公開日 2019/05/22 14:29
クリプトン、2ウェイ密閉型スピーカー「KX-0.5」にピアノ仕上げモデルを追加
漆仕上げと合わせて3モデル展開に
クリプトンは、2ウェイ/密閉型のブックシェルフ型スピーカー「KX-0.5」(通称ポイントファイブ)について、新たにピアノ仕上げモデル「KX-0.5P」を追加。7月下旬より発売する。価格は220,000円/ペア(税抜)。
KX-0.5(185,000円/ペア、関連ニュース)は、同社が展開するパッシブ方式の密閉型スピーカーシステム「KXシリーズ」の普及価格帯モデル。KX-0.5Pは、KX-0.5をベースに、エンクロージャー表面の仕上げをピアノ仕上げとした。さらに、ピアノ仕上げとしたことによる音調の変化を踏まえて、本機専用の音質チューニングを行っている。
クリプトンは同社のパッシブ型スピーカーにおいて、一貫して密閉型エンクロージャーを採用してきたが、エントリーモデルとなるKX-0.5も同様だ。筐体サイズはシリーズ最小で、それに合わせて140mm径のウーファーを搭載する(上位機は170mm口径)。
ウーファーには、本機のために新規開発されたカーボンポリプロピレン(CPP)コーン・ユニットを採用。トゥイーターは、上位機と同じく50kHzまでの再生が可能な砲弾型イコライザー付リングダイアフラム型トゥイーターを搭載する。
エンクロージャー表面には、スモークユーカリの自然材による突き板を採用。KX-0.5Pでも同様の突き板を用い、その上からポリエステル塗装、鏡面6面仕上げによるピアノ塗装を施している。
エンクロージャーの構造自体はKX-0.5と同様で、針葉樹系高密度パーチクルボードとMDF(リアボード)を採用している
同社のスピーカー開発を一手に担う渡邉勝氏によると、「ピアノ仕上げを施すとエンクロージャーが締められ、音がより硬く、高域寄りの傾向になる」とのこと。そのため、KX-0.5Pでは新たに音質チューニングが実施された(漆仕上げモデルでは再チューニングは行われていない)。
具体的には、上位モデル「KX-3 Spirit」と同様の「マグネシウム+PC-Triple Cケーブルを内部配線に採用。ピアノ仕上げならではの高域の音の良さを引き出すとしている。その他、細部についてもKX-0.5とは異なるチューニングを施しているという。
発表会では先行して発売された、漆仕上げモデル「KX-0.5UR」「KX-0.5UB」(298,000円/ペア)についても改めて紹介。同じKX-0.5ながら通常モデル、ピアノ仕上げ、漆仕上げ(2機種)を用意することで、ユーザーが音・仕上げ・価格から好みのモデルを選べることを「ポイントファイブ・トリプルセレクト」と称してアピールしていた。
なお、KX-0.5UR/UBは当初400,000円/ペア(税抜)で発売されたが、今年3月15日から大幅な値下げを実施。298,000円/ペア(税抜)で販売されている。同社によれば、生産可能な台数も限られることから当初の価格設定としていたが、生産体制を強化することで値下げに踏み切ったとのこと。値下げ後の販売は非常に好調とのことだった。
また、この3つの仕上げの違いは単に外観だけでなく、音質面にも貢献していることを強調。発表会では3モデルの比較試聴を実施した。聴き比べると、通常モデルに比べてKX-0.5PはさらにS/Nに優れ高解像度で、音場の広がりも出ると感じた。KX-0.5UBは、女性ボーカルを再生したときの独特の艶っぽさや温もりが印象的。一方で通常モデルのコストパフォーマンスは揺るぎないもので、3機種それぞれの個性を聴き取ることができた。
KX-0.5(185,000円/ペア、関連ニュース)は、同社が展開するパッシブ方式の密閉型スピーカーシステム「KXシリーズ」の普及価格帯モデル。KX-0.5Pは、KX-0.5をベースに、エンクロージャー表面の仕上げをピアノ仕上げとした。さらに、ピアノ仕上げとしたことによる音調の変化を踏まえて、本機専用の音質チューニングを行っている。
クリプトンは同社のパッシブ型スピーカーにおいて、一貫して密閉型エンクロージャーを採用してきたが、エントリーモデルとなるKX-0.5も同様だ。筐体サイズはシリーズ最小で、それに合わせて140mm径のウーファーを搭載する(上位機は170mm口径)。
ウーファーには、本機のために新規開発されたカーボンポリプロピレン(CPP)コーン・ユニットを採用。トゥイーターは、上位機と同じく50kHzまでの再生が可能な砲弾型イコライザー付リングダイアフラム型トゥイーターを搭載する。
エンクロージャー表面には、スモークユーカリの自然材による突き板を採用。KX-0.5Pでも同様の突き板を用い、その上からポリエステル塗装、鏡面6面仕上げによるピアノ塗装を施している。
エンクロージャーの構造自体はKX-0.5と同様で、針葉樹系高密度パーチクルボードとMDF(リアボード)を採用している
同社のスピーカー開発を一手に担う渡邉勝氏によると、「ピアノ仕上げを施すとエンクロージャーが締められ、音がより硬く、高域寄りの傾向になる」とのこと。そのため、KX-0.5Pでは新たに音質チューニングが実施された(漆仕上げモデルでは再チューニングは行われていない)。
具体的には、上位モデル「KX-3 Spirit」と同様の「マグネシウム+PC-Triple Cケーブルを内部配線に採用。ピアノ仕上げならではの高域の音の良さを引き出すとしている。その他、細部についてもKX-0.5とは異なるチューニングを施しているという。
発表会では先行して発売された、漆仕上げモデル「KX-0.5UR」「KX-0.5UB」(298,000円/ペア)についても改めて紹介。同じKX-0.5ながら通常モデル、ピアノ仕上げ、漆仕上げ(2機種)を用意することで、ユーザーが音・仕上げ・価格から好みのモデルを選べることを「ポイントファイブ・トリプルセレクト」と称してアピールしていた。
なお、KX-0.5UR/UBは当初400,000円/ペア(税抜)で発売されたが、今年3月15日から大幅な値下げを実施。298,000円/ペア(税抜)で販売されている。同社によれば、生産可能な台数も限られることから当初の価格設定としていたが、生産体制を強化することで値下げに踏み切ったとのこと。値下げ後の販売は非常に好調とのことだった。
また、この3つの仕上げの違いは単に外観だけでなく、音質面にも貢献していることを強調。発表会では3モデルの比較試聴を実施した。聴き比べると、通常モデルに比べてKX-0.5PはさらにS/Nに優れ高解像度で、音場の広がりも出ると感じた。KX-0.5UBは、女性ボーカルを再生したときの独特の艶っぽさや温もりが印象的。一方で通常モデルのコストパフォーマンスは揺るぎないもので、3機種それぞれの個性を聴き取ることができた。