新製品批評
Phile-web >> 製品批評 >> Victor Digital Hi-Vision Movie「GR-HD1」

第3回 「GR-HD1」使用レポート 〜編集編〜
2. HD1の持つ様々な可能性

HD1で撮影した映像を保存するもう一つの方法がD-VHSデッキを使ってコピーするものだ。HD1とD-VHSデッキをi.LINK経由で接続することで、ハイビジョン映像のままデジタルコピーが可能になるのだ。素材をまるごとコピーしてもいいし、コピーする際に必要な部分だけのカット編集を行ってもいい。もちろん、この方法ではあくまで大まかな編集にとどまるが、従来からなじみのある編集方法としてわかりやすさは抜群だ。

ただ、この場合、どのD-VHSデッキでも大丈夫というわけではないことを憶えておく必要がある。HDデコーダーを搭載したモデルであれば、記録したテープをデッキ単体で再生することはできるが、これが非搭載だとそうはいかないということだ。もっとも、現段階でHDデコーダーを搭載しているD-VHSデッキはビクターが発売する製品のみなので、これからHD1との組み合わせを考えて購入するのであればHM-DHX1を選択するのが賢明だろう。

iLINK接続端子
i.LINK接続端子は、液晶モニタを開くと現れる

HM-DHX1

このように、D-VHSデッキ一つをとっても、すべてがリンクするようにネットワークづくりがなされているのもビクターならではの魅力だ。HD1を使って撮影する際には、ハイビジョン映像としての心がけが必要となるが、そうして獲得した映像はまさに感動の世界。ビクターはハイビジョンの情報を余すことなく伝えるプラズマTVもラインナップしており、ハイビジョン映像の観る/録る/創るの三拍子がすべてラインナップしている唯一のメーカーでもある。大画面映像が身近な存在となった今だからこそ、ハイビジョン映像の魅力に触れてみてはいかがだろうか。

関連ページへのリンク
ビクター「GR-HD1」詳細ページ http://www.jvc-victor.co.jp/dvmain/gr-hd1/
ビクター「プラズマテレビ」ラインナップ http://www.jvc-victor.co.jp/tv/
ビクター「D-VHSレコーダー」ラインナップ http://www.jvc-victor.co.jp/video/dvhs/

「GR-HD1」を使いこなす(TOP)
第1回 1. Hi-Visionとは
2. 「GR-HD1」概要
3. 「ビクターハイビジョンワールド」
 ■ハイビジョン [用語解説]
第2回 1. ハイビジョン映像を「撮る」
2. 「HD1」徹底画質評価
第3回 1. 専用ソフトで作品を創る
2. HD1の持つ様々な可能性