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製品批評
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Victor Digital Hi-Vision Movie「GR-HD1」
第1回
「GR-HD1」で広がるビクターハイビジョンワールド
3. ビクターハイビジョンワールド
ハイビジョン撮影を家庭用ビデオカメラで初めて実現したGR-HD1だが、これを作ったのがビクターというのは実に興味深い。なぜなら、過去にMUSE方式に対応したアナログ方式のハイビジョンVTRとして「W-VHS」を開発したのもビクターであったし、BSデジタルに進化した後も「D-VHS」によって素早く対応を図っていたのもビクターだったからだ。これらはすべて家庭用として開発されたものだし、それを考慮すれば、今回、ハイビジョン用ビデオカメラをビクターがいち早く家庭用として導入したのも自然な流れだったのかもしれない。
なかでもD-VHSとの組み合わせは、撮影したハイビジョン映像を記録・保存しておくという意味でも大きな意義がある。今でこそ、ブルーレイ方式ディスクレコーダーが登場したけれども、より手軽にハイビジョン映像を記録しておけるメディアは今なおD-VHSをおいて他に存在しないからだ。しかもD-VHSが画質劣化のないストリーム記録を採用していることは、貴重な映像を保存するという意味でも大きなメリットとなる。
ハイビジョンワールドを広げる製品
「観る」
プラズマテレビ
「EXE(エグゼ)」
「録る」
D-VHSデジタルハイビジョンビデオ
「創る」
デジタルハイビジョンビデオカメラ
「GR-HD1」
また、HD1で撮影した720/30pのハイビジョン映像を再生するディスプレイにも、ビクターがラインナップしているプラズマディスプレイが活躍する。ハイビジョン映像には1080iの高精細なフォーマットもあるが、現段階ではこれをフルに再生できるだけの能力を持つプラズマディスプレイは存在していない。その状況を考えれば、HD1がハイビジョン映像として無理をせずに720/30pを選択したのは正解だったのかもしれない。ハイビジョン映像を単に見るだけでなく、ビデオカメラである「GR-HD1」で自らが撮影を行い、その映像をVTRとしての「D-VHS」保存し、さらに750pがフルで再生できる「プラズマディスプレイ」によって再生まで行える。ビクターはこの3つの連携による『デジタル・ハイビジョンワールド』を構築できる唯一のメーカーなのだ。
「GR-HD1」を使いこなす(TOP)
第1回
1.
Hi-Visionとは
2.
「GR-HD1」概要
3.
「ビクターハイビジョンワールド」
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ハイビジョン [用語解説]
第2回
1.
ハイビジョン映像を「撮る」
2.
「HD1」徹底画質評価
第3回
1.
専用ソフトで作品を創る
2.
HD1の持つ様々な可能性