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公開日 2008/09/25 12:04
ビクター、D-ILAプロジェクター「DLA-HD750/HD350」を国内発売へ − 上位機はネイティブコントラスト5万対1
日本ビクター(株)は、8月にドイツで開催されたIFA2008会場にて、世界で初めて公開したD-ILAプロジェクターの新製品「DLA-HD750」「DLA-HD350」の国内発売を明らかにした。
両モデルはIFA2008会場にて華々しいデビューを飾った(関連ニュース)、ビクターの08年冬のD-ILAプロジェクター新製品。上位機種の「DLA-HD750」は0.7インチのフルハイビジョンD-ILAデバイスを搭載し、ネイティブコントラスト「50,000対1」のスペックを実現している。またその兄弟機にあたる「DLA-HD350」は、同じフルHD対応0.7型D-ILAデバイス搭載の高画質モデルで、ネイティブコントラストは「30,000対1」。HD750はブラックのみ、HD350はブラックとホワイトからカラーバリエーションが選べる。価格と発売時期は下記の通り。
■ビクター D-ILAプロジェクター
・「DLA-HD750-B」/12月上旬発売/¥735,000(税込)
・「DLA-HD350-B/W」/11月上旬発売/¥525,000(税込)
両モデルともに独自開発のD-ILAデバイスの能力を最大限に引き出すため、光の色分解合成ユニットに使用するキーパーツにWire Grid方式を採用。コントラストの低下要因となる、迷光など不要な光を排除する固定アパーチャー(絞り機構)を搭載した新開発レンズとの組み合わせで、HD750は50,000対1、HD350は30,000対1のネイティブコントラストを実現している。ダイナミックアイリス機能は搭載しない。
光学系の構造には見直しをかけ、従来のL字構造からストレート構造へ変更。光のロスを低減している。また200WのUHP超高圧水銀ランプと組み合わせることで、従来機種からの大幅な輝度向上を可能にし、間接照明下での視聴時にも鮮鋭感の高い映像を再現する。輝度スペックはHD750が900ルーメン、HD350が1000ルーメン。
レンズ部はED(低分散)レンズを含む15群17枚のオールガラスレンズを搭載した新開発「高性能2倍電動ズーム・フォーカスレンズ」を採用。フォーカス性能の向上とともに、色収差や色にじみを大幅に低減している。また新開発の「レンズアパーチャー」により、HHD750は16段階、HD350は3段階で任意の明るさに調整が行え、より深みのある黒表現が楽しめる。HD100までは本体中央に配置されていたレンズ部がオフセンター配置され、電源投入時に自動開閉するオートレンズカバーも新たに採用された。また、映像表示モードに「V-ストレッチモード」を設け、市販のアナモフィックレンズの装着にも対応している。 電動レンズシフトは上下80%/左右34%に対応。電動キーストンもHD750/HD350の両モデルから新設された。
上位のHD750はカラーマネージメント機能も充実させており、RGBに加えY(イエロー)M(マゼンタ)の各色を個別に調整できるカラーマネージメント機能を搭載。また色調整だけでなく、明度や彩度、色相の各項目が調整できる。色調整のセッティングは3つまでカスタマイズした設定が保存できるほか、カスタムガンマ調整も、ガンマカーブグラフを見ながらレベルを細かく手動で調整可能だ。また調整前後の映像を切り替えながら比較できるメニューも本機に初めて搭載された。映像調整は任意の映像を表示しながら行うことができる。またHD750は「THXディスプレイ規格」の認証取得を予定している。
映像モードはHD750/HD350が「シネマ1」「シネマ2」「ステージ」「ダイナミック」を揃えるほか、上位のHD750は3つのユーザーカスタム設定と、新設予定の「THX」モードから選択できる。
映像処理回路はHD100まで搭載されていたジェナム社製プロセッサー「GF9351」から、Silicon Optix社製のHQV Reon-VXに変更。高精細なI/P変換やノイズ制御によるフルHD映像を実現している。
HDMI端子は2系統を搭載。Ver.1.3対応により、12bitのDeepColor信号や1080/24p入力、HDMI CECコントロールに対応している。HDMI CECコントロールはワンタッチプレイやシステムスタンバイなど基本的な操作までをカバーする。2系統用意されたHDMI端子は端子間の距離も広く取られており、コネクターの太いHDMIケーブルも2本同時に接続することが可能だ。その他の映像入力端子はコンポーネント(RCA)を1系統、S映像×1、コンポジット×1の構成。HD750は本体電源のON/OFFと電動スクリーンの昇降が連動できる「スクリーントリガー」や、VストレッチON/OFFに連動してアナモフィックレンズが動かせる「アナモフィックトリガー」の機能が使えるトリガー端子を搭載している。
静音性能も高められており、冷却構造の効率化と内部レイアウトの見直しによりファンノイズを低減。ランプ標準モード時で19dBの低騒音を実現している。
本体デザインはHD100よりも横幅を大幅にスリム化し、設置性を高めている。
【問い合わせ先】
日本ビクター(株)お客様ご相談センター
TEL/0120-2828-17
(Phile-web編集部)
両モデルはIFA2008会場にて華々しいデビューを飾った(関連ニュース)、ビクターの08年冬のD-ILAプロジェクター新製品。上位機種の「DLA-HD750」は0.7インチのフルハイビジョンD-ILAデバイスを搭載し、ネイティブコントラスト「50,000対1」のスペックを実現している。またその兄弟機にあたる「DLA-HD350」は、同じフルHD対応0.7型D-ILAデバイス搭載の高画質モデルで、ネイティブコントラストは「30,000対1」。HD750はブラックのみ、HD350はブラックとホワイトからカラーバリエーションが選べる。価格と発売時期は下記の通り。
■ビクター D-ILAプロジェクター
・「DLA-HD750-B」/12月上旬発売/¥735,000(税込)
・「DLA-HD350-B/W」/11月上旬発売/¥525,000(税込)
両モデルともに独自開発のD-ILAデバイスの能力を最大限に引き出すため、光の色分解合成ユニットに使用するキーパーツにWire Grid方式を採用。コントラストの低下要因となる、迷光など不要な光を排除する固定アパーチャー(絞り機構)を搭載した新開発レンズとの組み合わせで、HD750は50,000対1、HD350は30,000対1のネイティブコントラストを実現している。ダイナミックアイリス機能は搭載しない。
光学系の構造には見直しをかけ、従来のL字構造からストレート構造へ変更。光のロスを低減している。また200WのUHP超高圧水銀ランプと組み合わせることで、従来機種からの大幅な輝度向上を可能にし、間接照明下での視聴時にも鮮鋭感の高い映像を再現する。輝度スペックはHD750が900ルーメン、HD350が1000ルーメン。
レンズ部はED(低分散)レンズを含む15群17枚のオールガラスレンズを搭載した新開発「高性能2倍電動ズーム・フォーカスレンズ」を採用。フォーカス性能の向上とともに、色収差や色にじみを大幅に低減している。また新開発の「レンズアパーチャー」により、HHD750は16段階、HD350は3段階で任意の明るさに調整が行え、より深みのある黒表現が楽しめる。HD100までは本体中央に配置されていたレンズ部がオフセンター配置され、電源投入時に自動開閉するオートレンズカバーも新たに採用された。また、映像表示モードに「V-ストレッチモード」を設け、市販のアナモフィックレンズの装着にも対応している。 電動レンズシフトは上下80%/左右34%に対応。電動キーストンもHD750/HD350の両モデルから新設された。
上位のHD750はカラーマネージメント機能も充実させており、RGBに加えY(イエロー)M(マゼンタ)の各色を個別に調整できるカラーマネージメント機能を搭載。また色調整だけでなく、明度や彩度、色相の各項目が調整できる。色調整のセッティングは3つまでカスタマイズした設定が保存できるほか、カスタムガンマ調整も、ガンマカーブグラフを見ながらレベルを細かく手動で調整可能だ。また調整前後の映像を切り替えながら比較できるメニューも本機に初めて搭載された。映像調整は任意の映像を表示しながら行うことができる。またHD750は「THXディスプレイ規格」の認証取得を予定している。
映像モードはHD750/HD350が「シネマ1」「シネマ2」「ステージ」「ダイナミック」を揃えるほか、上位のHD750は3つのユーザーカスタム設定と、新設予定の「THX」モードから選択できる。
映像処理回路はHD100まで搭載されていたジェナム社製プロセッサー「GF9351」から、Silicon Optix社製のHQV Reon-VXに変更。高精細なI/P変換やノイズ制御によるフルHD映像を実現している。
HDMI端子は2系統を搭載。Ver.1.3対応により、12bitのDeepColor信号や1080/24p入力、HDMI CECコントロールに対応している。HDMI CECコントロールはワンタッチプレイやシステムスタンバイなど基本的な操作までをカバーする。2系統用意されたHDMI端子は端子間の距離も広く取られており、コネクターの太いHDMIケーブルも2本同時に接続することが可能だ。その他の映像入力端子はコンポーネント(RCA)を1系統、S映像×1、コンポジット×1の構成。HD750は本体電源のON/OFFと電動スクリーンの昇降が連動できる「スクリーントリガー」や、VストレッチON/OFFに連動してアナモフィックレンズが動かせる「アナモフィックトリガー」の機能が使えるトリガー端子を搭載している。
静音性能も高められており、冷却構造の効率化と内部レイアウトの見直しによりファンノイズを低減。ランプ標準モード時で19dBの低騒音を実現している。
本体デザインはHD100よりも横幅を大幅にスリム化し、設置性を高めている。
【問い合わせ先】
日本ビクター(株)お客様ご相談センター
TEL/0120-2828-17
(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドVICTOR
- 型番DLA-HD750
- 発売日2008年12月上旬
- 価格¥735,000(税込)
【SPEC】●表示デバイス:フルハイビジョン対応D-ILA デバイス ●パネルサイズ:0.7インチ×3(16:9) ●解像度:1920×1080 ●レンズ:2倍電動ズーム・フォーカスレンズ f=21.4〜42.8mm F=3.2〜4 ●レンズシフト:上下80 %、左右34 % ●投影サイズ:60インチ〜200インチ ●光源ランプ:200W超高圧水銀ランプ ●輝度:900lm ●コントラスト:50000対1 ●ビデオ入力端子:HDMI2、コンポーネント1、S映像1、コンポジット1、PC入力1、トリガー端子、RS-232C ●騒音レベル:19dB(ランプ標準モード時) ●消費電力:280W(スタンバイ時2.7W) ●外形寸法:365W×165H×478Dmm ●質量:11kg
- ブランドVICTOR
- 型番DLA-HD350
- 発売日2008年11月上旬
- 価格¥525,000(税込)
【SPEC】●表示デバイス:フルハイビジョン対応D-ILA デバイス ●パネルサイズ:0.7インチ×3(16:9) ●解像度:1920×1080 ●レンズ:2倍電動ズーム・フォーカスレンズ f=21.4〜42.8mm F=3.2〜4 ●レンズシフト:上下80 %、左右34 % ●投影サイズ:60インチ〜200インチ ●光源ランプ:200W超高圧水銀ランプ ●輝度:1000lm ●コントラスト:30000対1 ●ビデオ入力端子:HDMI2、コンポーネント1、S映像1、コンポジット1、RS-232C ●騒音レベル:19dB(ランプ標準モード時) ●消費電力:280W(スタンバイ時2.7W) ●外形寸法:365W×165H×478Dmm ●質量:11kg