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公開日 2008/09/17 20:28
キヤノン、フルHDムービー撮影機能を搭載したデジタル一眼「EOS 5D Mark II」などを発売 - 蒼井優さんらも出席
キヤノン(株)は、約2,110万画素で35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark II」や、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot G10」など計6製品を9月20日より順次発売する。詳細は下記の通り。
■全ての機種に新開発の映像エンジン「DIGIC 4」を搭載
いずれの機種も、高解像度化されたCMOSセンサーからの映像信号を高速処理するとともに、さらなる低ノイズ化を実現する映像エンジン「DIGIC 4」を搭載している。CMOSから出力される信号のデジタル処理を14bit(16,384階調)で行うことにより、幅広い階調表現や自然で豊かな色再現を実現したという。また、被写体の明るさとコントラストを解析し、暗い部分を自動的に明るく好ましいコントラストに補正する「オートライティングオブティマイザ」機能は4段階に設定可能だ。
■シリーズで初めてフルHDムービー撮影に対応した「5D Mark II」
有効画素数約2,110万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ。「EOS 5D」(製品DB)の後継機種となる。EOSシリーズとして初めてフルHD(1,920×1,080ピクセル、30フレーム/秒)の動画撮影に対応したモデルだ。
動画撮影は、ライブビュー映像を見ながら1920×1080画素のフルHD、もしくは640×480画素のSDサイズのムービーを記録可能。フレームレートは30フレーム/秒で、動画はH.264、音声はリニアPCMのMOVフォーマットで記録される。レンズを交換して、大口径レンズや魚眼レンズなど様々なレンズでの動画撮影を楽しむことができる。なお、動画撮影中でも、シャッターボタンを押すことで一時的に動画を中断して静止画の撮影に戻ることも可能だ。
また、HDMIミニ端子を装備しており、フルハイビジョン対応テレビに接続すれば、静止画や動画を高画質で楽しめる。スライドショー機能も搭載しており、テレビ画面での自動再生も可能だ。
CMOSセンサーは新開発のもので、オンチップマイクロレンズの間隔を狭めることで開口率を高めるとともに、フォトダイオードまでの距離を短縮し、集光率を向上させている。さらに、カラーフィルターに透過率を高める新材料を採用したことなどにより、高解像度と低ノイズを両立している。
ISO感度は100〜6400。ISO感度拡張により、ISO50(L)のほか、ISO12,800(H1)およびISO25,600(H2)相当にも対応している。また、ノイズリダクション機能は標準、弱め、強め、ナシという4段階から選択できる。
ファインダーには、新開発のガラスペンタプリズムを採用したことにより、視野率約98%、倍率約0.71倍(視野角33.3度)、アイポイント21mmというスペックを実現。また、液晶モニターは3.0V型で約92万ドット。内蔵の外光センサーにより周囲の明るさを測定しモニターの明るさを自動調整する「液晶自動明るさ調整」機能を搭載している。
CMOSセンサーからの4チャンネル高速信号読み出しや高速アンプの導入、および「DIGIC 4」の高速画像処理などにより最高約3.9コマ/秒の連射性能を実現している。また、高速データ転送を可能にしたCFカードの新規格「CFA 4.1 Ultra DMA転送」に対応し、JPEGラージ/ファイン画像で約310枚、RAW画像で約14枚の連続殺意も可能となった。
また、同時発売となるレンズ「EF24mm F1.4L II USM」には、ガラスモールド非球面レンズやUDレンズ(特殊低分散ガラス)などの特殊光学材料を採用。新開発の特殊コーティング「SWC(Subwabeelength Structure Coating)」を施すことにより、入射角の大きな光によるゴーストやフレアを抑えている。
こうした機能を持つ本機について、発表会で説明に当たった同社取締役イメージコミュニケーション本部長の真栄田雅也氏は「5Dの後継機として、快速、快適、高画質の全てにおいて進化を遂げ、ユーザーに満足してもらえる機種にしあがったと自信を持っている」と語り胸を張った。
また、同じく発表会に出席したキャノンマーケティングジャパン(株)取締役社長の村瀬治男氏は、「出揃った魅力的な商品群で、今年のデジタル一眼レフ市場でシェア45%、トップシェアを狙う」と力強く宣言した。
■フルHDムービー対応の「SX1 IS」などコンパクト機5製品も発表
「PowerShot G10」は、1,470万画素CCDを採用し広角28mm相当からの光学5倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラのフラグシップモデル。撮影モード用とISO感度用に加え、露出補正用の専用ダイヤルを設けるなど、より本格的なマニュアル撮影が楽しめるようになっている。また、RAWデータ現像用のソフトとして「EOS DIGITALシリーズ」と共通の「Digital Photo Professional」を採用し、細かい画像調整が行えるようなっている。
「PowerShot SX1 IS」と「PowerShot SX10 IS」は、高倍率ズームと光学式手ブレ補正を備えた「S5 IS」(製品DB)の機能を進化させた、SXシリーズの上位モデル。
「SX1 IS」は、撮像センサーにコンパクトカメラ用に開発した同社独自の1,000万画素CMOSを初搭載し、フルHD動画撮影に対応したのが特徴。光学手ブレ補正機能付きの20倍ズームレンズを搭載し、USM(Ultra Sonic Motor)とVCM(Voice Coil Motor)による高速で静かなズーミングとピント合わせを実現している。
「SX10 IS」は、1,000万画素のCCDと光学手ブレ補正機能付き20倍ズームを搭載したモデル。「SX1 IS」同様に、USMとVCMを搭載し、高速ズーミングおよびピント合わせが可能だ。なお、液晶モニターは両機とも約23.0万ドットで、サイズは「SX1 IS」が2.8V型、「SX10 IS」が2.5V型となっている。
「3000 IS」は、「2000 IS」(製品DB)の後継機種となる、IXY DIGITALシリーズのフラグシップモデル。光学3.7倍ズームレンズを継承しつつ、1,470万画素CCDを搭載したことにより高画質化を図った。
マニュアルモードでシャッタースピードや絞り値の変更が行えるようになったほか、被写体にピントや露出を合わせ続けて素早く撮影できる「クイック撮影」を新たに搭載している。なお、同社のコンパクトデジタルカメラが累計出荷台数1億台を達成したことを記念した特別カラーのレッドが同社直販サイトで500台限定販売される。
「920 IS」は、ワイドズームレンズを搭載した「910 IS」の後継機(製品DB)。CCDを800万画素から1,000万画素へと高画質化するとともに、視認性を高めた3.0V型の「クリアライブ液晶 II」を採用。また、ズーム倍率も光学3.8倍から光学4倍へと高倍率化し、ボディーも約2.3mm薄型化している。
■CMキャラクターの山田優さん、蒼井優さん、夏帆さんが登場
会見の最後には、上記製品、および同時発表されたプリンター「PIXUSシリーズ」のCMキャラクターを務めるタレントの山田優さん、蒼井優さん、夏帆さんが登場した。
3人は司会の木佐彩子さんの質問に答える形でCM撮影の思い出話や製品の印象などについてコメント。3人はこれまでも同社のCMに起用されてきたが、今回も姉妹役という設定を引き続き採用したものとなっている。
会見は、3人がそれぞれ小旅行に出かけて製品を使用して撮影してきた写真を披露しながら進められた。山田さんは中華街で犬を、蒼井さんは山梨でのぶどう畑などを、夏帆さんは九十九里のハーブ園での風景を撮影。また、蒼井さんはスタッフの姿を収めた写真を披露するなど撮影陣とのムードも大変良好だったことをうかがわせた。
山田さんは「友達と旅行に行ったときなどは、たくさん写真を撮って写真集のようにしている」と、プライベートでも写真に親しんでいることを明かした。また、蒼井さんは「いつのまにか私よりも父親のほうが写真にハマっている(笑)」と意外な事実も披露。夏帆さんは「友達と写真を撮りあって、プリントアウトして配り合っている」と、気軽に写真撮影を楽しんでいるとコメントした。
以下、発表会にて行われた質疑応答の様子をお届けする。
Q.「5D Mark II」はスペックの数字面だけで見るとソニーの「α900」などに見劣りする面もあるが、その点についてどう考えているのか。
A.確かに画素数などは一眼レフカメラにとって重要な点だとは思うが、カメラ全体のバランスでは決して劣るものではないと考えている。本機は明るい場所でも暗所でもかなり低ノイズで高画質の画像を提供できる製品となっている。
Q.デジタル一眼レフでもコンパクト同様に各機種で機能面に差が付けにくくなってきていると思うが、今後の競争の方向性はどうなっているのか。
A.大前提として、カメラの最大目標は「様々な条件下で高画質な撮影ができること」であると考えている。確かに違いを出すことは難しくなっているかもしれないが、あらゆる性能における競争を続けていくつもりだ。また、競争が激しくなることはマーケットが元気になることでもあり良いことであると思っている。
Q.「シェア45%が目標」という話があったが、目標達成に向けてどのような対策をとっていくのか教えて欲しい。
A.上期には「kissシリーズ」を、下期に「50D」と「5D Mark II」といった具合に1年間を通しての総合的な計画を立てており、その計画を忠実に実行できれば1年が終わった時点でナンバー1になっていると考えている。
Q.動画機能を搭載したが、ビデオカメラとの売り方の違いなどについてはどう考えているのか。
A.長い目で見れば動画も静止画も高いレベルのものになってくるだろう。それをどう選ぶかはユーザーのチョイスになってくる。そうしたニーズに応えられるよう、当社も経験を積み重ねていきたい。
Q.それは、カメラの動画、そしてビデオの静止画は付加的な機能という認識で良いのか。
A.デジタルの世界では動画も静止画も技術的にはつながっている。それをどういうコンセプトで商品に作り上げていくかが大切だと思っている。
Q.見る、そして保存するという、撮影後のことのフォローなどについてはどう考えているのか
A.「プリンターでは動画が見られない、テレビなどの商品を用意するつもりなのか」という質問かと思うが、それは今回発表した製品の範囲を超えているので回答は差し控えたい。ただし、今回初めて一眼レフに動画を搭載したことはある意味で将来の方向のひとつを示唆しているのではないか。
(Phile-web編集部)
型番 | カラーバリエーション | 価格 | 発売日 |
EOS | |||
5D Mark II(ボディー単体) | ブラック | ¥OPEN(実売予想価格30万円前後) | 11月下旬 |
5D Mark II EF24-105L IS U レンズキット | ブラック | ¥OPEN(実売予想価格40万円前後) | 11月下旬 |
PowerShot | |||
G10 | ブラック | ¥OPEN(実売予想価格6万円前後) | 10月下旬 |
SX1 IS | ブラック | ¥OPEN(実売予想価格7万円前後) | 12月 |
SX10 IS | ブラック | ¥OPEN(実売予想価格5万5千円前後) | 10月中旬 |
IXY DIGITAL | |||
3000 IS | パンサーブラック/ウルフシルバー | ¥OPEN(実売予想価格4万5千円前後) | 9月20日 |
920 IS | ゴールド/シルバー | ¥OPEN(実売予想価格4万円前後) | 9月20日 |
■全ての機種に新開発の映像エンジン「DIGIC 4」を搭載
いずれの機種も、高解像度化されたCMOSセンサーからの映像信号を高速処理するとともに、さらなる低ノイズ化を実現する映像エンジン「DIGIC 4」を搭載している。CMOSから出力される信号のデジタル処理を14bit(16,384階調)で行うことにより、幅広い階調表現や自然で豊かな色再現を実現したという。また、被写体の明るさとコントラストを解析し、暗い部分を自動的に明るく好ましいコントラストに補正する「オートライティングオブティマイザ」機能は4段階に設定可能だ。
■シリーズで初めてフルHDムービー撮影に対応した「5D Mark II」
有効画素数約2,110万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ。「EOS 5D」(製品DB)の後継機種となる。EOSシリーズとして初めてフルHD(1,920×1,080ピクセル、30フレーム/秒)の動画撮影に対応したモデルだ。
動画撮影は、ライブビュー映像を見ながら1920×1080画素のフルHD、もしくは640×480画素のSDサイズのムービーを記録可能。フレームレートは30フレーム/秒で、動画はH.264、音声はリニアPCMのMOVフォーマットで記録される。レンズを交換して、大口径レンズや魚眼レンズなど様々なレンズでの動画撮影を楽しむことができる。なお、動画撮影中でも、シャッターボタンを押すことで一時的に動画を中断して静止画の撮影に戻ることも可能だ。
また、HDMIミニ端子を装備しており、フルハイビジョン対応テレビに接続すれば、静止画や動画を高画質で楽しめる。スライドショー機能も搭載しており、テレビ画面での自動再生も可能だ。
CMOSセンサーは新開発のもので、オンチップマイクロレンズの間隔を狭めることで開口率を高めるとともに、フォトダイオードまでの距離を短縮し、集光率を向上させている。さらに、カラーフィルターに透過率を高める新材料を採用したことなどにより、高解像度と低ノイズを両立している。
ISO感度は100〜6400。ISO感度拡張により、ISO50(L)のほか、ISO12,800(H1)およびISO25,600(H2)相当にも対応している。また、ノイズリダクション機能は標準、弱め、強め、ナシという4段階から選択できる。
ファインダーには、新開発のガラスペンタプリズムを採用したことにより、視野率約98%、倍率約0.71倍(視野角33.3度)、アイポイント21mmというスペックを実現。また、液晶モニターは3.0V型で約92万ドット。内蔵の外光センサーにより周囲の明るさを測定しモニターの明るさを自動調整する「液晶自動明るさ調整」機能を搭載している。
CMOSセンサーからの4チャンネル高速信号読み出しや高速アンプの導入、および「DIGIC 4」の高速画像処理などにより最高約3.9コマ/秒の連射性能を実現している。また、高速データ転送を可能にしたCFカードの新規格「CFA 4.1 Ultra DMA転送」に対応し、JPEGラージ/ファイン画像で約310枚、RAW画像で約14枚の連続殺意も可能となった。
また、同時発売となるレンズ「EF24mm F1.4L II USM」には、ガラスモールド非球面レンズやUDレンズ(特殊低分散ガラス)などの特殊光学材料を採用。新開発の特殊コーティング「SWC(Subwabeelength Structure Coating)」を施すことにより、入射角の大きな光によるゴーストやフレアを抑えている。
こうした機能を持つ本機について、発表会で説明に当たった同社取締役イメージコミュニケーション本部長の真栄田雅也氏は「5Dの後継機として、快速、快適、高画質の全てにおいて進化を遂げ、ユーザーに満足してもらえる機種にしあがったと自信を持っている」と語り胸を張った。
また、同じく発表会に出席したキャノンマーケティングジャパン(株)取締役社長の村瀬治男氏は、「出揃った魅力的な商品群で、今年のデジタル一眼レフ市場でシェア45%、トップシェアを狙う」と力強く宣言した。
■フルHDムービー対応の「SX1 IS」などコンパクト機5製品も発表
「PowerShot G10」は、1,470万画素CCDを採用し広角28mm相当からの光学5倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラのフラグシップモデル。撮影モード用とISO感度用に加え、露出補正用の専用ダイヤルを設けるなど、より本格的なマニュアル撮影が楽しめるようになっている。また、RAWデータ現像用のソフトとして「EOS DIGITALシリーズ」と共通の「Digital Photo Professional」を採用し、細かい画像調整が行えるようなっている。
「PowerShot SX1 IS」と「PowerShot SX10 IS」は、高倍率ズームと光学式手ブレ補正を備えた「S5 IS」(製品DB)の機能を進化させた、SXシリーズの上位モデル。
「SX1 IS」は、撮像センサーにコンパクトカメラ用に開発した同社独自の1,000万画素CMOSを初搭載し、フルHD動画撮影に対応したのが特徴。光学手ブレ補正機能付きの20倍ズームレンズを搭載し、USM(Ultra Sonic Motor)とVCM(Voice Coil Motor)による高速で静かなズーミングとピント合わせを実現している。
「SX10 IS」は、1,000万画素のCCDと光学手ブレ補正機能付き20倍ズームを搭載したモデル。「SX1 IS」同様に、USMとVCMを搭載し、高速ズーミングおよびピント合わせが可能だ。なお、液晶モニターは両機とも約23.0万ドットで、サイズは「SX1 IS」が2.8V型、「SX10 IS」が2.5V型となっている。
「3000 IS」は、「2000 IS」(製品DB)の後継機種となる、IXY DIGITALシリーズのフラグシップモデル。光学3.7倍ズームレンズを継承しつつ、1,470万画素CCDを搭載したことにより高画質化を図った。
マニュアルモードでシャッタースピードや絞り値の変更が行えるようになったほか、被写体にピントや露出を合わせ続けて素早く撮影できる「クイック撮影」を新たに搭載している。なお、同社のコンパクトデジタルカメラが累計出荷台数1億台を達成したことを記念した特別カラーのレッドが同社直販サイトで500台限定販売される。
「920 IS」は、ワイドズームレンズを搭載した「910 IS」の後継機(製品DB)。CCDを800万画素から1,000万画素へと高画質化するとともに、視認性を高めた3.0V型の「クリアライブ液晶 II」を採用。また、ズーム倍率も光学3.8倍から光学4倍へと高倍率化し、ボディーも約2.3mm薄型化している。
■CMキャラクターの山田優さん、蒼井優さん、夏帆さんが登場
会見の最後には、上記製品、および同時発表されたプリンター「PIXUSシリーズ」のCMキャラクターを務めるタレントの山田優さん、蒼井優さん、夏帆さんが登場した。
3人は司会の木佐彩子さんの質問に答える形でCM撮影の思い出話や製品の印象などについてコメント。3人はこれまでも同社のCMに起用されてきたが、今回も姉妹役という設定を引き続き採用したものとなっている。
会見は、3人がそれぞれ小旅行に出かけて製品を使用して撮影してきた写真を披露しながら進められた。山田さんは中華街で犬を、蒼井さんは山梨でのぶどう畑などを、夏帆さんは九十九里のハーブ園での風景を撮影。また、蒼井さんはスタッフの姿を収めた写真を披露するなど撮影陣とのムードも大変良好だったことをうかがわせた。
山田さんは「友達と旅行に行ったときなどは、たくさん写真を撮って写真集のようにしている」と、プライベートでも写真に親しんでいることを明かした。また、蒼井さんは「いつのまにか私よりも父親のほうが写真にハマっている(笑)」と意外な事実も披露。夏帆さんは「友達と写真を撮りあって、プリントアウトして配り合っている」と、気軽に写真撮影を楽しんでいるとコメントした。
以下、発表会にて行われた質疑応答の様子をお届けする。
Q.「5D Mark II」はスペックの数字面だけで見るとソニーの「α900」などに見劣りする面もあるが、その点についてどう考えているのか。
A.確かに画素数などは一眼レフカメラにとって重要な点だとは思うが、カメラ全体のバランスでは決して劣るものではないと考えている。本機は明るい場所でも暗所でもかなり低ノイズで高画質の画像を提供できる製品となっている。
Q.デジタル一眼レフでもコンパクト同様に各機種で機能面に差が付けにくくなってきていると思うが、今後の競争の方向性はどうなっているのか。
A.大前提として、カメラの最大目標は「様々な条件下で高画質な撮影ができること」であると考えている。確かに違いを出すことは難しくなっているかもしれないが、あらゆる性能における競争を続けていくつもりだ。また、競争が激しくなることはマーケットが元気になることでもあり良いことであると思っている。
Q.「シェア45%が目標」という話があったが、目標達成に向けてどのような対策をとっていくのか教えて欲しい。
A.上期には「kissシリーズ」を、下期に「50D」と「5D Mark II」といった具合に1年間を通しての総合的な計画を立てており、その計画を忠実に実行できれば1年が終わった時点でナンバー1になっていると考えている。
Q.動画機能を搭載したが、ビデオカメラとの売り方の違いなどについてはどう考えているのか。
A.長い目で見れば動画も静止画も高いレベルのものになってくるだろう。それをどう選ぶかはユーザーのチョイスになってくる。そうしたニーズに応えられるよう、当社も経験を積み重ねていきたい。
Q.それは、カメラの動画、そしてビデオの静止画は付加的な機能という認識で良いのか。
A.デジタルの世界では動画も静止画も技術的にはつながっている。それをどういうコンセプトで商品に作り上げていくかが大切だと思っている。
Q.見る、そして保存するという、撮影後のことのフォローなどについてはどう考えているのか
A.「プリンターでは動画が見られない、テレビなどの商品を用意するつもりなのか」という質問かと思うが、それは今回発表した製品の範囲を超えているので回答は差し控えたい。ただし、今回初めて一眼レフに動画を搭載したことはある意味で将来の方向のひとつを示唆しているのではないか。
(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドCANON
- 型番EOS 5D Mark II
- 発売日2008年11月下旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格300,000円前後)
【SPEC】●型式:レンズ交換式一眼レフレックスタイプデジタルカメラ ●有効画素数:2,110万画素 ●撮像素子:35mmフルサイズCMOSセンサー ●記録媒体:CFカード(タイプI、II準拠、UDMA対応) ●ISO感度:ISO 100〜6400 ●端子:HDMIミニ出力、デジタル、映像出力、外部マイク入力、他 ●電源:バッテリーパックLP-E6×1個使用 ●外形寸法:約152W×113.5H×75Dmm ●質量:約810g(本体のみ)
- ブランドCANON
- 型番PowerShot G10
- 発売日2008年10月下旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格60,000円前後)
【SPEC】●カメラ部有効画素数:約1,470万画素 ●撮像素子:1/1.7型CCD(総画素数約1500万画素、原色フィルター) ●デジタルズーム:約4.0倍(光学ズームと合わせて最大約20倍) ●液晶モニター:3.0型TFTカラー(約46.1万ドット)、視野率:100%、広視野角タイプ ●外形寸法:109.1W×77.7H×45.9Dmm(突起部含まず) ●質量:約350g(ボディのみ)
- ブランドCANON
- 型番PowerShot SX1 IS
- 発売日2008年12月
- 価格¥OPEN(予想実売価格70,000円前後)
【SPEC】●カメラ部有効画素数:約1,000万画素 ●撮像素子:1/2.3型CMOS(総画素数約1,180万画素、原色フィルター) ●デジタルズーム:約4.0倍(光学ズームと合わせて最大約80倍) ●液晶モニター:2.8型TFTカラー(約23.0万ドット)、視野率:100%、広視野角タイプ ●外形寸法:127.5W×88.3H×87.7Dmm(突起部含まず) ●質量:約585g(ボディのみ)
- ブランドCANON
- 型番PowerShot SX10 IS
- 発売日2008年11月下旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格55,000円前後)
【SPEC】●カメラ部有効画素数:約1,000万画素 ●撮像素子:1/2.3型CCD(総画素数約1,030万画素、原色フィルター) ●デジタルズーム:約4.0倍(光学ズームと合わせて最大約80倍) ●液晶モニター:2.5型TFTカラー(約23.0万ドット)、視野率:100%、広視野角タイプ ●外形寸法:124.0W×88.3H×86.9Dmm(突起部含まず) ●質量:約560g(ボディのみ)
- ブランドCANON
- 型番IXY DIGITAL 3000 IS
- 発売日2008年9月20日
- 価格¥OPEN(予想実売価格45,000円前後)
【SPEC】●カメラ部有効画素数:約1,470万画素 ●撮像素子:1/1.7型CCD(総画素数約1,500万画素、原色フィルター) ●デジタルズーム:約4.0倍(光学ズームと合わせて最大約15倍) ●液晶モニター:2.5型TFTカラー(約23.0万ドット)、視野率:100%、広視野角タイプ ●外形寸法:96.7W×62.2H×27.9Dmm(突起部含まず) ●質量:約160g(ボディのみ)
- ブランドCANON
- 型番IXY DIGIT920 IS
- 発売日2008年9月20日
- 価格¥OPEN(予想実売価格40,000円前後)
【SPEC】●カメラ部有効画素数:約1,000万画素 ●撮像素子:1/2.3型CCD(総画素数約1,030万画素、原色フィルター) ●デジタルズーム:約4.0倍(光学ズームと合わせて最大約16倍) ●液晶モニター:3.0型TFTカラー(約23.0万ドット)、視野率:100%、広視野角タイプ ●外形寸法:93.8W×56.8H×23.6Dmm(突起部含まず) ●質量:約155g(ボディのみ)