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公開日 2007/08/20 15:50
東芝、REGZAフラグシップ“Z3500”シリーズを発売 − 倍速パネルやレグザリンクを搭載
(株)東芝は、液晶テレビ“REGZA”の新モデルとして、「パワー・メタブレイン」や「レグザリンク」などを新たに搭載したフラグシップモデル“Z3500”シリーズを9月下旬より順次発売する。ラインナップは以下の通り。
・57V型 57Z3500 ¥OPEN(予想実売価格950,000円前後) 10月下旬発売
・52V型 52Z3500 ¥OPEN(予想実売価格600,000円前後) 10月中旬発売
・46V型 46Z3500 ¥OPEN(予想実売価格510,000円前後) 10月中旬発売
・42V型 42Z3500 ¥OPEN(予想実売価格460,000円前後) 9月下旬発売
・37V型 37Z3500 ¥OPEN(予想実売価格360,000円前後) 9月下旬発売
本シリーズは、これまでのフラグシップシリーズ“Z2000”の後継。Z2000の、32V/37V/42V/47V型というラインナップからより大型にシフトし、全モデルでフルHDパネルを採用した。また、Zシリーズとして初めて120Hz駆動パネルを採用している。なお液晶の方式は、57、52、46型がVA方式、42、37型がIPS方式。その他の仕様は全モデル共通となる。
チューナーは、地上・BS・110度CSデジタルを2基、地上アナログを1基搭載。HDMI入力端子は3系統を用意している。
■映像技術
映像処理エンジンに新開発の「パワー・メタブレイン」を搭載。同エンジンでは、60コマ/秒の映像の各コマ間に補間フレームを挿入し、120コマ/秒の滑らかでクリアな映像を実現するための「フルHD・モーションクリア」技術を投入したのが特徴の一つ。1画素ごとの動きを検出することで、縦、横、斜め方向の動きに対応する。動き判別の誤りやすいシーンでは、オブジェクトに応じて予測に用いるエリアをフレキシブルに変更する「オブジェクト適応フレキシブル予測」技術を使用。また予測処理は、SD映像、HD映像、フィルムなど、素材に応じた処理を施すことで、中間フレーム生成の精度を高めている。
パワー・メタブレインでは、新たにx.v.ColorやDeep Colorの映像信号にも対応。1シーンごとにヒストグラムを作成し、映像信号を補正する「質感リアライザー」は「パワー・質感リアライザー」に進化させ、“質感表現力”を高めているという。さらに、シーンごとの輝度変化に応じてシャープネスを調整する「ディテールリアライザー」も「パワー・ディテールリアライザー」へと進化させ、性能を向上させている。
液晶パネルは、新開発の駆動用LSIを開発したことで10ビット駆動を実現。パワー・メタブレインの「階調クリエーション」で高めた階調を、高精度に表示することが可能となっている。また、バックライトには「広色域バックライト」を採用することで、Z2000シリーズに比べ約115%の色再現性を実現しているという。
また本シリーズは、HDMIからの1080/24p映像の入力に対応。24コマ/秒の各コマを5コマずつリピートし120コマ/秒表示する「5−5フィルムモード」により、映画コンテンツなどのコマ間隔をそのまま再現することが可能となっている。
■レグザリンク
新たに、REGZAのリモコン一つで様々な接続機器の操作が可能な「レグザリンク」機能を搭載したのも本シリーズの大きな特徴。HDMIのCEC機能を使った機器連動に加え、USBやLANで接続した外付けハードディスクに番組録画を行うことも可能となっている。
従来モデルでLAN接続によるeSATA対応HDDにのみ対応していた外付けHDDへの番組録画は、本シリーズでは新たにUSB接続のHDDにも対応。1度に複数のHDDを接続することはできないが、最大8台まで登録し、取り替えながら使用することができる。なおLAN HDDは最大8台までの同時接続に対応している。録画したコピーワンス番組は、USB→LAN、LAN→LANのムーブに対応するが、“VARDIA”などのレコーダーへのムーブには対応しない。
HDMI接続によるレグザリンクは、VARDIAやQosmio(ノートPC)、オンキヨーやヤマハのオーディオシステムに対応する。
VARDIAとの連動はHDMI接続で可能。REGZAの高精細な番組表を使った番組録画や、レコーダー内の録画済み番組の再生などを手軽に行うことが可能だ。さらにLAN接続を行うことで、別の部屋などにあるVARDIAとの接続も可能。VARDIAがDLNA(DTCP-IP)対応であれば、録画した番組のストリーミング再生を行うことができる。
また、本日発表された同社のAVノートPC「Qosmio G40/97D」とHDMIで接続し、レグザリンク機能を使用することも可能。PC内のソフトウェア「Qosmio AV center」や「Windows Media Center」、「Toshiba HD DVD PLAYER」をテレビに表示しリモコンで手軽に操作することが可能で、PC内の映像、音楽、写真などを楽しむことができる。
オーディオシステムとの連動は、本日発表のヤマハ“デジタル・サウンド・プロジェクター”「YSP-4000」や、すでに発売中のオンキヨーのAVアンプ「TX-NA905」「TX-SA805/705/605」が対応する。連動できる機能は、電源のON/OFF、ボリューム調整、入力の自動切り替えなど。なお、オンキヨーのAVアンプについては自動リップシンクにも対応しているという。
■その他
スピーカーは、豊かな低音を実現する「パワージェットスリットスピーカー」を採用。直径10cmのスピーカー2本を搭載し、本体背面らも音を出すことで、壁に反射させ低音の再生能力を高めている。
アンプは「Class-D デジタルパワーアンプ」を搭載。また「DSPサウンドイコライジングシステム」の搭載により、コンテンツに合わせた音声メニューの選択や、自由なイコライザー設定、サラウンド再生などを行うことが可能。低音補正設定も搭載しており、100Hz、150Hz、200Hzの3段階から好みの低音出力を選択することも可能だ。
インターネット接続機能としては、アクトビラや4th Mediaの閲覧に対応。アクトビラは従来のベーシックサービスのみに対応しており、VODサービス「アクトビラ ビデオ」には対応しない。
【問い合わせ先】
東芝(株)
テレビ事業部 TV国内営業部
TEL/03-3457-8344
(Phile-web編集部)
・57V型 57Z3500 ¥OPEN(予想実売価格950,000円前後) 10月下旬発売
・52V型 52Z3500 ¥OPEN(予想実売価格600,000円前後) 10月中旬発売
・46V型 46Z3500 ¥OPEN(予想実売価格510,000円前後) 10月中旬発売
・42V型 42Z3500 ¥OPEN(予想実売価格460,000円前後) 9月下旬発売
・37V型 37Z3500 ¥OPEN(予想実売価格360,000円前後) 9月下旬発売
本シリーズは、これまでのフラグシップシリーズ“Z2000”の後継。Z2000の、32V/37V/42V/47V型というラインナップからより大型にシフトし、全モデルでフルHDパネルを採用した。また、Zシリーズとして初めて120Hz駆動パネルを採用している。なお液晶の方式は、57、52、46型がVA方式、42、37型がIPS方式。その他の仕様は全モデル共通となる。
チューナーは、地上・BS・110度CSデジタルを2基、地上アナログを1基搭載。HDMI入力端子は3系統を用意している。
■映像技術
映像処理エンジンに新開発の「パワー・メタブレイン」を搭載。同エンジンでは、60コマ/秒の映像の各コマ間に補間フレームを挿入し、120コマ/秒の滑らかでクリアな映像を実現するための「フルHD・モーションクリア」技術を投入したのが特徴の一つ。1画素ごとの動きを検出することで、縦、横、斜め方向の動きに対応する。動き判別の誤りやすいシーンでは、オブジェクトに応じて予測に用いるエリアをフレキシブルに変更する「オブジェクト適応フレキシブル予測」技術を使用。また予測処理は、SD映像、HD映像、フィルムなど、素材に応じた処理を施すことで、中間フレーム生成の精度を高めている。
パワー・メタブレインでは、新たにx.v.ColorやDeep Colorの映像信号にも対応。1シーンごとにヒストグラムを作成し、映像信号を補正する「質感リアライザー」は「パワー・質感リアライザー」に進化させ、“質感表現力”を高めているという。さらに、シーンごとの輝度変化に応じてシャープネスを調整する「ディテールリアライザー」も「パワー・ディテールリアライザー」へと進化させ、性能を向上させている。
液晶パネルは、新開発の駆動用LSIを開発したことで10ビット駆動を実現。パワー・メタブレインの「階調クリエーション」で高めた階調を、高精度に表示することが可能となっている。また、バックライトには「広色域バックライト」を採用することで、Z2000シリーズに比べ約115%の色再現性を実現しているという。
また本シリーズは、HDMIからの1080/24p映像の入力に対応。24コマ/秒の各コマを5コマずつリピートし120コマ/秒表示する「5−5フィルムモード」により、映画コンテンツなどのコマ間隔をそのまま再現することが可能となっている。
■レグザリンク
新たに、REGZAのリモコン一つで様々な接続機器の操作が可能な「レグザリンク」機能を搭載したのも本シリーズの大きな特徴。HDMIのCEC機能を使った機器連動に加え、USBやLANで接続した外付けハードディスクに番組録画を行うことも可能となっている。
従来モデルでLAN接続によるeSATA対応HDDにのみ対応していた外付けHDDへの番組録画は、本シリーズでは新たにUSB接続のHDDにも対応。1度に複数のHDDを接続することはできないが、最大8台まで登録し、取り替えながら使用することができる。なおLAN HDDは最大8台までの同時接続に対応している。録画したコピーワンス番組は、USB→LAN、LAN→LANのムーブに対応するが、“VARDIA”などのレコーダーへのムーブには対応しない。
HDMI接続によるレグザリンクは、VARDIAやQosmio(ノートPC)、オンキヨーやヤマハのオーディオシステムに対応する。
VARDIAとの連動はHDMI接続で可能。REGZAの高精細な番組表を使った番組録画や、レコーダー内の録画済み番組の再生などを手軽に行うことが可能だ。さらにLAN接続を行うことで、別の部屋などにあるVARDIAとの接続も可能。VARDIAがDLNA(DTCP-IP)対応であれば、録画した番組のストリーミング再生を行うことができる。
また、本日発表された同社のAVノートPC「Qosmio G40/97D」とHDMIで接続し、レグザリンク機能を使用することも可能。PC内のソフトウェア「Qosmio AV center」や「Windows Media Center」、「Toshiba HD DVD PLAYER」をテレビに表示しリモコンで手軽に操作することが可能で、PC内の映像、音楽、写真などを楽しむことができる。
オーディオシステムとの連動は、本日発表のヤマハ“デジタル・サウンド・プロジェクター”「YSP-4000」や、すでに発売中のオンキヨーのAVアンプ「TX-NA905」「TX-SA805/705/605」が対応する。連動できる機能は、電源のON/OFF、ボリューム調整、入力の自動切り替えなど。なお、オンキヨーのAVアンプについては自動リップシンクにも対応しているという。
■その他
スピーカーは、豊かな低音を実現する「パワージェットスリットスピーカー」を採用。直径10cmのスピーカー2本を搭載し、本体背面らも音を出すことで、壁に反射させ低音の再生能力を高めている。
アンプは「Class-D デジタルパワーアンプ」を搭載。また「DSPサウンドイコライジングシステム」の搭載により、コンテンツに合わせた音声メニューの選択や、自由なイコライザー設定、サラウンド再生などを行うことが可能。低音補正設定も搭載しており、100Hz、150Hz、200Hzの3段階から好みの低音出力を選択することも可能だ。
インターネット接続機能としては、アクトビラや4th Mediaの閲覧に対応。アクトビラは従来のベーシックサービスのみに対応しており、VODサービス「アクトビラ ビデオ」には対応しない。
【問い合わせ先】
東芝(株)
テレビ事業部 TV国内営業部
TEL/03-3457-8344
(Phile-web編集部)
関連リンク
トピック
- ブランドTOSHIBA
- 型番57Z3500
- 発売日2007年10月下旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格950,000円前後)
【SPEC】●サイズ:57V型 ●パネル:VA方式 ●解像度:1920×1080画素 ●チューナー:地上・BS・110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●入力端子:HDMI×3、D4映像×2、S映像×2、コンポジット映像×4、PC入力×1 ●出力端子:S1映像×1、コンポジット映像×1、アナログ音声×1、光音声×1 ●その他端子:USB×2、LAN×3、i.Link×2 ほか ●消費電力:518W ●外形寸法:1365W×896H×390Dmm ●質量:57.8kg
- ブランドTOSHIBA
- 型番52Z3500
- 発売日2007年10月中旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格600,000円前後)
【SPEC】●サイズ:52V型 ●パネル:VA方式 ●解像度:1920×1080画素 ●チューナー:地上・BS・110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●入力端子:HDMI×3、D4映像×2、S映像×2、コンポジット映像×4、PC入力×1 ●出力端子:S1映像×1、コンポジット映像×1、アナログ音声×1、光音声×1 ●その他端子:USB×2、LAN×3、i.Link×2 ほか ●消費電力:376W ●外形寸法:1280W×847H×390Dmm ●質量:47.3kg
- ブランドTOSHIBA
- 型番46Z3500
- 発売日2007年10月中旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格510,000円前後)
【SPEC】●サイズ:46V型 ●パネル:VA方式 ●解像度:1920×1080画素 ●チューナー:地上・BS・110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●入力端子:HDMI×3、D4映像×2、S映像×2、コンポジット映像×4、PC入力×1 ●出力端子:S1映像×1、コンポジット映像×1、アナログ音声×1、光音声×1 ●その他端子:USB×2、LAN×3、i.Link×2 ほか ●消費電力:344W ●外形寸法:1132W×763H×352Dmm ●質量:36.0kg
- ブランドTOSHIBA
- 型番42Z3500
- 発売日2007年9月下旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格460,000円前後)
【SPEC】●サイズ:42V型 ●パネル:IPS方式 ●解像度:1920×1080画素 ●チューナー:地上・BS・110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●入力端子:HDMI×3、D4映像×2、S映像×2、コンポジット映像×4、PC入力×1 ●出力端子:S1映像×1、コンポジット映像×1、アナログ音声×1、光音声×1 ●その他端子:USB×2、LAN×3、i.Link×2 ほか ●消費電力:292W ●外形寸法:1020W×699H×352Dmm ●質量:28.4kg
- ブランドTOSHIBA
- 型番37Z3500
- 発売日2007年9月下旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格360,000円前後)
【SPEC】●サイズ:37V型 ●パネル:IPS方式 ●解像度:1920×1080画素 ●チューナー:地上・BS・110度CSデジタル×2、地上アナログ×1 ●入力端子:HDMI×3、D4映像×2、S映像×2、コンポジット映像×4、PC入力×1 ●出力端子:S1映像×1、コンポジット映像×1、アナログ音声×1、光音声×1 ●その他端子:USB×2、LAN×3、i.Link×2 ほか ●消費電力:250W ●外形寸法:916W×637H×298Dmm ●質量:23.3kg