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公開日 2008/11/12 14:18
SHARC第4世代チップ、2009年初頭より出荷開始
AVアンプへの搭載も予定
アナログ・デバイセズ社は本日、東京都内にて記者会見を行い、アンプ等への搭載実績が多く、AVファンにも馴染みの深い「SHARC」第4世代チップの新製品を発表した。
新しいプロセッサーファミリー「ADSP-2146x」は、オートモーティブ用の「ADSP-21462W」「ADSP-21465W」「ADSP-21469W」、デジタル家電用「ADSP-21467」、産業/計測機器用「ADSP-21469」、そしてプロオーディオ用の「ADSP-21469」に大別される。
今回の製品は、従来より高性能のプロセッシング需要が高まっている現状に応え開発された。AVアンプを例にとってみれば、拡大する入力チャンネル数の増加によるデータ処理量の増大、それにともなって求められるリアルタイム処理とマルチチャンネルソースの素材を高精度に取り込むために、より高い性能を求める動きや、高機能を実現するためのより高度なアルゴリズム構築への要求を解決する仕様が盛り込まれている。
1990年代に登場したSHARCは、AVアンプをはじめとするホームオーディオへの搭載実績が非常に多く、安定した性能と高いパフォーマンスで信頼を得ている。今回の第4世代チップは、以前の第3世代チップと比べて飛躍的に性能が向上。コア性能は450MHz/2700MFLOPSで、アクセラレータを並行して使うと最大で2250MFLOPSのアクセラレータ性能となり、合計4950MFLOPSの性能が得られるようになった。
ファミリーの全製品に共通する特徴として、ハードウェア・アクセラレータ、容量を増やしたオンチップSRAM、高速のDDR2 SDRAM外部メモリ・インターフェースやリンク・ポートの内蔵などが挙げられる。アナログ・デバイセズ社では、定評あるホームオーディオ分野でのブランド力を元に、エンターテインメント性を追求する動きが広がり、より大きな市場性が見込める車載用向けに特に力を入れて訴求していくという。
Phile-web読者注目のホームオーディオ分野製品への搭載も、近い将来に実現することが見込まれている。第4世代チップを用いれば、高度な処理性能を必要とするHDオーディオデコード、ポストプロセッシング処理も余裕を持って対応することが可能となり、セットメーカーの負荷が軽くなることが予想される。アンプのグレードにもよるが、これまで2チップ処理を必要としていたことが1チップで行えるようになり、コストの低減や開発期間の短縮等の効果が見込まれるという。
また、今回のチップでは、全世界的な命題としてメーカーに求められている消費電力低減の問題に関しても、パフォーマンス向上策と合わせて全面的に配慮。性能向上とはトレードオフの関係にある電力削減にも最大限の効果を発揮するという。特にAVアンプメーカーが課題としている、「スタンバイ時」の電力削減や高度な処理を要求されるプロセスの際に、直接関係を持たない経路の電流値を限りなくゼロとするようにし、最適なプログラミングを行いやすくするようにしたという。
ADSP-2146Xファミリー製品は、それぞれ2009年第1四半期(1〜3月)に出荷が始まり、価格は1,000個受注時で31.50ドル(ADSP-21469の450MHzバージョン)を予定している。
新しいプロセッサーファミリー「ADSP-2146x」は、オートモーティブ用の「ADSP-21462W」「ADSP-21465W」「ADSP-21469W」、デジタル家電用「ADSP-21467」、産業/計測機器用「ADSP-21469」、そしてプロオーディオ用の「ADSP-21469」に大別される。
今回の製品は、従来より高性能のプロセッシング需要が高まっている現状に応え開発された。AVアンプを例にとってみれば、拡大する入力チャンネル数の増加によるデータ処理量の増大、それにともなって求められるリアルタイム処理とマルチチャンネルソースの素材を高精度に取り込むために、より高い性能を求める動きや、高機能を実現するためのより高度なアルゴリズム構築への要求を解決する仕様が盛り込まれている。
1990年代に登場したSHARCは、AVアンプをはじめとするホームオーディオへの搭載実績が非常に多く、安定した性能と高いパフォーマンスで信頼を得ている。今回の第4世代チップは、以前の第3世代チップと比べて飛躍的に性能が向上。コア性能は450MHz/2700MFLOPSで、アクセラレータを並行して使うと最大で2250MFLOPSのアクセラレータ性能となり、合計4950MFLOPSの性能が得られるようになった。
ファミリーの全製品に共通する特徴として、ハードウェア・アクセラレータ、容量を増やしたオンチップSRAM、高速のDDR2 SDRAM外部メモリ・インターフェースやリンク・ポートの内蔵などが挙げられる。アナログ・デバイセズ社では、定評あるホームオーディオ分野でのブランド力を元に、エンターテインメント性を追求する動きが広がり、より大きな市場性が見込める車載用向けに特に力を入れて訴求していくという。
Phile-web読者注目のホームオーディオ分野製品への搭載も、近い将来に実現することが見込まれている。第4世代チップを用いれば、高度な処理性能を必要とするHDオーディオデコード、ポストプロセッシング処理も余裕を持って対応することが可能となり、セットメーカーの負荷が軽くなることが予想される。アンプのグレードにもよるが、これまで2チップ処理を必要としていたことが1チップで行えるようになり、コストの低減や開発期間の短縮等の効果が見込まれるという。
また、今回のチップでは、全世界的な命題としてメーカーに求められている消費電力低減の問題に関しても、パフォーマンス向上策と合わせて全面的に配慮。性能向上とはトレードオフの関係にある電力削減にも最大限の効果を発揮するという。特にAVアンプメーカーが課題としている、「スタンバイ時」の電力削減や高度な処理を要求されるプロセスの際に、直接関係を持たない経路の電流値を限りなくゼロとするようにし、最適なプログラミングを行いやすくするようにしたという。
ADSP-2146Xファミリー製品は、それぞれ2009年第1四半期(1〜3月)に出荷が始まり、価格は1,000個受注時で31.50ドル(ADSP-21469の450MHzバージョン)を予定している。