公開日 2019/05/11 13:39
<HIGH END>PIEGAからもワイヤレススピーカー「PREMIUM WIRELESS」、同社初
Kleerによるワイヤレス伝送を採用
PIEGAは、ドイツ・ミュンヘンで開催中のMunich HIGH END 2019にて、同社初となるワイヤレススピーカーシステム「PREMIUM WIRELESS」を発表した。
現在、欧米メーカーを中心として徐々に盛り上がりを見せつつある、ハイファイリスニングを前提としたワイヤレススピーカー市場。PREMIUM WIRELESSは、およそ3年間の構想期間を経て完成した新スピーカーとして、PREMIUMシリーズにラインアップされる。
PREMIUM WIRELESSを構成するのは、PIEGAがパートナーシップ企業に設計を依頼したという、オリジナルのクラスDアンプを内蔵したアクティブスピーカー本体と、別売りで用意されるワイヤレス伝送用センターユニット「PIEGA Connect」。PIEGA Connectはオーディオハブとしての役割を担っており、テレビ等の接続も考慮した光TOS、RCA同軸によるS/PDIF出力端子やアナログRCA入力、そしてaptX/A2DP/AVRCPに対応するBluetooth機能を搭載。入力された信号は、ロスレス伝送が可能なKleerによるワイヤレス伝送でスピーカーへ送られる仕組みとなっている。Kleerの伝送帯域は、5.2/5.8/2.4GHzの3帯域から選択可能だ。
スピーカーは、既存のパッシブタイプのPREMIUMラインと同様にブックシェルフの301、フロア型の501、そしてシリーズ最上位の701の3機種を用意。同社のコアテクノロジーとなるリボンユニットのLDRや、カスタムメイドのMDSドライバーなどは同じものが採用され、サイズも全く同一となる。しかしながら、同社のブランド・ディベロプメントを統括するアレキサンダー・グライナー氏によると「今回、アンプを内蔵したアクティブタイプのスピーカーとすることで、内部は大きくリファインを施した」という。内蔵されるアンプの出力は、301が100W、501が180W、701が200Wとなる。
内部を大きく変更したことは、リアパネルから伺える多彩な機能からも明らかだ。注目は、PREMIUM WIRELESSの内部に搭載されたDSPで制御されるサウンドチューニング機能。あらかじめ用意されたニュートラル/ウォール/コーナーといったセッティング・プリセットを切り換えることで、セッティング場所に応じた最適な音場補正が行える。また、ホワイト/ブルー/レッドと分けられたグループ機能は、例えば複数の部屋にスピーカーを置き、それぞれを1台のPIEGA Connectでコントロールするといったマルチルーム再生も可能としている。また、音量の大小に合わせて周波数帯域を自動的に最適な値とし、常に一定の再生バランスとする機能も装備している。
これまでもPIEGAはライフスタイルに寄り添ったラインアップを展開してきたが、本機は現代のリスナーに向けた本格的なハイファイワイヤレスシステムに仕上がっている。アルミを採用した美しいキャビネットデザインと、さらなる使い勝手の改良、そして高いサウンドで、今年のHIGH ENDでも大きな話題となっている。
現在、欧米メーカーを中心として徐々に盛り上がりを見せつつある、ハイファイリスニングを前提としたワイヤレススピーカー市場。PREMIUM WIRELESSは、およそ3年間の構想期間を経て完成した新スピーカーとして、PREMIUMシリーズにラインアップされる。
PREMIUM WIRELESSを構成するのは、PIEGAがパートナーシップ企業に設計を依頼したという、オリジナルのクラスDアンプを内蔵したアクティブスピーカー本体と、別売りで用意されるワイヤレス伝送用センターユニット「PIEGA Connect」。PIEGA Connectはオーディオハブとしての役割を担っており、テレビ等の接続も考慮した光TOS、RCA同軸によるS/PDIF出力端子やアナログRCA入力、そしてaptX/A2DP/AVRCPに対応するBluetooth機能を搭載。入力された信号は、ロスレス伝送が可能なKleerによるワイヤレス伝送でスピーカーへ送られる仕組みとなっている。Kleerの伝送帯域は、5.2/5.8/2.4GHzの3帯域から選択可能だ。
スピーカーは、既存のパッシブタイプのPREMIUMラインと同様にブックシェルフの301、フロア型の501、そしてシリーズ最上位の701の3機種を用意。同社のコアテクノロジーとなるリボンユニットのLDRや、カスタムメイドのMDSドライバーなどは同じものが採用され、サイズも全く同一となる。しかしながら、同社のブランド・ディベロプメントを統括するアレキサンダー・グライナー氏によると「今回、アンプを内蔵したアクティブタイプのスピーカーとすることで、内部は大きくリファインを施した」という。内蔵されるアンプの出力は、301が100W、501が180W、701が200Wとなる。
内部を大きく変更したことは、リアパネルから伺える多彩な機能からも明らかだ。注目は、PREMIUM WIRELESSの内部に搭載されたDSPで制御されるサウンドチューニング機能。あらかじめ用意されたニュートラル/ウォール/コーナーといったセッティング・プリセットを切り換えることで、セッティング場所に応じた最適な音場補正が行える。また、ホワイト/ブルー/レッドと分けられたグループ機能は、例えば複数の部屋にスピーカーを置き、それぞれを1台のPIEGA Connectでコントロールするといったマルチルーム再生も可能としている。また、音量の大小に合わせて周波数帯域を自動的に最適な値とし、常に一定の再生バランスとする機能も装備している。
これまでもPIEGAはライフスタイルに寄り添ったラインアップを展開してきたが、本機は現代のリスナーに向けた本格的なハイファイワイヤレスシステムに仕上がっている。アルミを採用した美しいキャビネットデザインと、さらなる使い勝手の改良、そして高いサウンドで、今年のHIGH ENDでも大きな話題となっている。