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公開日 2008/09/24 17:43
ドコモ、携帯電話向けの高画質映像拡大技術を開発 − CEATEC JAPAN 2008に出展を予定
(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモと(株)モルフォは、携帯電話で映像コンテンツを全画面表示する際のノイズやモスキートノイズを軽減し、高品質に映像を拡大する技術を共同で開発したことを明らかにした。
従来の携帯電話の映像拡大技術では、データの配信過程で映像データが圧縮されることにより、ブロックノイズや輪郭部でのモスキートノイズなどの符号化歪みが発生していた。その結果、受信した映像を全画面表示する際にノイズも含んだ処理が発生してしまい、映像がぼやけて表示されることがあった。
本技術は符号化歪みを軽減するメカニズムを組み込んでおり、符号化歪みと画素補間によって発生したぼやけを抑えることで、映像に含まれるノイズを軽減。映像の中の人物や物体の輪郭線を保ちながら、より適した画像補正処理を行い、人の目から見た際に重要になる人物や物体の輪郭部分にメリハリを効かせた鮮鋭で高画質な拡大映像を実現するというもの。これにより、低解像度の映像コンテンツを4倍の高解像度に拡大し、例えば本技術が搭載された携帯電話であれば、ワンセグをはじめ高圧縮率のYouTube動画なども携帯電話で高画質に楽しめるようになるという。
今後ドコモとモルフォでは、2009年度中の端末への搭載を目指して本技術の実用化を進めていく。また、ドコモは9月30日より開幕するCEATEC JAPAN 2008のブースで本技術のデモを行う予定だ。
(Phile-web編集部)
従来の携帯電話の映像拡大技術では、データの配信過程で映像データが圧縮されることにより、ブロックノイズや輪郭部でのモスキートノイズなどの符号化歪みが発生していた。その結果、受信した映像を全画面表示する際にノイズも含んだ処理が発生してしまい、映像がぼやけて表示されることがあった。
本技術は符号化歪みを軽減するメカニズムを組み込んでおり、符号化歪みと画素補間によって発生したぼやけを抑えることで、映像に含まれるノイズを軽減。映像の中の人物や物体の輪郭線を保ちながら、より適した画像補正処理を行い、人の目から見た際に重要になる人物や物体の輪郭部分にメリハリを効かせた鮮鋭で高画質な拡大映像を実現するというもの。これにより、低解像度の映像コンテンツを4倍の高解像度に拡大し、例えば本技術が搭載された携帯電話であれば、ワンセグをはじめ高圧縮率のYouTube動画なども携帯電話で高画質に楽しめるようになるという。
今後ドコモとモルフォでは、2009年度中の端末への搭載を目指して本技術の実用化を進めていく。また、ドコモは9月30日より開幕するCEATEC JAPAN 2008のブースで本技術のデモを行う予定だ。
(Phile-web編集部)