秀。現代の広角レンズらしくクリアでヌケが良い、目の覚めるようなメリハリのある写りが特長だ。歪曲収差もほとんど感じられない。