公開日 2008/10/03 18:00
<TIAS2008:マッキントッシュ>真空管プリ「C2300」など新製品をデモ − 米国直送の参考展示品も多数
東京インターナショナルオーディオショウに初出展を果たしたマッキントッシュ・ジャパンは、同社取り扱いのMcIntosh社新製品とSnell Acousticsのスピーカーを組み合わせたデモに力を入れている。本イベントでの展示のために米国から届いたばかりというMcIntosh新製品も数多く並ぶ。
試聴ブースのメインで展示されているのは、この秋にマッキントッシュ・ジャパンが力を入れるMcIntoshの新製品コンポーネントと、Snellの最上位スピーカー「Illusion A7」のセット。
プレーヤーにはSACD/CDプレーヤー「MCD301」が登場。全面をダイキャストでカバーした、新開発のCDトランスポートメカニズムを採用した点が注目どころだ。ボンネットとサイドパネルは独立させることで、高い剛性と防振性が確保されている。価格は693,000円(税込)。
CD再生にはトランスポート「MCD1000」とDAC「MDA1000」のセットが活躍する。トランスポートには高精度削りだしアルミ材ローダーを使ったCD専用メカニズムを採用。DACには24bitタイプのマルチビットDAコンバーターチップを搭載している。768kHz/24bitアップサンプリング機能も採用されている。
このほかもソース機器として、アナログ試聴にはターンテーブル「MT10」をセレクト。ステンレスとアクリル材のサンドイッチ構造をベースにしたベルトドライブ方式のターンテーブルだ。軸受けは磁気反発フローティング構造のマグネットベアリングを採用している。ブランドの伝統を継承するブラックガラスパネルとブルーメーターに加えて、アクリルターンテーブル部のプラッターイルミネーションが贅沢なデザインに花を添えている。
これらのソース機器に組み合わせるアンプは、いずれも注目の新製品ばかり。「C2300」は真空管12AX7Aを6本採用するプリアンプ。価格は903,000円(税込)。完全セパレートされたMM/MCフォノ回路も搭載されている。バランス/アンバランスの双方に対応する3系統のパワーアンプ出力を備えている。
「MA7000」は250W×2の出力設計によるプリメインアンプ。価格は924,000円(税込)。5バンドイコライザーや2/4/8Ωの各負荷に同等の出力を伝送するワイドレンジ出力オートフォーマーを採用。パワーガード、セントリーモニターなど多彩な保護回路も内蔵されている。
パワーアンプは1200Wもの大出力を実現したモノパワー「MC1.2KW」を組み合わせる。入力から出力までの全信号経路で完全クアッド・バランス・サーキットを実現。すべての周波数帯域において、最大0.005%以下という測定限界レベル以下を達成した超低歪み設計としている。価格は1,470,000円(1台・税込)となる。
以上のMcInsoth製品とマッチアップするスピーカーが、Snell Acousticsのフラグシップモデル「Illusion A7」。3ウェイ・5スピーカータイプのフロアスタンド型モデルで、全高約1.5mの圧倒的な佇まいが目を引くが、実に繊細な音楽再現能力を備えるスピーカーだ。同社のチーフエンジニアであるジョセフ・ダポリット氏が開発した「D'Appolito配列」により、位相特性を限りなく正確に合わせコンでマウントしたミッドレンジ/トゥイーターユニットを搭載した点などが本機のポイントに挙げられる。
メインステージで再生されている製品のほか、今回のイベントのために届けられたという、McIntoshの新製品も注目したい。なお同社説明員によると、いずれのモデルについても、まだ日本国内での発売時期や価格は未決定とのことだ。
モノラルパワーアンプ「MC2301」は、真空管KT88×8個をプッシュプルで用いることによって、真空管アンプながら300Wのハイパワーを実現している。
「MA6600」は「MA7000」の兄弟機にあたるプリメインアンプ。200W×2の出力を実現。バランス1/アンバランス7の入力端子を備えている。
「C500」は電源部とプリアンプ部をそれぞれ別筐体としたセパレートタイプのプリアンプ。コントロール部と電源を一つのユニットとし、プリアンプ部はトランジスタタイプと真空管タイプを選ぶことができる。MM/MCフォノ回路も搭載する。
「MCD500」は「MCD301」の上位機種にあたるSACD/CDプレーヤー。192kHz/24bit対応のESS社供給による高音質DACをチャンネルごとに4基搭載している。ディスクトレイは強靱なダイキャスト製。可変電子ボリュームも採用する。
電源コントローラー「MPC1500」は6つのメディカル・グレードの出力を備える。様々なオーディオ機器を本機に接続し、トータルな電源システムのコントロールが可能になるという製品。内部に電源ノイズのキャンセラー機能や高性能サージプロテクション機能を搭載しているという。
またSnell Acousticsからもコンパクトなフロアスタンドスピーカーのプロトタイプ「B7」が出展されている。ホワイトの外装カラーが印象的なモデルだ。
(Phile-web編集部)
試聴ブースのメインで展示されているのは、この秋にマッキントッシュ・ジャパンが力を入れるMcIntoshの新製品コンポーネントと、Snellの最上位スピーカー「Illusion A7」のセット。
プレーヤーにはSACD/CDプレーヤー「MCD301」が登場。全面をダイキャストでカバーした、新開発のCDトランスポートメカニズムを採用した点が注目どころだ。ボンネットとサイドパネルは独立させることで、高い剛性と防振性が確保されている。価格は693,000円(税込)。
CD再生にはトランスポート「MCD1000」とDAC「MDA1000」のセットが活躍する。トランスポートには高精度削りだしアルミ材ローダーを使ったCD専用メカニズムを採用。DACには24bitタイプのマルチビットDAコンバーターチップを搭載している。768kHz/24bitアップサンプリング機能も採用されている。
このほかもソース機器として、アナログ試聴にはターンテーブル「MT10」をセレクト。ステンレスとアクリル材のサンドイッチ構造をベースにしたベルトドライブ方式のターンテーブルだ。軸受けは磁気反発フローティング構造のマグネットベアリングを採用している。ブランドの伝統を継承するブラックガラスパネルとブルーメーターに加えて、アクリルターンテーブル部のプラッターイルミネーションが贅沢なデザインに花を添えている。
これらのソース機器に組み合わせるアンプは、いずれも注目の新製品ばかり。「C2300」は真空管12AX7Aを6本採用するプリアンプ。価格は903,000円(税込)。完全セパレートされたMM/MCフォノ回路も搭載されている。バランス/アンバランスの双方に対応する3系統のパワーアンプ出力を備えている。
「MA7000」は250W×2の出力設計によるプリメインアンプ。価格は924,000円(税込)。5バンドイコライザーや2/4/8Ωの各負荷に同等の出力を伝送するワイドレンジ出力オートフォーマーを採用。パワーガード、セントリーモニターなど多彩な保護回路も内蔵されている。
パワーアンプは1200Wもの大出力を実現したモノパワー「MC1.2KW」を組み合わせる。入力から出力までの全信号経路で完全クアッド・バランス・サーキットを実現。すべての周波数帯域において、最大0.005%以下という測定限界レベル以下を達成した超低歪み設計としている。価格は1,470,000円(1台・税込)となる。
以上のMcInsoth製品とマッチアップするスピーカーが、Snell Acousticsのフラグシップモデル「Illusion A7」。3ウェイ・5スピーカータイプのフロアスタンド型モデルで、全高約1.5mの圧倒的な佇まいが目を引くが、実に繊細な音楽再現能力を備えるスピーカーだ。同社のチーフエンジニアであるジョセフ・ダポリット氏が開発した「D'Appolito配列」により、位相特性を限りなく正確に合わせコンでマウントしたミッドレンジ/トゥイーターユニットを搭載した点などが本機のポイントに挙げられる。
メインステージで再生されている製品のほか、今回のイベントのために届けられたという、McIntoshの新製品も注目したい。なお同社説明員によると、いずれのモデルについても、まだ日本国内での発売時期や価格は未決定とのことだ。
モノラルパワーアンプ「MC2301」は、真空管KT88×8個をプッシュプルで用いることによって、真空管アンプながら300Wのハイパワーを実現している。
「MA6600」は「MA7000」の兄弟機にあたるプリメインアンプ。200W×2の出力を実現。バランス1/アンバランス7の入力端子を備えている。
「C500」は電源部とプリアンプ部をそれぞれ別筐体としたセパレートタイプのプリアンプ。コントロール部と電源を一つのユニットとし、プリアンプ部はトランジスタタイプと真空管タイプを選ぶことができる。MM/MCフォノ回路も搭載する。
「MCD500」は「MCD301」の上位機種にあたるSACD/CDプレーヤー。192kHz/24bit対応のESS社供給による高音質DACをチャンネルごとに4基搭載している。ディスクトレイは強靱なダイキャスト製。可変電子ボリュームも採用する。
電源コントローラー「MPC1500」は6つのメディカル・グレードの出力を備える。様々なオーディオ機器を本機に接続し、トータルな電源システムのコントロールが可能になるという製品。内部に電源ノイズのキャンセラー機能や高性能サージプロテクション機能を搭載しているという。
またSnell Acousticsからもコンパクトなフロアスタンドスピーカーのプロトタイプ「B7」が出展されている。ホワイトの外装カラーが印象的なモデルだ。
(Phile-web編集部)