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公開日 2009/04/09 13:24
「できる録画テレビ」で視聴スタイルを変える − Wooo新モデルが目指すテレビ進化形
“Yes,Wooo Can!”
既報の通り、本日(株)日立製作所は、液晶/プラズマテレビ“Wooo"の新モデルとして、UT800/XP03/WP03/HP03シリーズを発表した。本項では、内覧会で説明された同社テレビ事業の戦略についてくわしくお伝えする。
■できる録画テレビで「Yes.Wooo Can!」
説明を行ったのは、同社コンシューマ事業グループ 商品企画本部の山内浩人氏。同氏はスライドの冒頭、オバマ大統領の「Yes,we can!」になぞらえたキャッチコピー「Yes,Wooo Can!」を紹介。「今度のWoooは『できる録画テレビ』だ」と宣言した。
Wooo新モデルは、全機種が録画に対応し、さらにアクトビラ ビデオ・ダウンロードやDLNAなどネットワーク機能も充実させた。このような戦略を採った背景について山内氏は、「かつてテレビは放送受信機という位置づけだったが、現在は放送も通信も、パッケージコンテンツもつながり、さらにカメラや携帯電話とも接続できる。すでにテレビは『ユーザーそれぞれのアクティブウィンドウ』になっている」と説明。「テレビだけで放送・ネット・録画・ダウンロードがすべて楽しめ、見る環境をさらに自由にする『できる録画テレビ』を提案したい」とした。
国内薄型テレビの需要予測については、「2009年度も2ケタの台数増を予測しており、前年度比111%の835万台程度と予想している」と説明。また録画対応テレビについては、「2008年度の構成比は14%だったが、今年度は28%に倍増すると予測している。2011年には50%のテレビが『録画テレビ』になるのではないか」と述べた。
この予測を裏付けるデータとして山内氏は、ユーザーへの調査結果を紹介。テレビに欲しい機能を聞いたアンケートでは、「HDDレコーダー搭載」が54%とトップであったこと、また録画機能内蔵テレビに対する関心を尋ねた質問では、肯定派が52.8%を占めたという。さらに、録画機能に関心を持った理由としては、「レコーダーと接続する必要がない」「録画や再生操作が簡単」などの回答が多く、さらに主婦層などからは、配線の必要がないことから「部屋がすっきりする」ことに魅力を感じるという声が上がったという。
また同氏は「長時間録画モードのニーズは録画機器使用者の約5割に上る」とし、さらなる録画時間の長時間化の必要性を指摘。上記のニーズを汲んだ上で、新機種では「ハイビジョン画質でBS放送の約8倍録画に対応し、アクトビラのコンテンツもダウンロード可能。また、iVDR-Sに対応しており、HDD容量の増設もかんたんだ」と説明した。
さらに内蔵HDDでの録画が、BDレコーダー内蔵テレビに対して優れている点も説明。BDに比べより長時間の録画が可能であること、タイムシフト再生ができること、録画ボタンを押してから録画を開始するまでの時間が短いこと、他メディアにダビングができることなど、内蔵HDDの利点を強調した。
また外付けHDDに録画する他社のソリューションに対しては、外付けHDDの場合、録画した機器自体でのみ再生が可能で、ほかのテレビで再生ができないこと、HDDをテレビに登録する際、全保存データを消去する必要があることなどを指摘。これに対し、「iVDR-Sではどの対応機器でも再生が可能で、テレビ買い換え時のコンテンツ活用も用意。複数機器のブリッジ媒体としても利用できる」とその利便性の高さをアピールした。
なお山内氏は、「HDDやBDドライブ内蔵機など、録画機能を持つテレビの呼び方がまちまち」と指摘した上で、「わかりやすくかんたんな言葉で表現するため、『録画テレビ』というカテゴリーネーミングを提案したい」と呼びかけた。
■できる録画テレビで「Yes.Wooo Can!」
説明を行ったのは、同社コンシューマ事業グループ 商品企画本部の山内浩人氏。同氏はスライドの冒頭、オバマ大統領の「Yes,we can!」になぞらえたキャッチコピー「Yes,Wooo Can!」を紹介。「今度のWoooは『できる録画テレビ』だ」と宣言した。
Wooo新モデルは、全機種が録画に対応し、さらにアクトビラ ビデオ・ダウンロードやDLNAなどネットワーク機能も充実させた。このような戦略を採った背景について山内氏は、「かつてテレビは放送受信機という位置づけだったが、現在は放送も通信も、パッケージコンテンツもつながり、さらにカメラや携帯電話とも接続できる。すでにテレビは『ユーザーそれぞれのアクティブウィンドウ』になっている」と説明。「テレビだけで放送・ネット・録画・ダウンロードがすべて楽しめ、見る環境をさらに自由にする『できる録画テレビ』を提案したい」とした。
国内薄型テレビの需要予測については、「2009年度も2ケタの台数増を予測しており、前年度比111%の835万台程度と予想している」と説明。また録画対応テレビについては、「2008年度の構成比は14%だったが、今年度は28%に倍増すると予測している。2011年には50%のテレビが『録画テレビ』になるのではないか」と述べた。
この予測を裏付けるデータとして山内氏は、ユーザーへの調査結果を紹介。テレビに欲しい機能を聞いたアンケートでは、「HDDレコーダー搭載」が54%とトップであったこと、また録画機能内蔵テレビに対する関心を尋ねた質問では、肯定派が52.8%を占めたという。さらに、録画機能に関心を持った理由としては、「レコーダーと接続する必要がない」「録画や再生操作が簡単」などの回答が多く、さらに主婦層などからは、配線の必要がないことから「部屋がすっきりする」ことに魅力を感じるという声が上がったという。
また同氏は「長時間録画モードのニーズは録画機器使用者の約5割に上る」とし、さらなる録画時間の長時間化の必要性を指摘。上記のニーズを汲んだ上で、新機種では「ハイビジョン画質でBS放送の約8倍録画に対応し、アクトビラのコンテンツもダウンロード可能。また、iVDR-Sに対応しており、HDD容量の増設もかんたんだ」と説明した。
さらに内蔵HDDでの録画が、BDレコーダー内蔵テレビに対して優れている点も説明。BDに比べより長時間の録画が可能であること、タイムシフト再生ができること、録画ボタンを押してから録画を開始するまでの時間が短いこと、他メディアにダビングができることなど、内蔵HDDの利点を強調した。
また外付けHDDに録画する他社のソリューションに対しては、外付けHDDの場合、録画した機器自体でのみ再生が可能で、ほかのテレビで再生ができないこと、HDDをテレビに登録する際、全保存データを消去する必要があることなどを指摘。これに対し、「iVDR-Sではどの対応機器でも再生が可能で、テレビ買い換え時のコンテンツ活用も用意。複数機器のブリッジ媒体としても利用できる」とその利便性の高さをアピールした。
なお山内氏は、「HDDやBDドライブ内蔵機など、録画機能を持つテレビの呼び方がまちまち」と指摘した上で、「わかりやすくかんたんな言葉で表現するため、『録画テレビ』というカテゴリーネーミングを提案したい」と呼びかけた。