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これぞ新時代のホームオーディオ!Shanling「EM5」が魅せる、新たなオーディオの楽しみ方

公開日 2021/12/16 06:30 土方久明
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音楽データやストリーミング配信サービスの登場によって、我々は音楽リスニングの新しい再生手段を得た。これらデジタルソースの登場によって、機材の大きさや形にとらわれず、CDフォーマット以上の高音質再生まで可能になったのだ。

今回ご紹介するのは、そんな新時代のホームオーディオの1つを形作る「デスクトップ・ミュージックセンター」を称する存在、Shanlingの「EM5」である。

Shanling「EM5」¥OPEN(予想実売価格:税込11万円前後)

Shanlingは、ポータブルファンに広く知られるブランドだ。創業は1988年で、元々は据え置き型タイプのオーディオ機器のメーカーとして設立されたが、近年のポータブルオーディオの活況に合わせるべく、最近ではDAPやイヤホンを発売して好評を得ていた。

EM5はそんなShanlingが自分たちの原点に立ち戻り、同時に新たなユーザーを開拓するために開発した一体型のオーディオ機器なのである。

スマホのように操作できる “新しいオーディオ機器”

EM5はデスクトップ・ミュージックセンターという名のとおり、ハイレゾを始めとするデジタルファイル、ストリーミングなど、広範囲なソースに対応できるプレーヤー機能に対応する。さらに、XLRによるオーディオ出力や強力なヘッドホンアンプも搭載の、スタンドアローンで動くオーディオ機器だ。

つまり、あとはアンプとスピーカーを用意するだけで再生環境を構築することが可能。面倒なセットアップや接続を行わず、自分自身の音楽ライブラリやストリーミングサービスを簡単に楽しめる。

面倒な外部機器やアプリを使う必要がないため、簡単に使うことができる

もちろん、このような一体型オーディオ製品は他にもある。しかし僕が斬新だなと思ったのは、本機はシステムに、Android OSベースのカスタムOSを採用すること。据え置きオーディオシステムでありながら、スマホなどのスマートデバイスと同じような感覚で使えるのだ。

本体サイズは188W×55H×238Dmm。シャーシの天井部にはまるでスマートフォンを埋め込んだような、4.7インチのタッチ対応のディスプレイが埋め込まれており、ディスプレイのタッチ操作で音楽選択や再生、細かな設定が行える。

入出力インターフェイスも充実しており、筐体の正面には6.35mmシングルエンド、XLR 4pinバランス、4.4mmバランスといった3種類のヘッドホン端子を搭載する。そのほか背面には、XLRバランス/RCAアンバランスのアナログ出力、同軸デジタル/光デジタル入出力、USB-B端子、USB-A端子、LAN端子まで備えているなど、文句のつけようがない豊富さだ。

豊富なインターフェースを装備

また、本体裏面にあるUSB端子には、外付けハードディスクやUSBメモリが接続可能。側面に備わるスロットにはmicroSDカードのスロットもあるので、膨大な音楽データであっても容量を気にせずに利用できる。ここで留意したいのが、設定画面を見るとEM5本体には32GBの保存領域があるが、この領域はシステム用で音声ファイルは保存できないこと。またシステムはAndroid OSベースだと先に触れたが、スマホのようにアプリの追加はできない。

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