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公開日 2006/03/08 16:54
パナソニック、HDMIでVIERA/DIGA/AVアンプなどを統合操作する「VIERA Link」を発表
松下電器産業(株)パナソニックマーケティング本部は、VIERAのリモコンでDIGAやAVアンプの操作を行える新機能「VIERA Link」を開発した。
VIERA Linkは、HDMIケーブルを介して、対応機器を統合コントロールする機能。HDMIには、映像と音声のデジタル伝送ラインのほか、拡張用の予備ラインも用意されており、本機能はこの予備ラインを利用して機器制御信号を伝送する。予備ラインを使って機器を制御するのは世界で初めて。今回の対応機種にはバージョン1.2aのHDMI端子が搭載されている。
対応するのは、本日発表した薄型テレビ“VIERA”「TH-58PX600」「TH-50PX600」「TH-42PX600」「TH-37PX600」「TH-32LX600」と、“DIGA”「DMR-EX550」「DMR-EX350」「DMR-EX250V」「DMR-EX150」、AVアンプ「SU-XR57」。
VIERA Linkを使用する際は、VIERAとDIGA、AVアンプをHDMIケーブルで接続する。3機器を接続使用する場合は、VIERA−AVアンプ−DIGAという接続にする必要がある。AVアンプはHDMIのリピーター機能を備え、受けた信号をそのまま送出することができるが、DIGAはこの機能を備えないため。なお、AVアンプへの音声はHDMIではなく、光デジタル端子で伝送する。これは、VIERAのHDMI端子に、映像や音声の出力機能が無いためだ。
また、VIERA Linkの操作連動を行うためには、VIERA側で初期設定を行う必要がある。初期設定では、HDMIの機器制御のほか、電源オン/オフ連動機能の使用・非使用も切り替えられる。
VIERA Linkで行える連動操作は多岐にわたる。代表的なものを紹介していこう。
まず、「いま見ている番組を録画したい」という時には、VIERAのリモコンの「サブメニュー」ボタンを押し、「見ている番組を録画」を選ぶだけで、DIGAの電源が立ち上がり、チャンネルを切り替え、自動的に録画を開始する。また、録画予約もVIERA Linkを介して行える。ただし、VIERA Linkの機器制御信号は今のところ一方通行で、接続先の機器からのエラー信号などは返ってこないため、たとえばDIGAが番組を録画中で、VIERA Linkで指示された録画が行えない状況でも、「録画できない」旨の表示はされない。録画を開始したかどうかは、DIGAを見て確認する必要がある。また、VIERA Linkを介してDIGAにデジタル放送を録画する場合は、記録モードはダイレクトモードのみとなる。
VIERAにDIGA2台をHDMI接続した場合、VIERA Linkで動かせるのは「HDMI1」に入力した機器のみ。同時に複数台のDIGAをコントロールすることはできない。
DIGA内の映像を再生するには、VIERAリモコンの「操作一覧」ボタンを押し、「ディーガを操作する」を選択する。これで自動的にDIGAの電源が入り、テレビの入力切り替えが行われる。この状態で「再生する」を選べば、録画した番組を楽しむことができる。
DIGAを起点にした連動操作も可能。DIGAにDVDディスクをセットすると、VIERAの電源が立ち上がり、再生を自動で開始する。
なお、VIERA LinkでDIGA内のコンテンツを編集することは基本的にできない。ただしコンテンツの削除は可能。
また、AVアンプとの連動では、VIERAリモコンの「操作一覧」ボタンを押し、「音声をAVアンプから出す」を選択すると、AVアンプの電源オン、音声出力切り替えを行い、VIERA本体の音声を消音する。この時、VIERAのリモコンでAVアンプの音量調整を行うこともできる。
さらに、VIERAの電源を切ると、DIGAやAVアンプの電源も連動してオフにする機能も搭載。機器の電源を一つ一つ切る必要がないため省エネにもつながる。
今後、数多くの同社製機器がVIERA Linkを搭載することが予想される。同社では、バージョンアップなどでそれらの機器に対応することを検討している。
パナソニックマーケティング本部 本部長の牛丸俊三氏は、VIERA Linkについて「PDPや液晶テレビ、シアターシステム、レコーダー、ムービー、デジカメ、プリンター、メモリーカード、HDMIまで、すべてを提供できるのはパナソニックだけ。当社だからVIERA Linkは実現した」と説明。また同氏は「今後、ほかのAV機器にもVIERA Linkを搭載していく」と言明したが、具体的な商品内容については言及を避けた。
【問い合わせ先】
松下電器産業(株)
お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365
(Phile-web編集部)
VIERA Linkは、HDMIケーブルを介して、対応機器を統合コントロールする機能。HDMIには、映像と音声のデジタル伝送ラインのほか、拡張用の予備ラインも用意されており、本機能はこの予備ラインを利用して機器制御信号を伝送する。予備ラインを使って機器を制御するのは世界で初めて。今回の対応機種にはバージョン1.2aのHDMI端子が搭載されている。
対応するのは、本日発表した薄型テレビ“VIERA”「TH-58PX600」「TH-50PX600」「TH-42PX600」「TH-37PX600」「TH-32LX600」と、“DIGA”「DMR-EX550」「DMR-EX350」「DMR-EX250V」「DMR-EX150」、AVアンプ「SU-XR57」。
VIERA Linkを使用する際は、VIERAとDIGA、AVアンプをHDMIケーブルで接続する。3機器を接続使用する場合は、VIERA−AVアンプ−DIGAという接続にする必要がある。AVアンプはHDMIのリピーター機能を備え、受けた信号をそのまま送出することができるが、DIGAはこの機能を備えないため。なお、AVアンプへの音声はHDMIではなく、光デジタル端子で伝送する。これは、VIERAのHDMI端子に、映像や音声の出力機能が無いためだ。
また、VIERA Linkの操作連動を行うためには、VIERA側で初期設定を行う必要がある。初期設定では、HDMIの機器制御のほか、電源オン/オフ連動機能の使用・非使用も切り替えられる。
VIERA Linkで行える連動操作は多岐にわたる。代表的なものを紹介していこう。
まず、「いま見ている番組を録画したい」という時には、VIERAのリモコンの「サブメニュー」ボタンを押し、「見ている番組を録画」を選ぶだけで、DIGAの電源が立ち上がり、チャンネルを切り替え、自動的に録画を開始する。また、録画予約もVIERA Linkを介して行える。ただし、VIERA Linkの機器制御信号は今のところ一方通行で、接続先の機器からのエラー信号などは返ってこないため、たとえばDIGAが番組を録画中で、VIERA Linkで指示された録画が行えない状況でも、「録画できない」旨の表示はされない。録画を開始したかどうかは、DIGAを見て確認する必要がある。また、VIERA Linkを介してDIGAにデジタル放送を録画する場合は、記録モードはダイレクトモードのみとなる。
VIERAにDIGA2台をHDMI接続した場合、VIERA Linkで動かせるのは「HDMI1」に入力した機器のみ。同時に複数台のDIGAをコントロールすることはできない。
DIGA内の映像を再生するには、VIERAリモコンの「操作一覧」ボタンを押し、「ディーガを操作する」を選択する。これで自動的にDIGAの電源が入り、テレビの入力切り替えが行われる。この状態で「再生する」を選べば、録画した番組を楽しむことができる。
DIGAを起点にした連動操作も可能。DIGAにDVDディスクをセットすると、VIERAの電源が立ち上がり、再生を自動で開始する。
なお、VIERA LinkでDIGA内のコンテンツを編集することは基本的にできない。ただしコンテンツの削除は可能。
また、AVアンプとの連動では、VIERAリモコンの「操作一覧」ボタンを押し、「音声をAVアンプから出す」を選択すると、AVアンプの電源オン、音声出力切り替えを行い、VIERA本体の音声を消音する。この時、VIERAのリモコンでAVアンプの音量調整を行うこともできる。
さらに、VIERAの電源を切ると、DIGAやAVアンプの電源も連動してオフにする機能も搭載。機器の電源を一つ一つ切る必要がないため省エネにもつながる。
今後、数多くの同社製機器がVIERA Linkを搭載することが予想される。同社では、バージョンアップなどでそれらの機器に対応することを検討している。
パナソニックマーケティング本部 本部長の牛丸俊三氏は、VIERA Linkについて「PDPや液晶テレビ、シアターシステム、レコーダー、ムービー、デジカメ、プリンター、メモリーカード、HDMIまで、すべてを提供できるのはパナソニックだけ。当社だからVIERA Linkは実現した」と説明。また同氏は「今後、ほかのAV機器にもVIERA Linkを搭載していく」と言明したが、具体的な商品内容については言及を避けた。
【問い合わせ先】
松下電器産業(株)
お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365
(Phile-web編集部)