公開日 2014/05/20 12:19
特許機器、“風鈴効果”で音響特性を向上させるインシュレーター「Wind Bell」に耐荷重増の「WB-60」
2個/1個販売やアタッチメントなども用意
特許機器(株)は、スプリングコイルを用いた防振ユニットをスリーブ(風鈴)に収納した構造を採用し、制震効果に加え、この風鈴の振動特性によって音響特性を向上させるインシュレーター「Wind Bell(ウィンドベル)」の新モデル「WB-60」を6月初旬より順次発売する。
・WB-60(4個1組・耐荷重80kg)¥100,000(税抜)6月初旬発売
・WB-60/2(2個1組・耐荷重40kg)¥55,000(税抜)6月初旬発売
・WB-60/1(1組入り・ディスクスタビライザー用)¥30,000(税抜)6月初旬発売
・WB-60/AT(4個1組・WB-60用アタッチメント)¥28,000(税抜)7月初旬発売
東京スカイツリーにも制振ユニットを供給するなど、ビルや大型建築での防振・制振・除振で同社が培ってきた技術・ノウハウを活用したオーディオ用アクセサリー「ウィンドベル」の第2弾モデル。第1弾の「WB-30」(レビュー記事)よりも耐荷重を増し、より大型のスピーカーやオーディオ機器に利用できるようにした。
耐荷重は4個で80kgで、上記のように2個入りなどのバリエーションも用意。アナログレコード再生の際のディスクスタビライザーとしても活用できるよう、1個入りのみでの販売も行う。製品1個あたりの外形寸法はΦ60×56mmで、質量が1kg。
さらに、スピーカーと本製品をより強固に固定できるアタッチメントも別途で用意。スパイク穴を利用してアタッチメントを取り付け、WB-60と組み合わせることで、より安定した状態で使用できるようになる。
ウィンドベルでは、前述のようにスプリングコイルを用いた防振ユニットをスリーブ(風鈴)に収納した構造を採用。この構造により、オーディオ機器から伝搬される主振動の伝達経路に対して、 風鈴の振動系は並列に形成されるという。そして、その風鈴の振動特性(共振・余韻・ゆらぎ)が高周波振動をアシスト(増強)して主振動に重畳されることで、音響特性を向上させる「風鈴効果」が得られるという。
なお、スプリングコイルを用いて防振器・除振器を構成する場合には「サージング共振現象」と呼ばれる現象が問題になる。「サージング」とは、コイル素線に沿って伝搬される衝撃波が、 バネの両端部を往復するときのサージ速度から決まるという共振現象で、基本振動数に対する複数の高調波振動が広い周波数領域で発生する。
この問題に対し同社では、長い年月をかけて特殊な制振材料を用いたサージング防止技術を開発。本製品にもこのサージング防止技術を適用することにより、オーディオ用インシュレーターに適した振動遮断性能を実現させている。
こうしたスプリングとサージング共振防止部材により低周波の振動を遮断。そして高周波においては、風鈴の振動特性が重畳された高周波振動がスプリングコイル内を伝播することで音響特性を向上させるという。
なお、5月21日発売の「オーディオアクセサリー」誌、およびファイル・ウェブでは本製品のレビュー記事を掲載する予定。そちらもご覧頂きたい。
・WB-60(4個1組・耐荷重80kg)¥100,000(税抜)6月初旬発売
・WB-60/2(2個1組・耐荷重40kg)¥55,000(税抜)6月初旬発売
・WB-60/1(1組入り・ディスクスタビライザー用)¥30,000(税抜)6月初旬発売
・WB-60/AT(4個1組・WB-60用アタッチメント)¥28,000(税抜)7月初旬発売
東京スカイツリーにも制振ユニットを供給するなど、ビルや大型建築での防振・制振・除振で同社が培ってきた技術・ノウハウを活用したオーディオ用アクセサリー「ウィンドベル」の第2弾モデル。第1弾の「WB-30」(レビュー記事)よりも耐荷重を増し、より大型のスピーカーやオーディオ機器に利用できるようにした。
耐荷重は4個で80kgで、上記のように2個入りなどのバリエーションも用意。アナログレコード再生の際のディスクスタビライザーとしても活用できるよう、1個入りのみでの販売も行う。製品1個あたりの外形寸法はΦ60×56mmで、質量が1kg。
さらに、スピーカーと本製品をより強固に固定できるアタッチメントも別途で用意。スパイク穴を利用してアタッチメントを取り付け、WB-60と組み合わせることで、より安定した状態で使用できるようになる。
ウィンドベルでは、前述のようにスプリングコイルを用いた防振ユニットをスリーブ(風鈴)に収納した構造を採用。この構造により、オーディオ機器から伝搬される主振動の伝達経路に対して、 風鈴の振動系は並列に形成されるという。そして、その風鈴の振動特性(共振・余韻・ゆらぎ)が高周波振動をアシスト(増強)して主振動に重畳されることで、音響特性を向上させる「風鈴効果」が得られるという。
なお、スプリングコイルを用いて防振器・除振器を構成する場合には「サージング共振現象」と呼ばれる現象が問題になる。「サージング」とは、コイル素線に沿って伝搬される衝撃波が、 バネの両端部を往復するときのサージ速度から決まるという共振現象で、基本振動数に対する複数の高調波振動が広い周波数領域で発生する。
この問題に対し同社では、長い年月をかけて特殊な制振材料を用いたサージング防止技術を開発。本製品にもこのサージング防止技術を適用することにより、オーディオ用インシュレーターに適した振動遮断性能を実現させている。
こうしたスプリングとサージング共振防止部材により低周波の振動を遮断。そして高周波においては、風鈴の振動特性が重畳された高周波振動がスプリングコイル内を伝播することで音響特性を向上させるという。
なお、5月21日発売の「オーディオアクセサリー」誌、およびファイル・ウェブでは本製品のレビュー記事を掲載する予定。そちらもご覧頂きたい。