公開日 2002/03/22 18:52
マランツからSACDおよびDVDオーディオに対応したセパレートアンプが登場
(左)SC-7S1(右)MA-9S1 |
まずはステレオコントロールアンプ・SC-7S1の特徴であるが、驚異的なチャンネルセパレーションを実現していることが挙げられる。SACDやDVDオーディオの膨大な情報量を欠落、変質させることなくパワーアンプに伝えるためにフルバランス構成の2chコントロールアンプとして開発。新方式のボリュームコントロール回路とあいまって20kHzにおいても100dB以上というチャンネルセパレーションを実現。また、本機を複数台連動コントロールすることにより、最新のマルチチャンネルにも対応している。
一方、モノラルパワーアンプ・MA-9S1の特徴は、瞬時電流供給能力を向上させている点にある。同じパワースペックを持ったアンプでも瞬時電流供給能力の違いにより、スピーカードライブ能力はまったく異なってくるが、本機はパワーアンプ回路や電源、給電ライン等を徹底的に見直し、従来の約3倍(同社SM-5比)の瞬時電流供給能力を実現している。さらに、フルバランス・モノブロック・パワーアンプを採用。パワーアンプの増幅回路をフルバランス構成のボルテージアンプ(電圧増幅回路)23dB/パワーバッファーアンプ(電力増幅回路)6dBの2アンプ構成とし、これにより強力な磁気回路を持ったスピーカーからの逆起電力による影響を最小限に抑えることが可能になった。(AVレビュー編集部)
- ブランドMARANTZ
- 型番SC-7S1
- 発売日4月下旬
- 価格\700,000
【SPEC】】●定格出力(20〜20kHz):1.7V(BALANCED)、1.7V(UNBALANCED) ●最大出力(20〜20kHz):13.5V(BALANCED)、13.5V(UNBALANCED) ●全高調波歪率(20〜20kHz):0.0015%(BALANCED)、0.003%(UNBALANCED) ●周波数特性(+0/-3dB):3~150kHz(BALANCED)、3~150kHz(UNBALANCED) ●入力感度/入力インピーダンス:420mV/20kΩ(BALANCED)、420mV/20kΩ(UNBALANCED) ●出力インピーダンス:220Ω(BALANCED)、220Ω(UNBALANCED) ●S/N(IHF-Aネットワーク):103dB(BALANCED)、105dB(UNBALANCED) ●チャンネルセパレーション(20kHz):100dB以上(BALANCED)、100dB以上(UNBALANCED) ●消費電力:18W ●外形寸法:459W×136H×441Dmm ●質量:21kg
- ブランドMARANTZ
- 型番MA-9S1
- 発売日4月下旬
- 価格\650,000
●定格出力(20〜20kHz):300W(8Ω負荷)、600W(4Ω負荷) ●全高調波歪率(20〜20kHz、8Ω):0.01% ●出力帯域幅(8Ω負荷、0.05%):5~55kHz ●周波数特性(1W、8Ω負荷):3~120kHz(+0-3dB) ●ダンピングファクター(20〜20kHz、8Ω):200 ●入力感度/入力インピーダンス:1.7V/20kΩ(BALANCED)、1.7V/20kΩ(BALANCED) ●S/N(IHF-Aネットワーク):120dB(BALANCED)、120dB(UNBALANCED) ●電圧増幅度:29dB(BALANCED)、29dB(UNBALANCED) ●消費電力:450W、1200W(4Ω定格出力時) ●外形寸法:459W×198H×451Dmm ●質量:35.8kg