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公開日 2004/03/09 18:40

松下、新DIGA発表(2)新機種5モデルの全貌 待望の3in1モデルも登場

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<左>DMR-E95H <右>DMR-E150V
●松下電器産業(株)は、本日東京都内で発表会を開催し、DVDレコーダー「DIGA」シリーズの新ラインナップ5モデルと、新たにDIGAの最上位機種として、Blu-ray/DVDレコーダーを発表した。

ここでは、DVDレコーダー新機種5モデルの内容を紹介していこう。

発売されるモデルは以下の通り。

・DVD単体レコーダー「DMR-E55」\OPEN(予想実売価格50,000円前後)3月20日発売
・DVD+VHSレコーダー「DMR-E75V」\OPEN(予想実売価格70,000円前後)4月21日発売
・HDD+DVDレコーダー「DMR-E85H」\OPEN(予想実売価格90,000円前後)4月1日発売
・HDD+DVDレコーダー「DMR-E95H」\OPEN(予想実売価格120,000円前後)5月10日発売
・HDD+DVD+VHSレコーダー「DMR-E150V」\OPEN(予想実売価格110,000円前後)6月21日発売

まずは各モデルに共通の特長について見ていこう。まず、GUIが一新されたのが特筆できる。プログラムナビ表示画面では、サムネイル表示に加え、カーソルを合わせたコンテンツが動画表示される。また、HDD内蔵モデルはリスト表示が可能で、一度に多くのコンテンツを表示することができ、さらに使いやすくなった。プログラムナビには「チャプター」という概念が導入され、チャプター単位で消去したり、新たなプレイリストを作成したりすることもできる。

新GUIでは、機能を選択する際、「録画する」「再生する」等、目的別に機能をグルーピングし、わかりやすく分類表示している。また、ダビングに関しても設定がわかりやすくなり、更に便利になった。

録画モードも変更され、「新・長時間モード」が追加された。従来からあるFINE/XP/SP/EPの各モードのうち、ビットレートが低いEPモードが、約6時間録画と約8時間録画(いずれもDVD片面の場合)から選べるようになった。これは、後述する高画質技術により、低ビットレートでも画質を維持することができるようになったため。同社の説明では、新モデルの8時間録画モードは、旧モデルの6時間録画モードの画質に匹敵するという。

ビットレートが低くなることにより、ダビング速度も向上する。ドライブはDVD-Rが4倍速、DVD-RAMが3倍速だが、EP8時間録画のコンテンツをダビングする場合、DVD-Rへは32倍速、DVD-RAMへは24倍速のダビングが可能になる。

高画質技術では、「NEWディーガエンジン」という高画質システムが搭載された。NEWディーガエンジンは、「スーパーハイブリッドVBR」「インテグレイティッドDNR」「インテリジェント・ダビングDNR」の3技術より成る。「スーパーハイブリッドVBR」は、映像の特徴を捉え、Quality Rate制御を用いた新・リアルタイムVBRと新・視覚感度変調技術によってトータル圧縮歪を最小化する。「インテグレイティッドDNR」では、1画素単位で画像の特徴分析を行い、MPEGのブロックノイズやモスキートノイズを正確に除去する。「インテリジェント・ダビングDNR」は、外部入力やテープからDVDへのダビング時に、テープ信号であることを自動判別し、TBCや3次元NRを施す技術となる。

ここからは各モデルの詳細を見ていく。

DMR-E55は、E50の後継となるDVD単体レコーダー。「新・長時間モード」「NEWディーガエンジン」「カンタンプログラムナビ」など前述した機能を備えている。

DMR-E75Vは、E70Vの後継機。DVDレコーダーとVHSデッキのハイブリッドモデルとなる。ツインチューナーを内蔵して2チャンネルを同時録画できるほか、ワンタッチで双方向のダビングが行える。また、本機より「S-VHS高画質ダビング」機能が追加された。これは、VHSデッキにS-VHSの再生機能を盛り込み、S-VHSアーカイブを高画質でDVDにダビングできる機能。インテリジェントダビングDNRにより、TBCや3次元NRも効かせられる。

なお、E55VとE75Vの内蔵チューナーは、いずれもVHF/UHF/CATVとなる。

DMR-E85HとDMR-E95Hは、ハードディスクとDVDのハイブリッドレコーダー。E85Hは160GB、E95Hは250GBのハードディスクを備える。前述したEP8時間録画モードの場合、E85Hは約284時間、E95Hは約443時間の録画が可能。両機種のチューナーはいずれもVHF/UHF/CATVで、アナログBSチューナーは内蔵しないが、ともに地上波EPGを搭載し、手軽に録画予約が行える。また、E95HにはDV入力端子とSD/PCカードダブルスロットが装備され、DVカメラやデジカメから、かんたんに動画や静止画を取り込める。

DMR-E150Vは、世界初のHDD+DVD+VHSレコーダー。3つのレコーダーを1筐体に凝縮し、これまでにない使い方が可能となっている。内蔵ハードディスクは80GBで、最大約142時間の記録が可能。また、HDD/DVD/VHSのそれぞれの間で自在にダビングが行える「ワンタッチ6WAYダビング」機能を搭載し、たとえばVHSからHDDに映像を取り込み、編集したあとDVD-Rに焼く、といった使い方もできる。

また、E150Vは地上波EPG機能も搭載。ハードディスク、DVDだけでなく、VHS録画時もEPGからの録画予約が行える。E75Vが備える「ツインチューナー2ch同時録画」「S-VHS高画質ダビング」などの機能は、本機も搭載している。

なお、パナソニックのホームページでは、DIGAの特設サイトが公開されている。こちらもあわせて参照されたい。

【問い合わせ先】
松下電器産業(株)
お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365

(Phile-web編集部)

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