ここ数年、BSデジタル放送や2003年12月からスタートする地上波デジタル放送とも絡んで、家庭用AV機器の環境は大きく変化してきた。とくにBSデジタル放送が始まるやディスプレイのハイビジョン化はどんどん進み、その美しい映像は一度見れば忘れられないものとなった。しかし、それはあくまで放送局から流されている映像の話であって、その映像を自ら撮影しようと思っても、そのためには放送局が使っている一台1000万円〜数千万円はするという放送業務用カメラを使うしかなかった。つまり、これまでハイビジョン映像は、事実上、放送局が流すBSデジタル放送を見るだけのものでしかなかったのだ。
しかし、ビクターが開発した新しいビデオカメラによって、ハイビジョン映像を「自
分で撮る」時代が幕を上げた。それが世界初の民生用デジタルハイビジョンビデオカ
メラ、「GR-HD1」である。
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