公開日 2018/12/14 12:00
amphion、民生用スピーカーのフラグシップ「Krypton3」。ミドルクラス「Argon」4機種も
Wefieldウインテストが取り扱い開始
Wefieldウインテスト(株)は、フィンランド発のスピーカーブランド「amphion」の取り扱いを開始。フラグシップモデル「Krypton3」とArgonシリーズの4機種を12月21日より発売する。
amphionは1998年創業のスピーカーブランド。フィンランド中部のクオピオに本拠地を構え、全製品を自国内にて生産。Handmade in Finlandのロゴマークを国家から寄与されているという。民生用途からスタートし、2013年より業務用モニタースピーカーにも参入。同社の業務用モニタースピーカー(日本ではミックスウェーブが取り扱い、関連ニュース)については世界中のスタジオで使用され、日本国内のスタジオでも近年シェアを急激に伸ばしているとのこと。
amphionの民生用スピーカーについてはスペックが輸入を行っていたが、2017年1月末で取り扱いを終了。2年近いのブランクを経て、新たにWefieldウインテストが取り扱いを開始するかたちだ。同社は先行して、今年11月に開催されたInter BEEでも実機の披露を行っていた(関連ニュース)。取り扱い開始されるラインナップ一覧と価格は以下の通り。
・「Krypton3」
ブラック/スタンダードホワイト:¥2,178,000/ペア(税抜)
ウォールナット:¥2,266,000/ペア(税抜)
<Argonシリーズ>
・「Argon7LS」
ブラック/スタンダードホワイト:¥654,000/ペア(税抜)
ウォールナット:¥698,000/ペア(税抜)
・「Argon3LS」
ブラック/スタンダードホワイト:¥458,000/ペア(税抜)
ウォールナット:¥502,000/ペア(税抜)
・「Argon3S」
ブラック/スタンダードホワイト:¥314,000/ペア(税抜)
ウォールナット:¥342,000/ペア(税抜)
・「Argon1」
ブラック/スタンダードホワイト:¥190,000/ペア(税抜)
ウォールナット:¥204,000/ペア(税抜)
なお、上記とは別に受注生産モデルとしてフルホワイト、ホワイトwithブラックグリッドの2モデルも用意している。こちらは納期が3週間から2ヶ月を要するとのことだ。
■「Krypton3」 ー プロ用技術の応用により多様な環境で優れた再現性を発揮
フラッグシップ「Krypton3」は、3ウェイ・4スピーカー構成のバスレフ型スピーカー。プロ用のライブ・スピーカーで使われている技術を応用したという “カーディオイドエンクロージャー” を採用したことが大きな特徴。トゥイーターの上下に配置されたミッドレンジ・ユニットをこのカーディオイドエンクロージャーに収めることで音の指向性を制御。これにより試聴環境を選ばず3種類のユニットが正しく同期でき、緻密な音像を作り出せるとする。
さらにエンクロージャーには、側面および背面方向の壁からの不要な音の乱反射を最大20dBまで抑えることができるというUDD(Diffusion-Uniformly-Directive Diffusion)技術を使用。小さな部屋への設置、大きな窓があるなど音響的に不規則な環境下でも優れた性能を発揮できることがKrypton3の強みだという。
ウーファーは、10インチ・アルミニウムコーン・ユニットを1基を側面に配置。標準的な部屋の場合は左右のウーファーを内側に、より広い部屋では外向けに設置することが推奨されている。
ミッドレンジは、amphionの独自技術によって開発された8インチ・パピルス紙ユニットを2基搭載。低音域の立ち上がりの早さとパワフルさを兼ね備えているという。高域には1インチ・チタニウムドーム・トゥイーターを採用する。
クロスオーバー周波数は1.6Hz/1.6kHzに設定。なお、ウーファー部のクロスオーバーは音が360度均等に広がるよう160Hzに設定しているとのことだ。
インピーダンスは4Ω、再生周波数帯域は21Hz〜25kHz ±3db、出力音圧レベルは89dB、最大入力は100〜300W、外形寸法は240W×1370H×470Dmm、質量は72Kg。
■Argon ー ウェーブガイドやパッシブラジエーターなど同社技術満載のスタンダード機
Argonはミドルハイ・レンジのスピーカーシリーズ。各ユニットにはSEAS製ドライバーを採用。トゥイーターはいずれも1インチ・チタニウムユニットで、独自形状のウェーブガイドを周囲に配置することで指向性と発音効率を最適にコントロールしている。
また、トゥイーター・ユニットとウーファーのボイスコイル配置を一致させることで位相を整合。ネットワーク回路もシンプルにして、自然で美しく明瞭な音色を再現すると紹介されている。
トゥイーターとミッド/ウーファーのクロスオーバー周波数は上位機と同じく1.6kHzに設定。2〜5kHzの音域は聴覚が敏感な帯域で、その帯域をネットワーク回路で分割すると位相特性の乱れが感知しやいため、1.6kHzという値を設定しているという。
Argon3S以上の3機種については、背面部にパッシブ・ラジエーターを搭載。豊かでなおかつ歯切れの良い低音域を実現したとしている。
Argon1は2ウェイ・バスレフ型のブックシェルフ・スピーカー。ユニット構成は1インチ・チタニウムトゥイーター×1、5.25インチ・アルミニウム・ミッドウーファー×1。インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域は45Hz〜20kHz ±6db、出力音圧レベルは86dB、最大入力は25〜150W、クロスオーバー周波数は1.6kHz、外形寸法は160W×316H×265Dmm、質量は8kg。
Argon3Sは2ウェイ・パッシブラジエイター型のブックシェルフ・スピーカー。ユニット構成は1インチ・チタニウムトゥイーター×1、6.5インチ・アルミニウム・ミッドウーファー×1。インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域は38Hz〜25kHz ±6db、出力音圧レベルは87dB、最大入力は50〜150W、クロスオーバー周波数は1.6kHz、外形寸法は191W×380H×305Dmm、質量は12kg。
Argon3LSは2ウェイ・パッシブラジエイター型のフロア・スピーカー。ユニット構成は1インチ・チタニウムトゥイーター×1、6.5インチ・アルミニウム・ミッドウーファー×1。インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域は30Hz〜25kHz ±6db、出力音圧レベルは85dB、最大入力は30〜150W、クロスオーバー周波数は1.6kHz、外形寸法は191W×968H×305Dmm、質量は22kg。
Argon7LSは2ウェイ・パッシブラジエイター型のフロア・スピーカー。ユニット構成は1インチ・チタニウムトゥイーター×1、6.5インチ・アルミニウム・ミッドウーファー×2。インピーダンスは4Ω、再生周波数帯域は28Hz〜25kHz ±6db、出力音圧レベルは91dB、最大入力は15〜150W、クロスオーバー周波数は1.6kHz、外形寸法は191W×1160H×305Dmm、質量は30kg。
amphionは1998年創業のスピーカーブランド。フィンランド中部のクオピオに本拠地を構え、全製品を自国内にて生産。Handmade in Finlandのロゴマークを国家から寄与されているという。民生用途からスタートし、2013年より業務用モニタースピーカーにも参入。同社の業務用モニタースピーカー(日本ではミックスウェーブが取り扱い、関連ニュース)については世界中のスタジオで使用され、日本国内のスタジオでも近年シェアを急激に伸ばしているとのこと。
amphionの民生用スピーカーについてはスペックが輸入を行っていたが、2017年1月末で取り扱いを終了。2年近いのブランクを経て、新たにWefieldウインテストが取り扱いを開始するかたちだ。同社は先行して、今年11月に開催されたInter BEEでも実機の披露を行っていた(関連ニュース)。取り扱い開始されるラインナップ一覧と価格は以下の通り。
・「Krypton3」
ブラック/スタンダードホワイト:¥2,178,000/ペア(税抜)
ウォールナット:¥2,266,000/ペア(税抜)
<Argonシリーズ>
・「Argon7LS」
ブラック/スタンダードホワイト:¥654,000/ペア(税抜)
ウォールナット:¥698,000/ペア(税抜)
・「Argon3LS」
ブラック/スタンダードホワイト:¥458,000/ペア(税抜)
ウォールナット:¥502,000/ペア(税抜)
・「Argon3S」
ブラック/スタンダードホワイト:¥314,000/ペア(税抜)
ウォールナット:¥342,000/ペア(税抜)
・「Argon1」
ブラック/スタンダードホワイト:¥190,000/ペア(税抜)
ウォールナット:¥204,000/ペア(税抜)
なお、上記とは別に受注生産モデルとしてフルホワイト、ホワイトwithブラックグリッドの2モデルも用意している。こちらは納期が3週間から2ヶ月を要するとのことだ。
■「Krypton3」 ー プロ用技術の応用により多様な環境で優れた再現性を発揮
フラッグシップ「Krypton3」は、3ウェイ・4スピーカー構成のバスレフ型スピーカー。プロ用のライブ・スピーカーで使われている技術を応用したという “カーディオイドエンクロージャー” を採用したことが大きな特徴。トゥイーターの上下に配置されたミッドレンジ・ユニットをこのカーディオイドエンクロージャーに収めることで音の指向性を制御。これにより試聴環境を選ばず3種類のユニットが正しく同期でき、緻密な音像を作り出せるとする。
さらにエンクロージャーには、側面および背面方向の壁からの不要な音の乱反射を最大20dBまで抑えることができるというUDD(Diffusion-Uniformly-Directive Diffusion)技術を使用。小さな部屋への設置、大きな窓があるなど音響的に不規則な環境下でも優れた性能を発揮できることがKrypton3の強みだという。
ウーファーは、10インチ・アルミニウムコーン・ユニットを1基を側面に配置。標準的な部屋の場合は左右のウーファーを内側に、より広い部屋では外向けに設置することが推奨されている。
ミッドレンジは、amphionの独自技術によって開発された8インチ・パピルス紙ユニットを2基搭載。低音域の立ち上がりの早さとパワフルさを兼ね備えているという。高域には1インチ・チタニウムドーム・トゥイーターを採用する。
クロスオーバー周波数は1.6Hz/1.6kHzに設定。なお、ウーファー部のクロスオーバーは音が360度均等に広がるよう160Hzに設定しているとのことだ。
インピーダンスは4Ω、再生周波数帯域は21Hz〜25kHz ±3db、出力音圧レベルは89dB、最大入力は100〜300W、外形寸法は240W×1370H×470Dmm、質量は72Kg。
■Argon ー ウェーブガイドやパッシブラジエーターなど同社技術満載のスタンダード機
Argonはミドルハイ・レンジのスピーカーシリーズ。各ユニットにはSEAS製ドライバーを採用。トゥイーターはいずれも1インチ・チタニウムユニットで、独自形状のウェーブガイドを周囲に配置することで指向性と発音効率を最適にコントロールしている。
また、トゥイーター・ユニットとウーファーのボイスコイル配置を一致させることで位相を整合。ネットワーク回路もシンプルにして、自然で美しく明瞭な音色を再現すると紹介されている。
トゥイーターとミッド/ウーファーのクロスオーバー周波数は上位機と同じく1.6kHzに設定。2〜5kHzの音域は聴覚が敏感な帯域で、その帯域をネットワーク回路で分割すると位相特性の乱れが感知しやいため、1.6kHzという値を設定しているという。
Argon3S以上の3機種については、背面部にパッシブ・ラジエーターを搭載。豊かでなおかつ歯切れの良い低音域を実現したとしている。
Argon1は2ウェイ・バスレフ型のブックシェルフ・スピーカー。ユニット構成は1インチ・チタニウムトゥイーター×1、5.25インチ・アルミニウム・ミッドウーファー×1。インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域は45Hz〜20kHz ±6db、出力音圧レベルは86dB、最大入力は25〜150W、クロスオーバー周波数は1.6kHz、外形寸法は160W×316H×265Dmm、質量は8kg。
Argon3Sは2ウェイ・パッシブラジエイター型のブックシェルフ・スピーカー。ユニット構成は1インチ・チタニウムトゥイーター×1、6.5インチ・アルミニウム・ミッドウーファー×1。インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域は38Hz〜25kHz ±6db、出力音圧レベルは87dB、最大入力は50〜150W、クロスオーバー周波数は1.6kHz、外形寸法は191W×380H×305Dmm、質量は12kg。
Argon3LSは2ウェイ・パッシブラジエイター型のフロア・スピーカー。ユニット構成は1インチ・チタニウムトゥイーター×1、6.5インチ・アルミニウム・ミッドウーファー×1。インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域は30Hz〜25kHz ±6db、出力音圧レベルは85dB、最大入力は30〜150W、クロスオーバー周波数は1.6kHz、外形寸法は191W×968H×305Dmm、質量は22kg。
Argon7LSは2ウェイ・パッシブラジエイター型のフロア・スピーカー。ユニット構成は1インチ・チタニウムトゥイーター×1、6.5インチ・アルミニウム・ミッドウーファー×2。インピーダンスは4Ω、再生周波数帯域は28Hz〜25kHz ±6db、出力音圧レベルは91dB、最大入力は15〜150W、クロスオーバー周波数は1.6kHz、外形寸法は191W×1160H×305Dmm、質量は30kg。