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公開日 2007/08/09 18:04
スカパーJSAT、社長定例会見を開催 − HDチャンネル充実で加入者増加を図る
スカパーJSAT(株)は、本日9日都内にて社長定例会見を開催。2007年度第1四半期(1Q)の概況や今後の事業展開などについて説明を行った。
会見を行ったのは仁藤雅夫代表取締役社長。今回の業績発表はスカパー!とJSATがグループ化してから初の連結業績発表となる。仁藤氏はまず1Qの連結損益の概要を説明した。
グループ連結の営業収益は301億1620万円で、営業利益は30億2200万円。新規個人契約件数は128,000件で、個人解約率は11.6%、個人契約純増数は22,000件となった。なお通年での見通しは、新規個人契約件数として60万件、解約率9.2%となっており、仁藤氏は「チャレンジングな値だが、なんとしても実現すべく様々な策を講じていきたい」と語った。
新規個人契約件数は、ドイツW杯のあった06年1Qには及ばないながらも、着実に件数を伸ばしている。内訳を見ると「e2 by スカパー!」(110度CS)の件数の増加が顕著で、仁藤氏は「受信機内蔵テレビの普及とともに伸びている」と説明する。e2の契約件数は2006年度末で40万件。2011年度までの中期経営計画目標は180万件としている。また、ハイビジョンチャンネルは現在3チャンネルだが、9月中に4チャンネル、2008年度に5チャンネル、2009年度に10チャンネルへと増やしていく予定だという。今後の取り組みとして同社は、サービス内容の認知度を向上させ、デジタルテレビの普及世帯のうち3.5〜4.0%程度の加入を目指していく。
既存のコア事業である124/128度CS放送「スカパー!」は、2011年度末時点で360万件の契約数を目指す(現在320万件)。本年度はサッカー番組に力を入れ、想定されている加入数の減少を最小限に抑える。ハイビジョンチャンネルについては、今年度は準備段階とし、2008年夏に10前後のチャンネル数で放送開始する予定。さらに、2009年秋頃には30チャンネル程度に増やし、「HDパック」といったサービスも提供していく予定だ。
また、「スカパー!光」の2006年度末の契約者数は約3万件。2011年度末には80万件にまで引き上げたい考えだ。このために、サービスエリアの拡大を順次行っていく。なおハイビジョン番組については「スカパー!」に準じてサービスを提供していく計画だ。
その他の取り組みとして同社は現在、モバイル向けのコンテンツ配信やオンデマンドTVとのIPTVサービスなどを新たに展開中。6月に開始した、YouTube日本語版のパートナーページ展開について仁藤氏は、「スカパー!は多チャンネルが故に、放送内容を広く周知する手段がなかった。YouTubeにより、より多くの番組を紹介することができるようになる」と説明した。
(Phile-web編集部)
会見を行ったのは仁藤雅夫代表取締役社長。今回の業績発表はスカパー!とJSATがグループ化してから初の連結業績発表となる。仁藤氏はまず1Qの連結損益の概要を説明した。
グループ連結の営業収益は301億1620万円で、営業利益は30億2200万円。新規個人契約件数は128,000件で、個人解約率は11.6%、個人契約純増数は22,000件となった。なお通年での見通しは、新規個人契約件数として60万件、解約率9.2%となっており、仁藤氏は「チャレンジングな値だが、なんとしても実現すべく様々な策を講じていきたい」と語った。
新規個人契約件数は、ドイツW杯のあった06年1Qには及ばないながらも、着実に件数を伸ばしている。内訳を見ると「e2 by スカパー!」(110度CS)の件数の増加が顕著で、仁藤氏は「受信機内蔵テレビの普及とともに伸びている」と説明する。e2の契約件数は2006年度末で40万件。2011年度までの中期経営計画目標は180万件としている。また、ハイビジョンチャンネルは現在3チャンネルだが、9月中に4チャンネル、2008年度に5チャンネル、2009年度に10チャンネルへと増やしていく予定だという。今後の取り組みとして同社は、サービス内容の認知度を向上させ、デジタルテレビの普及世帯のうち3.5〜4.0%程度の加入を目指していく。
既存のコア事業である124/128度CS放送「スカパー!」は、2011年度末時点で360万件の契約数を目指す(現在320万件)。本年度はサッカー番組に力を入れ、想定されている加入数の減少を最小限に抑える。ハイビジョンチャンネルについては、今年度は準備段階とし、2008年夏に10前後のチャンネル数で放送開始する予定。さらに、2009年秋頃には30チャンネル程度に増やし、「HDパック」といったサービスも提供していく予定だ。
また、「スカパー!光」の2006年度末の契約者数は約3万件。2011年度末には80万件にまで引き上げたい考えだ。このために、サービスエリアの拡大を順次行っていく。なおハイビジョン番組については「スカパー!」に準じてサービスを提供していく計画だ。
その他の取り組みとして同社は現在、モバイル向けのコンテンツ配信やオンデマンドTVとのIPTVサービスなどを新たに展開中。6月に開始した、YouTube日本語版のパートナーページ展開について仁藤氏は、「スカパー!は多チャンネルが故に、放送内容を広く周知する手段がなかった。YouTubeにより、より多くの番組を紹介することができるようになる」と説明した。
(Phile-web編集部)