• ブランド
    特設サイト
公開日 2008/10/03 16:46

<TIAS2008:デノン>フラグシップ“SXシリーズ”のデモを公開 − DALIの新スピーカーも登場

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

デノンブースの試聴用メインコンポーネント
デノンのブースでは、発表されたばかりのハイファイオーディオコンポーネント新シリーズ“SXシリーズ”の試聴デモに注目が集まっている。今年から同社の取り扱いになったDALI社のスピーカーにも新製品が並んだ。


SACD/CDプレーヤー「DCD-SX」

プリメインアンプ「PMA-SX」

DALI「Helicon 800 Mk2」(写真左)と「Helicon 400 Mk2 LE」
フラグシップの“SXシリーズ”を構成するのはSACD/CDプレーヤーの「DCD-SX」(関連ニュース)とプリメインアンプの「PMA-SX」(関連ニュース)。今回のイベントでは、両製品の組み合わせにDALIのスピーカーシステム「Helicon 800 MkII」「Helicon 400 MkII LE」を組み合わせたステレオ環境での試聴デモが用意されている。「まだ6割くらいの完成度」(同社説明員)だとは言うものの、SXシリーズの再生デモが一般向けのイベントで公開される機会は今回が初めてということもあり、会場は初日から大勢の来場者で常時埋め尽くされている。なお、本製品の紹介にハイライトを当てた特別講演は明日4日(土)に6回、5日(日)に3回の開催が予定されている。ぜひチェックして出かけてみて欲しい。

SACD/CDプレーヤー「DCD-SX」の主な特徴は、32bit/192kHz対応DACの採用による独自のデータ補完アルゴリズム「Advanced AL32 Processing」を搭載した点と、オリジナル・ドライブメカの最新バージョン「アドバンスド S.V.H(Suppress Vibration Hibrid)メカニズム」の搭載などが挙げられる。会場には本機のカットモデルも用意され、「DAC MASTER CLOCK DESIGN」や「Direct Mechanical Ground Construction」などにより、ノイズ抑制と高音質化を徹底追求した本機のコンセプトをうかがい知ることができる。また見るからに強靱な、本機搭載ドライブメカのサンプル展示にもぜひ注目したい。

DCD-SXのカットモデル

DCD-SXに搭載された32bit対応DAC


DCD-SX搭載のマスタークロック

「アドバンスド S.V.Hメカニズム」のサンプル
「PMA-SX」は前フラグシップモデルの「PMA-SA1」から機構的な見直しや、高音質実現のためのパーツ選択により、同社の新しいオーディオコンポーネントの顔にふさわしいプリメインアンプに仕上がっているという。パワーアンプ部の定格出力は50W×2(負荷8Ω時)、実用最大出力は100W×2(負荷4Ω時)。MM対応のフォノイコライザーも内蔵されている。


PMA-SXのカットモデル

PMA-SXの本体トップパネル

PMA-SXのボリュームノブ。天然木のパーツがあしらわれている
両SXシリーズともに、サイドパネルにはバーズ・アイ・メープルの天然木を採用し、フラグシップモデルならではの高級感を持たせている。再生デモはDALIのHeliconシリーズ各スピーカーとのマッチングも高く、元の音楽情報に忠実でクリアなサウンドを聴かせてくれた。 年末の発売に向けたサウンドの調整も順調に進んでいるようだ。

再生デモについてはSXシリーズだけでなく、サラウンドアンプの最上位機種「AVP-A1HD」と「POA-A1HD」による4chサラウンド再生も紹介されている。リファレンスのスピーカーにはDALIのスピーカーシステム「Helicon 400 MkII LE」を4本使った贅沢な構成となっている。

デノンHiFiオーディオの現行ラインナップ

ヘッドホン最上位モデル「AH-D7000」も試聴できる


「AVP-A1HD/POA-A1HD」によるマルチチャンネル再生デモも行われている

KIMBER KABLEのオーディオラインアップをセレクトして展示を行っている
同社のブースには、本年春にデノンラボ社より引き継ぐこととなったDALI、KIMBER KABLE、MUSIC TOOLSの製品も並べられている。DALIからは本国デンマークでも発表されたばかりという、スピーカーシステム新シリーズ“Lektorシリーズ”が届いた。


DALI「Lektor 1」

DALI「Lektor 6」(写真中央)
今回のイベントに出展されたのは、2ウェイ・ブックシェルフタイプの「Lektor 1」と2ウェイ・フロアスタンドタイプの「Lektor 6」。シリーズにはこのほかにも上位機種の「Lector 8」がラインナップするようだ。同社の既存ラインナップより、IKONシリーズの下に位置づけられるシリーズになるという。特徴は同社スピーカーの上位モデルにも採用されている、ペーパーとファイバーチップのブレンドコーンを素材にしたウーファーと、新設計の28mmソフトドームトゥイーターを搭載し、スタンダードモデルながら高い音楽再生能力を持たせている点。壁面に寄せて設置も可能なよう、バスレフポートをフロントに配置するなどレイアウトの自由度も高められている。またスピーカーグリルの装着性能を高めるというメリットを持たせるため、フロント4点に配置されたアルミダイキャストのパーツはシリーズのデザイン上の特徴も際だたせている。

Lektorシリーズの国内販売は、時期こそ決まっていないが、デノンが近く販売を開始する予定であるという。Lektor 1はペアで5万円前後、Lektor 6は1本8万円前後で検討されている。カラーバリエーションはライトオークとブラックアッシュの2色が揃う予定。

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 マランツ、未踏の領域へ。「次元が異なる」弩級フラグシップコンビ「MODEL 10」「SACD 10」レビュー!
2 JBL、楽天ブラックフライデーで人気完全ワイヤレスやサウンドバーが最大36%オフ。11/21 17時より
3 DAZN、登録なしで一部コンテンツを無料視聴できる新機能。11月導入予定
4 松村北斗と上白石萌音のW主演!PMSとパニック障害を抱える男女のかけがえのない物語
5 Sonos、ブランド初のプロ向けスピーカー「Era 100 Pro」発表。PoE採用で自由かつ簡単な設置を実現
6 妥協なきデノン “もうひとつの旗艦AVアンプ”。「AVC-A10H」がデノンサラウンドアンプのあらたな一章を告げる
7 iBasso Audio、初エントリーライン「iBasso Jr.」からポータブルDAC/アンプとイヤホンを発売
8 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
9 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
10 ビクター、実売5000円以下の完全ワイヤレス「HA-A6T」。耳にフィットしやすいラウンド型ボディ
11/18 10:32 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX