PRDGPイメージングアワード2024金賞&受賞モデルを一挙に紹介!
個性際立つ実力派が揃い踏み!ASUS「ProArt Display」一斉レビュー
ASUSのクリエイター向けブランド「ProArt」には、現在、プロの映像制作用ハイエンドモニターから、4Kモバイルモニターまで、実に幅広いPCモニターがラインナップされているが、いずれも厳密で正確な表示品質を重視した本格派だ。
全製品、出荷時にきちんとハードウェアキャリブレーションが施されており、モニター表示が標準的な色やコントラストに調整されているため、PCと接続して用途に応じたカラープロファイルを選ぶだけで、安心して使用できる。
今秋発表されたDGPイメージングアワード2024においても、その実力が高く評価され、27型4K解像度の「ProArt Display PA279CRV」が「PCディスプレイ<4K/エントリー>」部門で2期連続となる金賞を受賞。32型ミニLED搭載のハイエンドモデル「ProArt Display PA32UCXR」がPCディスプレイ<4K/ハイクラス>部門で金賞に選ばれた。
さらに、4K解像度のポータブルモニター「ProArt Display PA169CDV」が新設されたPCディスプレイ<ポータブル>部門で金賞。アスペクト比21対9の34.1型湾曲モニター「ProArt Display PA34VCNV」がPCディスプレイ<スタンダード>部門で受賞に輝くなど、多数の製品がプロお墨付きの製品として選出される結果となった。
今回は、そんなDGPイメージングアワード2024受賞モデルの実力を改めて体感すべく、2期連続金賞となる「ProArt Display PA279CRV」を除く、新規受賞3モデルを一斉に試用。個性溢れるそれぞれの実力と魅力をお届けしよう。
なお、 ProArt Display PA279CRVのレビューは「DGPイメージングアワード2023」金賞受賞の際に公開しているので、そちらも併せてご確認いただければ幸いだ。
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ProArt Displayの中でも、プロの映像制作向けモデルとなる32型4K解像度の「ProArt Display PA32UCXR」。2304分割のローカルディミングを備えたミニLEDバックライトを採用し、100万対1の卓越したコントラスト比を実現している。
また、色域カバー率はsRGBが100%、Adobe RGBが99%、DCI-P3が97%と、きわめて広い範囲をカバー。さらに測色機も内蔵しているため、本機単体でのハードウェアキャリブレーションにも対応。持続輝度も1000ニットを達成しており、Dolby VisionやHDR10といった本格的なHDR映像フォーマットの表示も実現したハイエンド機だ。
実際に様々な映像を表示してみたが、その実力はまさにプロ品質。ミニLEDバックライトのローカルディミングがうまく制御されており、極めて高いコントラストが印象的。白の冴えと黒の締まりが格段に違い、実に透明感のある映像表示を実現している。
また、32型の大画面ながらも、画面内の均一性(ユニフォミティ)も高く、画面内のどの部分でも同じ再現性が得られる点も実に安心感がある。モニターの表面処理についても、反射がよく抑えられており、明るい部屋でも黒の締まりがいい。
もちろん出荷時キャリブレーションによって、デルタEは1以下(肉眼では違いを認識しにくい)に抑えられており、表示も自然でニュートラル。自動キャリブレーション機能を使えば、経年による色変化も自動調整できるため、正確な画面表示を長期間にわたり手間なく維持できるだろう。
性能も機能も惜しみなく投入されたハイエンドモデルだけに実売価格も高価ではあるが、プロの映像制作現場でも十分に使える、価格を超える実力を備えたProArt Displayのフラグシップと呼ぶに相応しいモデルだろう。
全製品、出荷時にきちんとハードウェアキャリブレーションが施されており、モニター表示が標準的な色やコントラストに調整されているため、PCと接続して用途に応じたカラープロファイルを選ぶだけで、安心して使用できる。
今秋発表されたDGPイメージングアワード2024においても、その実力が高く評価され、27型4K解像度の「ProArt Display PA279CRV」が「PCディスプレイ<4K/エントリー>」部門で2期連続となる金賞を受賞。32型ミニLED搭載のハイエンドモデル「ProArt Display PA32UCXR」がPCディスプレイ<4K/ハイクラス>部門で金賞に選ばれた。
さらに、4K解像度のポータブルモニター「ProArt Display PA169CDV」が新設されたPCディスプレイ<ポータブル>部門で金賞。アスペクト比21対9の34.1型湾曲モニター「ProArt Display PA34VCNV」がPCディスプレイ<スタンダード>部門で受賞に輝くなど、多数の製品がプロお墨付きの製品として選出される結果となった。
今回は、そんなDGPイメージングアワード2024受賞モデルの実力を改めて体感すべく、2期連続金賞となる「ProArt Display PA279CRV」を除く、新規受賞3モデルを一斉に試用。個性溢れるそれぞれの実力と魅力をお届けしよう。
なお、 ProArt Display PA279CRVのレビューは「DGPイメージングアワード2023」金賞受賞の際に公開しているので、そちらも併せてご確認いただければ幸いだ。
■ProArt Display PA32UCXR
ProArt Displayの中でも、プロの映像制作向けモデルとなる32型4K解像度の「ProArt Display PA32UCXR」。2304分割のローカルディミングを備えたミニLEDバックライトを採用し、100万対1の卓越したコントラスト比を実現している。
また、色域カバー率はsRGBが100%、Adobe RGBが99%、DCI-P3が97%と、きわめて広い範囲をカバー。さらに測色機も内蔵しているため、本機単体でのハードウェアキャリブレーションにも対応。持続輝度も1000ニットを達成しており、Dolby VisionやHDR10といった本格的なHDR映像フォーマットの表示も実現したハイエンド機だ。
実際に様々な映像を表示してみたが、その実力はまさにプロ品質。ミニLEDバックライトのローカルディミングがうまく制御されており、極めて高いコントラストが印象的。白の冴えと黒の締まりが格段に違い、実に透明感のある映像表示を実現している。
また、32型の大画面ながらも、画面内の均一性(ユニフォミティ)も高く、画面内のどの部分でも同じ再現性が得られる点も実に安心感がある。モニターの表面処理についても、反射がよく抑えられており、明るい部屋でも黒の締まりがいい。
もちろん出荷時キャリブレーションによって、デルタEは1以下(肉眼では違いを認識しにくい)に抑えられており、表示も自然でニュートラル。自動キャリブレーション機能を使えば、経年による色変化も自動調整できるため、正確な画面表示を長期間にわたり手間なく維持できるだろう。
性能も機能も惜しみなく投入されたハイエンドモデルだけに実売価格も高価ではあるが、プロの映像制作現場でも十分に使える、価格を超える実力を備えたProArt Displayのフラグシップと呼ぶに相応しいモデルだろう。
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