• ブランド
    特設サイト
公開日 2010/03/23 09:05

アクシス、トランスペアレントの電源ケーブルと電源機器をアップグレード

本国担当者が製品の出来を語る
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アクシスは、同社が取り扱う米TRANSPARENT(トランスペアレント)の電源ケーブルとパワーアイソレーターの新ラインナップを4月より順次発売する。製品名は従来と同じだが、同社の独自技術「MM2テクノロジー」へアップグレードを図り、さらなる音質向上を図っている。

■パワーコード
PLMM2(PowerLink MM2) ¥252,000(税込・2m/10AWG)
RPL(Reference PowerLink) ¥111,300(税込・2m/10AWG)
PRPL(Premium PowerLink) ¥60,900(税込・2m/10AWG)
HPPL(High Performance PowerLink) ¥25,200(税込・2m/12AWG)

■パワーアイソレーター
PIMM2(PowerIsolator MM2) ¥504,000(税込)
PIR(PowerIsolator Reference) ¥368,550(税込)
PI8(Powerlsolator 8) ¥477,750(税込)

2000年にフラグシップケーブル「OPUS MM」で搭載した構造設計や厳選素材の技術を同社は「MMテクノロジー」と名付け、2002年までにTRANSPARENTの他の全ラインナップでも採用してきた。そのMMテクノロジーを進化させ、ノイズ低減を図りダイナミクスを高めたのが「MM2テクノロジー」だ。オーディオケーブルの現行ラインナップは既にMM2テクノロジーを採用したモデルとなっているが、このたび電源系製品にもMM2テクノロジーのアップグレードが行われることとなった。

「アップグレードにあたり現行モデルの構成要素を1点1点見直し、改善する余地があるかを徹底的に調べた。素材やスペックの変更はあるが最後は試聴室で試聴を重ねてつくっていった」と、来日したTRANSPARENT社 Director Of SalesのDavid Schultz氏は話す。

「PIMM2」では素材に着目。「詳しくは教えられないが、ハイボルテージの時にはテフロンが必ずしもベストな素材ではないと考え、PIMM2の絶縁体にはテフロンと2〜3の素材をブレンドしたものを採用している」という。また2重シールド構造だった従来ラインナップから、シールドを一切なくし柔軟性を高めたほか、フィルタリングレンジを広げている。これらの変更により、広がりのあるサウンドを実現。ダイナミクス表現もよりオープンになり、ナチュラルな表現力が増したという。「RPL」も「PIMM2」の技術をほぼ踏襲する。

「PRPL」「HPPL」はシールド付きのタイプとなる。「HPPL」は、プラグやリセッタブルを上位機種と同様のものを採用してPSE認証を取得したスタンダードモデル。従来モデルは日本では未発売だった。



パワーアイソレーター。外観は従来モデルと同じ
パワーアイソレーターは、電圧/電流の位相整合をも考慮したフィルターを持つ電源機器。「PIMM2」が2アウトレットで電源ケーブルにPLMM2(2m)を付属、「PIR」が4アウトレットでRPL(2m)を付属、「P18」が8アウトレットでPRPL(2m)を付属する。従来モデルから内部のワイヤリングを全て見直した。フィルターのサブシャーシに使用されていた金属をプラスチックに変更したり、ケーブル同様フィルタリングレンジを広げている。


クオリティに自信をみせるDavid Schultz氏


電源ケーブルを説明するTRANSPARENT AUDIO,INC. DIRECTOR OF SALESのDavid Schultz氏
David氏は今回の新ラインナップについて「トランスペアレントが発表する新製品は、現行モデルを必ず上回るクオリティを備えている。他社ブランドのように従来モデルをマイナーチェンジしたものを新製品と称するようなことはしない」とその品質に大きな自信をみせる。そして「大量生産でビジネス拡大を狙うのではなく、本当にケーブルのことをよく理解している人々に向けて高品質の製品を提供することが同社の目的だ」とも説明する。

TRANSPARENTは昨年USBケーブル“PUSBシリーズ”を発売しており、今後のPCオーディオ分野の展開も気になるところだが、“PUSBシリーズ”の上位グレードの製品を開発予定であるとのこと。HDMIケーブルについては「(HDMI1.3c、HIGH SPEED カテゴリー2に準拠する)現行モデルは3D信号伝送は可能だがイーサネット、オーディオリターンチャンネル(ARC)には非対応。今後対応していくかは市場の様子を見て判断したい」とコメント。「現在、OPUSのフォノケーブルを開発中。近いうちにご紹介できそうだ」と紹介してくれた。

【問い合わせ先】
アクシス(株)
TEL/03-5410-0071

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマハの最新ブックシェルフスピーカーで80年代ヒットナンバーを存分に楽しもう!NS-800A/NS-600Aの音の違いもチェック
2 「パリ2024オリンピック」の応援のお供に!地デジからBS 4K・8Kまで中継放送スケジュールを一挙公開
3 「多くの方にデノンの音を届けたい」、最上位アナログプレーヤー「DP-3000NE」開発者の声を聞く
4 デノン、旗艦プリメイン「PMA-3000NE」。差動1段アンプなど“究極のシンプル”を追求
5 老舗デノンが打ち出す「新しいHi-Fiのカタチ」。HDMI搭載小型プリメイン「DENON HOME AMP」を聴く
6 ソナス・ファベール、“至高” のフラグシップスピーカー「Suprema」。1億5400万円から
7 Amazon Music、「FUJI ROCK FESTIVAL ‘24」の配信タイムテーブルを公開
8 ラックスマン、USB DAC「DA-07X」。D-07Xからプレーヤー機能省きDAC単体機としてブラッシュアップ
9 SIMGOT、1DD/8BA/1ピエゾのドライバー基搭載トライブリッド型イヤホン「EM10」
10 PS5、3Dオーディオの個人最適化が可能に。リモートプレイのユーザーごと有効化など新ベータ配信
7/26 11:45 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.193
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX