• ブランド
    特設サイト
公開日 2006/03/14 13:52

オリジナルのメタル振動板を採用、南ア「VIVID Audio」のハイエンドスピーカーが登場

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

ステラヴォックスジャパン(株)はこの度、南アフリカ共和国の新進オーディオメーカーである「VIVID Audio」の製品取り扱いを開始する。

同ブランドは元 B&Wオリジナル・ノーチラス等の設計者であったLaurence Dickle氏が自身の新しい理想を製品化すべく設立したスピーカーメーカーだ。全製品においてカーボンコンポジットで成形されたエンクロージャーと、メタル振動板を使用した内製オリジナルドライバーを採用するという、個性豊かなブランドだ。


B1
その第1段の製品としてスピーカーシステム「B1」が3月に発売される。価格は税込ペアで189万円。

自社開発のオリジナルドライバーユニットはアルミニウムを採用。振動板はコンピューターによるシュミレーションで形状を最適化し、使用帯域内は完全にピストンモーションで動作する。


D26トゥイータードライバー
D26トゥイータードライバーは放射状極性を持つネオジウムマグネットを使用した磁気回路により、漏れ磁束を極小化し、ボイスコイルギャップを通過する磁束を最大化している。有限要素法により磁気回路を最適化し、24Tの磁束密度を実現している。D26の強力なギャップ磁束を支えるための磁正流体は米Ferrotec Corporationとの共同開発による。

ボイスコイルにはエッジワイズに巻いたアルミワーヤーを採用。ギャップ磁束の磁気エネルギーを最大活用し、最大効率で振動板を駆動する。振動系からの背圧は独自のホーンアブソーバーによりスムーズにダンプされ、音響性能的に共振と反射のない理想的なエンクロージャーとして機能させている。ホーンアブソーバー部分とドライバー部分はオーリングによりアイソレートし、どうようにアッセンブリーはオーリングによってエンクロージャーからアイソレートさせ、ドライバーから発生する作用力の影響をなくしている。


D50ミッドレンジドライバー
D50ミッドレンジドライバーは、使用帯域を880Hzから4kHzで設計されているが、その帯域を2オクターブ以上越えた20kHz付近までピストンモーションを保つことができる。放射状極性をもつ希土類マグネットを使用し、ドライバー全体の径を最小限とし、エンクロージャーの巾を狭く、ドライバーとの距離を短くすることが可能になった。また低域特性を拡張するために、空洞のセンターポールを使用している。

振動系の共振周波数が使用周波数帯域を下回るように、振動系背面からの背圧はセンターポールの穴を通って逆エクスポネンシャルホーン形状のホーンアブソーバーで減衰する。段階的な密度を持つファイバーを詰めることにより、共振や反射の影響なしに背圧の減衰を実現する。ドライバーとホーンアブソーバーとエンクロージャーの間のアイソレーションは、各部分にハイ・コンプライアンスゴム状シールを使って確保している。


C125ウーファードライバ
C125ウーファードライバーは、D26やD50と同様、分割振動帯域を極限にまで上げ、再生周波数帯域内でのピストンモーションを確保するため、コンピューター解析で最適形状に設計されたアルミニウム振動板を使用している。大きなセンターキャップを用いてフロントのキャビティ量を減らし、高域周波数のロールオフ特性を高めている。

ショートボイスコイルをロングギャップ内でドライブすることにより、温度に対する安定性を高めている。直径50mmの銅リボンコイル全体がギャップ内に収まることにより大きな熱伝導性示す。また、ショートボイスコイル全体をカバーできるロングギャップにより、大振幅時にもボイスコイル全体に均一な磁束を保つ。

フレームは背面への放射抵抗を最小限にするデザインを採用。ダイカスト・アルミフレームは12本の支柱から構成され、それぞれ3mmの巾とし、スムーズな背面放射を得ている。

またウーファーはオーリングを介してキャビネットからフローティングさせている。前後2つのウーファーは内部で強固に連結することでマウントされており、このフローティングマウント方式により、ウーファーから発生する反作用力を巧みにキャンセルし、キャビネットに及ぼす不要振動を取り除いている。


【問い合わせ先】
ステラヴォックスジャパン(株)
TEL/03-3958-9333

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックを見る
  • ブランドVIVID AUDIO
  • 型番B1
  • 発売日2006年3月
  • 価格¥1,890,000(税込・ペア)
【SPEC】●方式:3 way 4 speaker 背面に1×Bass Driver マウント ●キャビネット:カーボンコンポジット・強化ポリマー樹脂製エンクロージャーキャビネット ●仕上げ:ハイグロス塗装 ●ドライバー:26mm metal dome(D26 Tweeter Driver)50mm metal dome (D50 Mid-range Driver)158mm metal coned driver (C125 Mid-bass Driver) ×2 ●能率:89dB/1W at 1.0m ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数帯域:-6dB 35〜44,000Hz、+/-2dB 39〜41,000Hz ●外形寸法:265W×1095H×420Dmm ●質量38kg


クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX