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公開日 2007/09/01 10:04
<IFA2007レポート:パナソニック>欧州に広がるVIERA Link − BDプレーヤーやデジ一眼新製品も登場
パナソニックは薄型テレビ“VIERA”の新製品を展示。今年から欧州でも“VIERA Link”のネーミングを取り入れて、HDMIリンク機能とリビングで楽しむハイビジョンの魅力を訴求している。
■薄型テレビ“VIERA”はフルHD最新モデルを展示
プラズマテレビは日本国内でも発表のあった「PZ750SK」シリーズに相当するフルHDモデルの「PZ700E」シリーズが注目を集める。画面サイズは国内と同じ65/58/50/42V型のバリエーションによる展開。各機種ともに9月の発売を予定しており、最大サイズの65V型「TH-65PZ700E」が9,999ユーロで販売される。なお液晶テレビには倍速駆動対応のフルHDパネルを搭載した「TX-37LZD70F」などラインナップを展示する。同社説明員によれば「欧州ではまだハイビジョンの放送コンテンツが整っていないため、フルHD映像の魅力が味わえるコンテンツはBDをはじめとしたパッケージが中心」であるという。しかしながら今年のIFA会場では昨年と比べても明らかに「FullHD」の魅力をうたう機器の展示が増えており、その関心がコンシューマーの間で急速に高まりつつあることが感じられる。VIERAシリーズについても「フルHDモデルの手ごたえは上々」(展示説明員)であるようだ。
同社が推し進めるHDMIリンク機能は、昨年まで使われていた“EZ Sync”を改め、機能の魅力をよりわかりやすく伝えるために今年から欧州でも“VIERA Link”のネーミングが採用されている。展示ブースの各所でVIERA Link対応機器によるデモンストレーションが行われている。
VIERA Linkのプレゼンテーションにも使われていた製品にHDDを本体に搭載した2.1chDVDシステム「SC-PTX7EG-K」があった。メディアセンター部に400GBのハードディスクを搭載しており、CDから楽曲を取り込んでジュークボックス再生が楽しめる。欧州ではオーディオを楽しむ人口の年齢層が日本と比較して高いため、国内で展開する“D-dock”のようなセットシステムよりも、ピュアオーディオも楽しめる本格派シアターシステムからHDDオーディオを訴求する戦略が採られているそうだ。本機の価格は999ユーロで、9月中旬から販売が予定されている。
■BDプレーヤーはHDオーディオのビットストリーム出力に対応
パナソニックのブースの一角ではBlu-ray関連製品を集めた特設展示が行われている。BDプレーヤーは昨年欧米で発売された「DMP-BD10」のバージョンアップモデル「DMP-BD10A」を出展。欧米では既に5月から発売が開始されているが(関連ニュース)、前機種との主な違いはドルビーTrueHDやDTS-HD High Resolution Audioのビットストリーム出力が可能になった点だ。特設展示内の視聴コーナーでは、本機とVIERA Link対応のプラズマテレビ、ホームシアターシステムによるデモンストレーションも行われている。
4倍速記録対応のBD-Rディスクや、PC用のドライブも展示されている。ハーフハイトサイズのPC用内蔵型ドライブ「SW-5583」は8月から出荷が開始されており、当初はオーサリング用途を中心としたプロ用として、システムメーカーを中心に供給されていく。本機の隣にはスリム型の「UJ-210」も参考展示されており、こちらは来春以降に量産が検討されている。同社製のノートPCへの搭載については「製品搭載時の価格バランスが課題。ユーザーニーズをみながら検討して行きたい」(展示説明員)とのこと。なおパネル展示では4層100GBのBD-Rの開発スケジュールも紹介されており、同社では2009年の商品化を目指しているという。
■デジタル一眼「LUMIX L10」は欧州で先行発表
デジタル一眼レフカメラ“LUMIX”「DMC-L10」は、IFA会場での出展が欧州での新製品発表を兼ねて初お目見えとなった。発売時期は10月、レンズキットの価格は1,300ユーロ。
ビデオカメラも先ごろ国内で発表されたSDカードムービー「HDC-SD5」や、SDとDVDのハイブリッドムービー「HDC-SX5」が展示されている。SD5はシルバーのほかにブラックモデルも欧州では展開される。価格はSD5が997ユーロ、SX5が999ユーロ。
(Phile-web編集部・山本)
[IFA2007REPORT]
■薄型テレビ“VIERA”はフルHD最新モデルを展示
プラズマテレビは日本国内でも発表のあった「PZ750SK」シリーズに相当するフルHDモデルの「PZ700E」シリーズが注目を集める。画面サイズは国内と同じ65/58/50/42V型のバリエーションによる展開。各機種ともに9月の発売を予定しており、最大サイズの65V型「TH-65PZ700E」が9,999ユーロで販売される。なお液晶テレビには倍速駆動対応のフルHDパネルを搭載した「TX-37LZD70F」などラインナップを展示する。同社説明員によれば「欧州ではまだハイビジョンの放送コンテンツが整っていないため、フルHD映像の魅力が味わえるコンテンツはBDをはじめとしたパッケージが中心」であるという。しかしながら今年のIFA会場では昨年と比べても明らかに「FullHD」の魅力をうたう機器の展示が増えており、その関心がコンシューマーの間で急速に高まりつつあることが感じられる。VIERAシリーズについても「フルHDモデルの手ごたえは上々」(展示説明員)であるようだ。
同社が推し進めるHDMIリンク機能は、昨年まで使われていた“EZ Sync”を改め、機能の魅力をよりわかりやすく伝えるために今年から欧州でも“VIERA Link”のネーミングが採用されている。展示ブースの各所でVIERA Link対応機器によるデモンストレーションが行われている。
VIERA Linkのプレゼンテーションにも使われていた製品にHDDを本体に搭載した2.1chDVDシステム「SC-PTX7EG-K」があった。メディアセンター部に400GBのハードディスクを搭載しており、CDから楽曲を取り込んでジュークボックス再生が楽しめる。欧州ではオーディオを楽しむ人口の年齢層が日本と比較して高いため、国内で展開する“D-dock”のようなセットシステムよりも、ピュアオーディオも楽しめる本格派シアターシステムからHDDオーディオを訴求する戦略が採られているそうだ。本機の価格は999ユーロで、9月中旬から販売が予定されている。
■BDプレーヤーはHDオーディオのビットストリーム出力に対応
パナソニックのブースの一角ではBlu-ray関連製品を集めた特設展示が行われている。BDプレーヤーは昨年欧米で発売された「DMP-BD10」のバージョンアップモデル「DMP-BD10A」を出展。欧米では既に5月から発売が開始されているが(関連ニュース)、前機種との主な違いはドルビーTrueHDやDTS-HD High Resolution Audioのビットストリーム出力が可能になった点だ。特設展示内の視聴コーナーでは、本機とVIERA Link対応のプラズマテレビ、ホームシアターシステムによるデモンストレーションも行われている。
4倍速記録対応のBD-Rディスクや、PC用のドライブも展示されている。ハーフハイトサイズのPC用内蔵型ドライブ「SW-5583」は8月から出荷が開始されており、当初はオーサリング用途を中心としたプロ用として、システムメーカーを中心に供給されていく。本機の隣にはスリム型の「UJ-210」も参考展示されており、こちらは来春以降に量産が検討されている。同社製のノートPCへの搭載については「製品搭載時の価格バランスが課題。ユーザーニーズをみながら検討して行きたい」(展示説明員)とのこと。なおパネル展示では4層100GBのBD-Rの開発スケジュールも紹介されており、同社では2009年の商品化を目指しているという。
■デジタル一眼「LUMIX L10」は欧州で先行発表
デジタル一眼レフカメラ“LUMIX”「DMC-L10」は、IFA会場での出展が欧州での新製品発表を兼ねて初お目見えとなった。発売時期は10月、レンズキットの価格は1,300ユーロ。
ビデオカメラも先ごろ国内で発表されたSDカードムービー「HDC-SD5」や、SDとDVDのハイブリッドムービー「HDC-SX5」が展示されている。SD5はシルバーのほかにブラックモデルも欧州では展開される。価格はSD5が997ユーロ、SX5が999ユーロ。
(Phile-web編集部・山本)
[IFA2007REPORT]