【PR】これ1台で広範囲なソースに対応
これぞ新時代のホームオーディオ!Shanling「EM5」が魅せる、新たなオーディオの楽しみ方
■ニアフィールドリスニング&ヘッドホン接続でデスクトップ環境も活躍
次に、アンプ内蔵アクティブスピーカーのエアパルス「A80」を、RCAインターコネクトケーブルでEM5に直結してデスクトップ環境をイメージ。改めてアデルを再生したが、これが良い塩梅なのだ。
A80はホーンロードとリボントゥイーターによるマニアックさで、今までアクティブスピーカーに否定的だったオーディオファイルの考えを変えてくれたモデルだが、もちろん何かしらのソース機器は必要だった。そこにコンパクトなEM5を投入したことで、広範囲なデジタルソースに対応するデスクトップシステムが構築できてしまった。
音質については勢いが良く、高解像度志向で飛び出しの良い音。Amazon Musicから様々な楽曲をどんどん再生して、音楽を楽しみ尽くすことができる。また、デスクトップだとすぐに手を伸ばせば本体で操作ができるという、EM5のアドバンテージがより生きてくるのだ。これは楽しい。
最後にヘッドホンのテストとして、ゼンハイザー「HD800」を接続。ソース機器は筆者所有のMacBook ProをトランスポートとしてUSBケーブルで結び、「ミスティ」(DSD11.2MHz)を再生した。
上下の帯域レンジ、SN比、ダイナミックレンジ、本質的な音の良さがしっかりと伝わる再生音で、ピアノとの距離感も適切。ベースはダンピングが効いており、ヘッドホンアンプ部の駆動力の高さを実感する。
いかがだったたろうか。EM5は卓上に載せるヘッドホンアンプのようにも見えるが、実のところは、ソース機器まで内封した新しいジャンルのオーディオ製品である。オーディオ業界で着実な成果を出してきたShanlingが、その技術をフルに活用して完成させた、大変斬新なプロダクトだという印象をもった。
試聴していてふと気が付いたのは、ローカルファイルを再生するとディスプレイに表示されるアナログ式のVUメーター。小さいギミックだが、音楽を再生している気持ちを高めるのに一役買ってくれる。こういった細かいポイントもオーディオ好きには嬉しい。
また、スタンドアローンなので本機1台で完結できるところと、Amazon Musicのハイレゾ再生を使えることも高ポイントだ。本機だけで操作が完結するメリットは大きく、セッティングも簡単なため、これならネットワークオーディオに慣れないユーザーでも安心だろう。
そのため、これからスピーカー再生にもチャレンジしたいポータブルファンや、すでに本格的なオーディオシステムを持っているが、アプリ操作に少し抵抗のあるベテランオーディオファイルにも安心してお勧めできる、大変存在価値の高いプロダクトだと断言できる。素晴らしい製品を作ってくれたものだ。
(提供:株式会社MUSIN)