• ブランド
    特設サイト
公開日 2021/09/07 13:15

テクニクス、“グランドクラス”新プリメイン「SU-G700M2」。最上位モデルの技術を継承

11/26発売。約30万円
編集部:杉山康介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
パナソニックは、テクニクスブランドの“グランドクラス”新プリメインアンプ「SU-G700M2」を、11月26日より発売する。価格は298,000円(税込)。

SU-G700M2

2017年に発売された「SU-G700」の音楽表現を継承しつつ、最上位“リファレンスクラス”のプリメイン「SU-R1000」にて開発された高速応答・低ノイズ電源ユニット「Advanced Speed Silent Power Supply(AS2PS)」を採用。SU-R1000同様にスイッチング周波数を約100kHzから約400kHzへと高速化させることでリップルノイズの発生とオーディオ帯域へのノイズ干渉を低減。低ノイズレギュレーター回路で電源の低ノイズ化を徹底した。

SU-G700M2

また、SU-R1000と同様、電源部に高速応答デバイスのGaN-FETやSiCダイオードを採用し、スイッチング電源の応答性を高めたことにより、音楽信号の瞬時の変化に追従し、安定した電源供給を実現。スピーカーのドライブ能力を高め、エネルギーあふれる低域再生を可能にしたという。

SU-R1000の電源「AS2PS」を採用。スイッチング周波数を約400kHzへと高速化している

アンプ部には、同社の独自フルデジタルアンプ「JENO Engine」や、スピーカーの特性を測定・解析してアンプの特性を最適化する「LAPC(Load Adaptive Phase Calibration)」を搭載。解像度と空間表現に優れた音楽再生を実現するとしている。

定格出力は70W+70W(1kHz、T.H.D. 0.5%、8Ω、20kHz LPF、JEITA)/140W+140W(1kHz、T.H.D. 0.5%、4Ω、20kHz LPF、JEITA)で、周波数特性は20Hz-20kHz(フォノ入力)/5Hz-80kHz(ライン入力)/5Hz-90kHz(デジタル)。推奨負荷インピーダンスは4-16Ωで、入力感度・インピーダンスは2.5mV・47kΩ(フォノMM)/300µV・100Ω(フォノMC)/200mV・22kΩ(ライン)。

筐体内部はSU-G700と同様に、電源部、パワーアンプ部、デジタル/アナログ入力部を3分割した機構を採用。加えて電源部は2段構成かつ周囲を鋼板で囲んだシールドケース構造を、各部の仕切りとなる鋼板には、1.2mm厚の鋼板ボトムシャーシに2mm厚の鋼板を重ねた2層構造の高剛性シャーシを採用。各部の干渉を削減するとともに不要な振動を抑え、ノイズによるディテールの欠落を解消するとのこと。

電源/パワーアンプ/デジ/アナ入力を3分割。写真右は2層構造の電源の上層部を取ったもの

さらに音質を向上させるため、SU-R1000のノウハウを活かして高音質パーツを選定。パワーアンプ用電源部のコンデンサーなどは高グレードとなっているほか、スピーカー端子とアンプブロック間の接続には非磁性体の真鍮ビスを使用し、スピーカーへの伝送信号の純度を高めるなどしている。

フォノ入力は従来のMM型に加え、MC型カートリッジにも新対応。MC型への対応に合わせ、電源ラインへのレギュレーター追加、配線パターンの低インピーダンス化など、ノイズ低減を徹底したという。また、アース端子をより高品位なものに変更しアース線の取り付けやすさも向上。

製品の背面部

ほかにも「LC電源フィルター」「パワーコンディショナー」「Battery Driven Clock Generator」「Optimally Activated Circuit System」などの高音質技術を搭載し、アナログからデジタルまで高純度な音で再生できるとのこと。

入力端子はRCA×2、フォノ×1、光デジタル×2、同軸デジタル×2、USB-B×1、ヘッドホン用6.3mm×1を搭載。デジタル音源は最大PCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHzのネイティブ再生に対応する。

外形寸法は430W×148H×428Dmmで、質量は約12.7kg。カラーは従来のシルバーに加え、ブラックモデルを新たに用意。アルミ無垢材のボリュームや入力セレクターのノブは前面・側面にスピン加工を施してあり、外観デザイン面でもSU-R1000を継承することで、さらに品位の良い仕上がりを目指した。

シルバーに加えブラックモデルもラインナップする

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX