<山本敦のAV進化論 第67回>
もうすぐ開催「IFA2015」でなにが発表される? イベントのみどころをチェック!
ベイヤーダイナミックについては、先頃フラグシップモデルの「T1 2nd Generation」(関連ニュース)が発表され、日本での先行発売が決まっている。現地での出展も注目されるだろう。Astell&Kernとのコラボモデルであるテスラ技術搭載のイヤホン「AK T8iE」もIFAでの展示がワールドプレミアになる。
今年のCESでGibsonが発表したハイエンド・ヘッドホン「Les Paul」と「SG」の完成品も会場に並ぶ予定だ。今年のIFAで見かけた旬なヘッドホン・イヤホンについては筆者も速報インプレッションをお届けしたいと思う。
■IFA2015はデジタルイメージング製品の当たり年になるか
ドイツでは2年に1度、世界最大の規模で開催されるデジタルカメラ・写真関連のイベント「フォトキナ」が催されている。今年は本イベントが開かれない年なので、カメラやデジタルイメージングのメーカーがIFAに多く参加している。
パナソニックは昨年のIFA2014で、4K/60p撮影に対応した初のコンシューマー向け4Kムービーカメラ「HC-X1000」を発表した。今年もHDR対応の4KテレビやUltra HD Blu-rayと合わせて、4Kを「撮って、見る」までのトータルソリューションを強化すべく、ビデオカメラやデジタルカメラの新しいラインナップを発表する可能性もあるだろう。
日本のデジタルカメラのブランドはニコン、シグマ、リコーが今年のIFAに参加するようだ。特に2013年のIFAで360度の全天球撮影ができるデジタルカメラ「RICOH THETA」を世界初公開したリコーは、今年も9月3日にプレスカンファレンスを実施し、グーグルのゲストスピーカーも招いてGoogleマップと連動した新しい楽しみ方を提案するというから楽しみだ。
■ソニーのフラグシップスマホ「Zシリーズ」は出てくるのか?スマートウォッチも充実しそう
近年のIFAを取材してきて、筆者が最も大きな変化を感じているのは、IT・モバイル出展が賑わっていることだ。これらカテゴリーでは、ソニーとLG、サムスン以外にもhtcやHuawei、Acer、LENOVOなどの有名ブランドがIFAに参加している。今年はマイクロソフトが初めてIFAにブースを出し、バイスプレジデントのNick Parker氏がキーノートスピーチを行う。ASUSやHuawei、サムスンはIFAプレスカンファレンスの期間中となる2日・3日にメッセ・ベルリンの会場外で大規模な新製品発表会イベントを開催するようだ。