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公開日 2021/12/22 10:00

「FIBER BOX2」「Macro G」などネットワークオーディオ関連アクセサリーの注目度上昇 <販売店の声・売れ筋ランキング11月>

商品をすぐにお渡しできないジレンマが続く
PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
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各モニター店のご協力のもと提供している「月間売れ筋ランキング」。売れ筋データと共に届けられた、最前線からの熱い声をお届けする。

■「FIBER BOX2」「Macro G」などネットワーク関連アクセサリーに注目
ビクター「DLA-V90R」「DLA-V70R」のイベントを行いました。コロナ禍を考慮して完全予約制での開催としましたが、いささか慎重になりすぎたせいか来店は少なく拍子抜けしました。見ていただいたお客様はJVC「DLA-Z1」やソニー「VPL-VW855」の所有者など10名ほど。画質や今後の楽しみである8K入力等、総じて大変良い評価でした。

プロジェクター以外にも言えることですが、半導体不足のためにすぐに入荷することが困難で、欲しくても手に入らないジレンマがお客様の心の中にはあります。AVアンプは現状ではデノン、マランツ、ヤマハ、それでも高級機になると入荷状況が悪く、せっかくの購買意欲が失せてしまうようです。

11月は何が売れていたかというとネットワーク関連のオーディオアクセサリーです。プロジェクターのイベントでは、NETFLIXの動画コンテンツをEDISCREATIONの光絶縁ツール「FIBER BOX2」を使用して、通す前と後との違いを確認しました。オーディオではネットワークプレーヤーで効果を実感し、いち早く反応した人が予約され、商品が手に渡ったところです。Telos Audio Designのアクティブアース発生器「Macro G」なども実売があり、この辺りは伸びしろがあると感じています。

Telos Audio Designのアクティブアース発生器「Macro G」。

EDISCREATIONの光絶縁ツール「FIBER BOX2」。

中古レコードやアナログ関連アクセサリーは相変わらず安定した動きを見せています。みんながマスクを外してイベントに来てワイワイ言い合えるような世の中はまだ遠いと思いますので、一人一人の接客を大事にしていきたいと思います。(第一無線)

■JBL75周年記念モデル「SA750」は新旧オーディオファンにお薦め
JBLブランド創立75周年記念モデルとして発売された「SA750」。往年の銘機「SA600」をモチーフにしたクラシックなデザインのプリメインアンプです。中身は最新の機能も備えており、新旧のオーディオファンに幅広くお薦めできる製品として期待されます。(ダイナミックスカスタマイズ)

JBLブランド創立75周年記念モデルとして発売されたプリメインアンプ「SA750」。

■商品をすぐにお渡しできないジレンマが続く
久しぶりに比較的高額、やや大型のスピーカーシステムに動きが見られました。SACD/CDプレーヤーでは常連のD&Mが振るわなかったものの、アキュフェーズの「DP-570」「DP-450」が大健闘を見せました。しかし相変わらず、新型コロナの影響で半導体不足が顕著になるなど、お客様が商品を欲しくてもすぐにはお渡しできないジレンマが続いています。先行きの見通しが立つどころか、欠品モデルも多岐にわたってきています。(テレオン)

■ホームシアター関連の需要が活発に
デスクトップ需要での小型スピーカーやホームシアター関連の需要が伸びてきており、期待しています。(オーディオスクエア相模原店)

■キヤノン「EOS R3」、ニコン「Z 9」大人気も歯痒い商品不足
キヤノン「EOS R3」が発売されたものの、まったく商品が無くお客様にご迷惑をお掛けしています。同様に各社の新製品レンズもご注文分が間に合わない状況となっています。年内に発売が予定されるニコン「Z 9」は、キヤノン「EOS R3」以上に予約が入っており、同じ状況になりそうです。世界的な半導体不足やコンテナ船不足などマイナス要因が少なくなく、解消もなかなか見通せず、まだしばらく続きそうです。(ヨドバシカメラ)

キヤノン「EOS R3」。立ち上がり好調も圧倒的に商品が足らず。

■安定した入荷を望みたいのだが…
キヤノンの新製品「EOS R3」が売れ筋上位にランクインしました。しかし、初回入荷数に限りがあったためにトップまでは届かず、安定した入荷を望みたいものの厳しい状況が続きそうです。「EOS R6」「EOS R5」は引き続き好調を維持しています。12月の注目はソニー「α7IV」とニコン「Z 9」が発売され、日に日に問い合わせも増えてきています。(フジヤカメラ)

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