公開日 2012/12/25 12:00
REGZAのクラウドサービス “TimeOn” ー 開発者に聞く「進化するクラウド」構想
スペシャルインタビュー
東芝は10月下旬、液晶テレビ“レグザ”の新製品「Z7/J7」シリーズを発売するとともに、両モデルで利用できるテレビ向けクラウドサービス「TimeOn」をスタートさせた。またAndroidタブレットで利用できるアプリも矢継ぎ早に投入するなど、「TimeOn」に関連するサービスや、テレビ/レコーダー製品の録画機能の充実も図っている。
今回は東芝が提供するテレビ向けクラウドサービス、および対応アプリの開発陣に、サービスやアプリが構想・開発された経緯と、今後の進化のロードマップについてお話を聞いた。
なお、今回のインタビューに対応いただいたのは、(株)東芝 デジタルプロダクツ&サービス社にてTimeOnやアプリのサービス全体を統括する商品統括部 プロダクト&ソーシャル・インターフェース部 部長の片岡秀夫氏、商品企画を担当する商品統括部 プロダクト&ソーシャル・インターフェース部 PSIF第一担当 参事の坪井創吾氏、サーバーに関わる開発・運用を担当するプラットフォーム&ソリューション開発センター プラットフォーム&ソリューション開発第五部 第二担当 主務の鈴木信幸氏、アプリケーション担当であるプラットフォーム&ソリューション開発センター プラットフォーム&ソリューション開発第五部 第一担当の高橋庸介氏の4名だ。
「RZ番組ナビ」アプリに搭載された便利な機能
東芝は11月9日から新アプリ「RZ番組ナビ for Android Tablet」(以下:RZ番組ナビ)を、Google Playにて無償で公開している。アプリでは最新モデル「Z7」「J7」をはじめとしたテレビ“レグザ”シリーズの対応機種、および“レグザサーバー”「DBR-M190/M180」との組み合わせで、快適なテレビ視聴のためのコンテンツ情報や、Androidタブレットと連携した機能を提供している。
テレビ放送、および一部VODのコンテンツ視聴を一元化して管理できるアプリ「RZ番組ナビ」は、東芝のテレビ向けクラウドサービス「TimeOn」や、東芝が従来から提供するネット系サービスとどう関連しているのか。まずは「RZ番組ナビ」の開発背景から話を伺った。
「RZ番組ナビ」には、レグザ/レグザサーバーと連動する番組表機能が搭載されている。この番組表機能は、地上/BS/110度CSデジタルと、スカパー!の1週間分のテレビ番組表をタブレットの画面上に表示し、タッチ操作で参照したい情報にアクセスできる快適な操作性を実現している。「番組表アプリとして、まずはスムーズな動作を実現することにこだわりました」と東芝の坪井氏が語るように、専用サーバーからデータを取得する際の読み込みなども、ストレスを感じさせないよう作り込まれている。その機敏な動きは、筆者も実際にアプリを使って確認することができた。なお東芝で動作確認を行っている機種は“レグザ タブレット”シリーズのAT830/AT700/AT570/AT500/AT3S0/AT300となるが、実際はAndroid 3.1/3.2/4.0/4.1/4.2.1であれば動作機種を限定せずにAndroidタブレットで利用できるようだ。
地上デジタルと一部のBSデジタルの番組については出演者情報の検索が行え、「Yahoo!検索(人物)」と連動した出演者プロフィールの参照にも対応する。検索結果表示と番組情報表示との間の往来もスムーズに行えるほか、レグザやレグザサーバーの対応機との組み合わせでは、検索した番組情報を見ながら、タブレットから録画予約を行うこともできる。
「RZ番組ナビ」ではさらに、対応機器の予約リスト管理や、全国の対応機器ユーザーの“予約データ”を集約した「予約ランキング」からの録画予約にも対応した。東芝が同社の録画機器向けに2005年から提供している「おすすめサービス」とも連動しており、対応機器を所有するユーザーから人気を集めている番組の傾向を参照しながら、魅力的な番組を発見できるというものだ。「“RZ番組ナビ”ではランキングデータを家庭内ネットワークに接続された録画機器だけでなく、クラウドから取得することができますので、モバイル利用時にもサービスをご利用いただけます」(片岡氏)
「おすすめサービス」の実データは東芝が設けるサーバー上に存在し、機器を特定した予約情報の管理にも利用できる仕組みという。そのため、機器ごとにユーザーが録画予約している番組を参照するといった使い方も可能になる。なお、リモート録画予約は東芝のレコーダー「RDシリーズ」から継承した、Eメールによる遠隔操作を利用する。
ちなみに、東芝のレグザ/レグザブルーレイの対応機種を所有していないユーザーであっても「RZ番組ナビ」を、Androidの対応OS搭載機種にインストールすれば「テレビ番組表」や後述のVOD参照、コンテンツ横断検索が利用できる。対応機器を持っていなくても、番組表から関連する出演者情報をたどったり、連続ドラマや新着番組を確認できるので、これはこれとして無料でダウンロードして使えるのであれば、お得感はかなり高いと言えるだろう。
「RZ番組ナビ」では放送だけでなく「VOD」もTSUTAYA TVとU-NEXTのコンテンツ情報が参照でき、キーワードとジャンルによる検索にも対応する。さらに放送とVODの横断検索も可能だ。
今回は東芝が提供するテレビ向けクラウドサービス、および対応アプリの開発陣に、サービスやアプリが構想・開発された経緯と、今後の進化のロードマップについてお話を聞いた。
なお、今回のインタビューに対応いただいたのは、(株)東芝 デジタルプロダクツ&サービス社にてTimeOnやアプリのサービス全体を統括する商品統括部 プロダクト&ソーシャル・インターフェース部 部長の片岡秀夫氏、商品企画を担当する商品統括部 プロダクト&ソーシャル・インターフェース部 PSIF第一担当 参事の坪井創吾氏、サーバーに関わる開発・運用を担当するプラットフォーム&ソリューション開発センター プラットフォーム&ソリューション開発第五部 第二担当 主務の鈴木信幸氏、アプリケーション担当であるプラットフォーム&ソリューション開発センター プラットフォーム&ソリューション開発第五部 第一担当の高橋庸介氏の4名だ。
「RZ番組ナビ」アプリに搭載された便利な機能
東芝は11月9日から新アプリ「RZ番組ナビ for Android Tablet」(以下:RZ番組ナビ)を、Google Playにて無償で公開している。アプリでは最新モデル「Z7」「J7」をはじめとしたテレビ“レグザ”シリーズの対応機種、および“レグザサーバー”「DBR-M190/M180」との組み合わせで、快適なテレビ視聴のためのコンテンツ情報や、Androidタブレットと連携した機能を提供している。
テレビ放送、および一部VODのコンテンツ視聴を一元化して管理できるアプリ「RZ番組ナビ」は、東芝のテレビ向けクラウドサービス「TimeOn」や、東芝が従来から提供するネット系サービスとどう関連しているのか。まずは「RZ番組ナビ」の開発背景から話を伺った。
「RZ番組ナビ」には、レグザ/レグザサーバーと連動する番組表機能が搭載されている。この番組表機能は、地上/BS/110度CSデジタルと、スカパー!の1週間分のテレビ番組表をタブレットの画面上に表示し、タッチ操作で参照したい情報にアクセスできる快適な操作性を実現している。「番組表アプリとして、まずはスムーズな動作を実現することにこだわりました」と東芝の坪井氏が語るように、専用サーバーからデータを取得する際の読み込みなども、ストレスを感じさせないよう作り込まれている。その機敏な動きは、筆者も実際にアプリを使って確認することができた。なお東芝で動作確認を行っている機種は“レグザ タブレット”シリーズのAT830/AT700/AT570/AT500/AT3S0/AT300となるが、実際はAndroid 3.1/3.2/4.0/4.1/4.2.1であれば動作機種を限定せずにAndroidタブレットで利用できるようだ。
地上デジタルと一部のBSデジタルの番組については出演者情報の検索が行え、「Yahoo!検索(人物)」と連動した出演者プロフィールの参照にも対応する。検索結果表示と番組情報表示との間の往来もスムーズに行えるほか、レグザやレグザサーバーの対応機との組み合わせでは、検索した番組情報を見ながら、タブレットから録画予約を行うこともできる。
「RZ番組ナビ」ではさらに、対応機器の予約リスト管理や、全国の対応機器ユーザーの“予約データ”を集約した「予約ランキング」からの録画予約にも対応した。東芝が同社の録画機器向けに2005年から提供している「おすすめサービス」とも連動しており、対応機器を所有するユーザーから人気を集めている番組の傾向を参照しながら、魅力的な番組を発見できるというものだ。「“RZ番組ナビ”ではランキングデータを家庭内ネットワークに接続された録画機器だけでなく、クラウドから取得することができますので、モバイル利用時にもサービスをご利用いただけます」(片岡氏)
「おすすめサービス」の実データは東芝が設けるサーバー上に存在し、機器を特定した予約情報の管理にも利用できる仕組みという。そのため、機器ごとにユーザーが録画予約している番組を参照するといった使い方も可能になる。なお、リモート録画予約は東芝のレコーダー「RDシリーズ」から継承した、Eメールによる遠隔操作を利用する。
ちなみに、東芝のレグザ/レグザブルーレイの対応機種を所有していないユーザーであっても「RZ番組ナビ」を、Androidの対応OS搭載機種にインストールすれば「テレビ番組表」や後述のVOD参照、コンテンツ横断検索が利用できる。対応機器を持っていなくても、番組表から関連する出演者情報をたどったり、連続ドラマや新着番組を確認できるので、これはこれとして無料でダウンロードして使えるのであれば、お得感はかなり高いと言えるだろう。
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