公開日 2008/05/09 20:51
<ハイエンドショウ>ヘビームーン新ブランドCARAT/ファオン竹スピーカー/逸品館サラウンド試聴
本項では「ハイエンドショウトウキョウ2008スプリング」の会場「Aルーム」から、注目の出展内容をご紹介しよう。ヘビームーンは今年から新しく取り扱いを開始するブランド「CARAT」のコンポーネントを出品した。
■ヘビームーン
新ブランド「CARAT」から出展されたのは、セパレートタイプのオーディオシステムとなるCDプレーヤー「C57」、単体チューナー「T57」、プリメインアンプ「A57」と、一体型のオーディオシステム「I57」。CARATは、同じくヘビームーンが取り扱う「Highland Audio」ブランドを運営する仏INOVADIS社の、アンプ系コンポーネントを中心に手がけるブランド。出展された各製品は、いずれも今回が国内イベントにおける初のお披露目となった。国内登場は今秋頃が予定されており、一体型の「I57」は28万円前後で販売される見込み。手頃な価格でラインナップされる、スタイリッシュな一体型オーディオシステムとして期待が集まる。
PMCからは、本年1月に発表されたマルチチャンネルスピーカーシステムの「iシリーズ」を展示。3ウェイの「OB1i」、2ウェイの「FB1i」「GB1i」は再生デモンストレーションが行われており、ブックシェルフタイプの「DB1i」も展示されている。
CDソースの再生には、BRYSTONから参考出展されたCDプレーヤー「BCD-1」を使用。本機は現在、発売に向けて準備が進められており、価格は40万円前後を予定しているという。今回のイベントでは、同社が取り扱うプロシューマ向けのブランド「Prism Sound」のDAコンバーターをCDプレーヤーに接続し、プリアンプは「BP-26」、パワーアンプは「4B-SST」を組み合わせて再生を行っている。
■ファオン
ファオンのブースでは、ユニークなデザインのスピーカーが目を引く。
「TENAM」は、キャビネットの素材に竹を用いたスピーカー。縦切りした竹繊維をベトナムの伝統工芸技術により集積し、スピーカーの素材として活かしている。
ユニークなのはそのデザインだけではなく、楽器としての音づくりを目指したというコンセプト。柔軟性に富み、不要な共振を吸収するとともに、温かみのある響きが特徴という竹素材の効果もさることながら、ユニット前面だけでなく底面から出る音も倍音成分として活用し、間接音を重視した設計としている。韓国音響社の設計によるユニットは、強力なネオジウムマグネットと6Nボイスコイルにより構成。厳選・調合されたパルプを用いたコーンをパワフルに振動させる。ウーファーと同軸トゥイーターによる2ウェイ構成としている。
本体のカラーバリエーションも豊富に揃える。また今回のイベントでは、本体に漆塗りと螺鈿細工を施したフラグシップモデルも展示している。スピーカーのベース部に同社の小型アンプ「FAONピュアデジタルアンプ」を収納できるモデルや、ベースを密閉構造としたモデルなど、ラインナップも充実している。
■逸品館
今回の逸品館ブースの展示テーマは「サラウンド提案」だ。定価150万円から30万円弱まで、幅広い再生システムのラインナップを組み合わせ、サラウンドのデモ環境を構築する。スピーカーはAIRBOW「IMAGE11/KAI2」、Vienna Acoustics「TG3」、Zingali「1.12」、サブウーファーにAudiopro「B-2.27 Mark2」などが揃う。
ブースにはトゥイーター「CLT3」や、プレーヤー「UX1SE Limited」、アンプ「SR7002 Special」など、AIRBOWブランドの製品が多数取り揃えられた展示が行われている。
(Phile-web編集部)
■ヘビームーン
新ブランド「CARAT」から出展されたのは、セパレートタイプのオーディオシステムとなるCDプレーヤー「C57」、単体チューナー「T57」、プリメインアンプ「A57」と、一体型のオーディオシステム「I57」。CARATは、同じくヘビームーンが取り扱う「Highland Audio」ブランドを運営する仏INOVADIS社の、アンプ系コンポーネントを中心に手がけるブランド。出展された各製品は、いずれも今回が国内イベントにおける初のお披露目となった。国内登場は今秋頃が予定されており、一体型の「I57」は28万円前後で販売される見込み。手頃な価格でラインナップされる、スタイリッシュな一体型オーディオシステムとして期待が集まる。
PMCからは、本年1月に発表されたマルチチャンネルスピーカーシステムの「iシリーズ」を展示。3ウェイの「OB1i」、2ウェイの「FB1i」「GB1i」は再生デモンストレーションが行われており、ブックシェルフタイプの「DB1i」も展示されている。
CDソースの再生には、BRYSTONから参考出展されたCDプレーヤー「BCD-1」を使用。本機は現在、発売に向けて準備が進められており、価格は40万円前後を予定しているという。今回のイベントでは、同社が取り扱うプロシューマ向けのブランド「Prism Sound」のDAコンバーターをCDプレーヤーに接続し、プリアンプは「BP-26」、パワーアンプは「4B-SST」を組み合わせて再生を行っている。
■ファオン
ファオンのブースでは、ユニークなデザインのスピーカーが目を引く。
「TENAM」は、キャビネットの素材に竹を用いたスピーカー。縦切りした竹繊維をベトナムの伝統工芸技術により集積し、スピーカーの素材として活かしている。
ユニークなのはそのデザインだけではなく、楽器としての音づくりを目指したというコンセプト。柔軟性に富み、不要な共振を吸収するとともに、温かみのある響きが特徴という竹素材の効果もさることながら、ユニット前面だけでなく底面から出る音も倍音成分として活用し、間接音を重視した設計としている。韓国音響社の設計によるユニットは、強力なネオジウムマグネットと6Nボイスコイルにより構成。厳選・調合されたパルプを用いたコーンをパワフルに振動させる。ウーファーと同軸トゥイーターによる2ウェイ構成としている。
本体のカラーバリエーションも豊富に揃える。また今回のイベントでは、本体に漆塗りと螺鈿細工を施したフラグシップモデルも展示している。スピーカーのベース部に同社の小型アンプ「FAONピュアデジタルアンプ」を収納できるモデルや、ベースを密閉構造としたモデルなど、ラインナップも充実している。
■逸品館
今回の逸品館ブースの展示テーマは「サラウンド提案」だ。定価150万円から30万円弱まで、幅広い再生システムのラインナップを組み合わせ、サラウンドのデモ環境を構築する。スピーカーはAIRBOW「IMAGE11/KAI2」、Vienna Acoustics「TG3」、Zingali「1.12」、サブウーファーにAudiopro「B-2.27 Mark2」などが揃う。
ブースにはトゥイーター「CLT3」や、プレーヤー「UX1SE Limited」、アンプ「SR7002 Special」など、AIRBOWブランドの製品が多数取り揃えられた展示が行われている。
(Phile-web編集部)