公開日 2023/03/28 15:07
JICO、ラウンド形状まで追い込んだ「SHURE S」カンチレバーを復刻。「J44D」等のMMカートリッジや交換針に搭載
3/28の注文分より新カンチレバー搭載カートリッジに
JICO(日本精機宝石工業)は、SHURE製の交換針と同じS字カーブ形状のカンチレバーの復刻に成功したと発表。3月28日(火)の注文分より、「J44D」等のMMカートリッジには新しい「SHURE S」カンチレバーが採用される。
JICOは以前より「J44D」などSHUREカートリッジの復刻に挑戦してきたが、今回カンチレバーのラウンド形状も揃えることで、「オリジナルSHUREの音の広がり感や、正逆回転の際の抜群のトラッキング性能を満喫」できると説明。
開発にあたっては、外径0.8mm、肉厚0.04mmの熱処理されたアルミパイプを、同社のマイスターであるMORITA氏がSHURE製カンチレバーを画像解析したカーブ形状になるよう手作業で合わせ込んで曲げたのち、交換針に組み込んで繰り返しの試聴を実施。テスターやDJらから合格が出たものをもとに、量産化の治具を作成したとしている。
なお、2021年11月の仕様変更は今後も継続。盤面からカンチレバー根元までの高さが従来品より約0.2mm高くなっているほか、チップ盤面挿入角度は従来品の10度に対してSHURE社製と同じ7度となっている。
新Sカンチレバーへの切り替えの対象となるのは以下のモデル。
・MMカートリッジ「J44A 7」「J44D」「J50」「IMPACT」
・レコード針「N44-7」「N44G」などのN44シリーズ
JICOは以前より「J44D」などSHUREカートリッジの復刻に挑戦してきたが、今回カンチレバーのラウンド形状も揃えることで、「オリジナルSHUREの音の広がり感や、正逆回転の際の抜群のトラッキング性能を満喫」できると説明。
開発にあたっては、外径0.8mm、肉厚0.04mmの熱処理されたアルミパイプを、同社のマイスターであるMORITA氏がSHURE製カンチレバーを画像解析したカーブ形状になるよう手作業で合わせ込んで曲げたのち、交換針に組み込んで繰り返しの試聴を実施。テスターやDJらから合格が出たものをもとに、量産化の治具を作成したとしている。
なお、2021年11月の仕様変更は今後も継続。盤面からカンチレバー根元までの高さが従来品より約0.2mm高くなっているほか、チップ盤面挿入角度は従来品の10度に対してSHURE社製と同じ7度となっている。
新Sカンチレバーへの切り替えの対象となるのは以下のモデル。
・MMカートリッジ「J44A 7」「J44D」「J50」「IMPACT」
・レコード針「N44-7」「N44G」などのN44シリーズ