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「NCF Boosterシリーズ」新製品の使いこなし検証

【AAEx2020受賞】フルテック「NCF Booster-Brace」と「NCF Booster-Signal-L」をアナログ周りで聴く

公開日 2019/12/19 14:38 石原 俊
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フルテック「NCF Boosterシリーズ」は、不安定になりがちな端子周りを見直し、強化するオーディオアクセサリー。その幅広い応用性と画期的な改善効果は、オーディオファイルにとどまらず、高音質ソフトの制作現場でも重用される注目製品として世界的な大ヒット製品となっている。今般、低い位置へ対応して価格も手頃とした「NCF Booster-Signal-L」と、電源プラグ周りをクオリティアップする新しいジャンルの「NCF Booster-Brace」も加わり、さらに応用性と効果の幅を広げた。期待の2つのニューアイテムについて、特に敏感な伝送系といえるアナログ周りで、クオリティアップの度合いを検証してみる。

フルテックの「NCF Booster-Signal-L」(左、14,800円・税抜)と、「NCF Booster-Brace」(右、19,800円・税抜)

我が家でも注目すべき効果のフルテック「NCF Boosterシリーズ」

フルテックが「NCF Boosterシリーズ」の製品群に2種類のニューモデル、「NCF Booster-Signal-L」と「NCF Booster-Brace」を発売した。一連のNCF Booster系のモデルは、その効果の大きさと拡張性の高さゆえ、昨今、人気が非常に高い。筆者も「NCF Booster-Signal」(19,800円・税抜)を自宅のパワーアンプの電源入力コネクターの固定に活用しており、その絶大な効果に日々驚きを新たにしている。

基本的なことだが、ケーブルやコネクターは機器の動作時に共振する。電源ケーブルは50/60Hzの交流を、アナログ信号ケーブルはさまざまな周波数の音声信号を、デジタルケーブルは高次のサンプリング周波数を、それぞれ扱うからである。

オーディオの現場においては、再生音による影響も大きい。特に微弱な信号を扱うフォノケーブルは、再生音による振動によって動作にかなりのダメージを受けているはずだ。これらの共振を取り去るために考案されたのが、NCF Booster系のアクセサリーである。

次ページ使用箇所をさらに拡大する2種類の新製品が登場

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