公開日 2018/08/31 11:35
Goldring、18.5万円の新旗艦MCカートリッジ「Ethos」。ロングセラーモデルを全方位にブラッシュアップ
和紙の主要原料KOZOをダスト・カバーに採用
ナスペックは、同社が取り扱うGoldringより、MCカートリッジ「Ethos」を9月1日に発売する。価格は185,000円(税抜)。針交換は125,000円で対応(税抜/ユニット交換)。
GoldringのトップエンドMCカートリッジ「Legacy」のブラッシュアップモデル。Ethos=“精神” という製品名には、10年のロングセラーを続けたLegacyを超えるという、新たな旗艦モデルにかけるGoldringの想いが現れているという。
フロントポールシューの改良や新デザインのダンパー部の採用、メインスクリューやピンブロック素材、カンチレバーの刷新、新しいテスト・セットアップ方式にクロスシェイプ・アーマチュア(電機子)、日本製 “Kozo” ペーパー・カバーの採用など、全方位でのブラッシュアップが図られた。
Ethosでは新たに先端曲率半径8×35μmの特殊ラインコンタクト針を開発。スタイラスは非常に堅牢で軽量な硬質特殊合金カンチレバーによってジェネレーターに接続される。
素材配合を見直す事により、さらなる軽量化を実現。新たに研究が進められ全長も従来よりわずかに延長された。発電効率を引き上げ、トラッキングエラーの原因となる歪みを軽減し、状態の悪いレコードにおいてもトレーシング能力(追従性)が圧倒的に高まったという。加えてコイルへの急激な加減速が抑えられ、安定性も大きく改善されたとしている。
アーマチュアは一般的なスクエアタイプではなく、クロスシェイプ(十字型)タイプを採用した。これにより実効質量を軽減させることができ、振動系の大幅な軽量化に成功。より確実に音溝との接触を保ち、30dBを超えるチャンネル・セパレーションを実現したとする。
共振時でもサスペンション・システムを素早く減衰させられるよう、サスペンション・ダンパーは特殊ブチルゴム複合材を使用して専用開発。ジェネレーターに使用される強力で軽量なネオジム・マグネットは、前後ポールシューにより固定されており、そこから吊下げる形でクロスシェイプ・アーマチュアを配置。ギャップ内の磁場は完全に均一となるという。
また非常に軽量な日本製 “KOZO” ペーパーをダスト・カバーとして初採用。KOZO(楮/こうぞ)は和紙の主要原料であり、質量が軽い上に、共振も少ない理想の素材と説明している。
ボディは新たにアノダイズ処理された航空機レベルの緻密なアルミニウム・ボディに変更された。さらにジェネレーターを組み込む際、最低限のパーツで行えるように形状が見直されている。磁気回路をベースに据え付けるのではなく、ボディに直接ビスで貫通させているのも大きな特徴で、機械的な強度の向上に寄与している。
GoldringのトップエンドMCカートリッジ「Legacy」のブラッシュアップモデル。Ethos=“精神” という製品名には、10年のロングセラーを続けたLegacyを超えるという、新たな旗艦モデルにかけるGoldringの想いが現れているという。
フロントポールシューの改良や新デザインのダンパー部の採用、メインスクリューやピンブロック素材、カンチレバーの刷新、新しいテスト・セットアップ方式にクロスシェイプ・アーマチュア(電機子)、日本製 “Kozo” ペーパー・カバーの採用など、全方位でのブラッシュアップが図られた。
Ethosでは新たに先端曲率半径8×35μmの特殊ラインコンタクト針を開発。スタイラスは非常に堅牢で軽量な硬質特殊合金カンチレバーによってジェネレーターに接続される。
素材配合を見直す事により、さらなる軽量化を実現。新たに研究が進められ全長も従来よりわずかに延長された。発電効率を引き上げ、トラッキングエラーの原因となる歪みを軽減し、状態の悪いレコードにおいてもトレーシング能力(追従性)が圧倒的に高まったという。加えてコイルへの急激な加減速が抑えられ、安定性も大きく改善されたとしている。
アーマチュアは一般的なスクエアタイプではなく、クロスシェイプ(十字型)タイプを採用した。これにより実効質量を軽減させることができ、振動系の大幅な軽量化に成功。より確実に音溝との接触を保ち、30dBを超えるチャンネル・セパレーションを実現したとする。
共振時でもサスペンション・システムを素早く減衰させられるよう、サスペンション・ダンパーは特殊ブチルゴム複合材を使用して専用開発。ジェネレーターに使用される強力で軽量なネオジム・マグネットは、前後ポールシューにより固定されており、そこから吊下げる形でクロスシェイプ・アーマチュアを配置。ギャップ内の磁場は完全に均一となるという。
また非常に軽量な日本製 “KOZO” ペーパーをダスト・カバーとして初採用。KOZO(楮/こうぞ)は和紙の主要原料であり、質量が軽い上に、共振も少ない理想の素材と説明している。
ボディは新たにアノダイズ処理された航空機レベルの緻密なアルミニウム・ボディに変更された。さらにジェネレーターを組み込む際、最低限のパーツで行えるように形状が見直されている。磁気回路をベースに据え付けるのではなく、ボディに直接ビスで貫通させているのも大きな特徴で、機械的な強度の向上に寄与している。