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公開日 2009/09/09 14:34

ソニー、新SXRDプロジェクター2機種を10月に発売 - コントラスト比を大幅に向上

より詳細なガンマ調整も可能に
Phile-web編集部
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ソニーは本日、特約店向けの内覧会「ソニー ディーラーコンベンション2009」を開催。その会場内で、ホームシアター向けSXRDプロジェクター2機種を10月に発売することを明らかにした。

「VPL-New1」(仮称)。VPL-VW80の後継機種と予想される

発売がアナウンスされたのは、“プレステージモデル”という位置づけの「VPL-New1」と、“エントリーモデル”という位置づけの「VPL-New2」(モデル名はどちらもダミー)。それぞれ、昨年発売した「VPL-VW80」「VPL-HW10」(関連ニュース)の実質的な後継機となる。解像度は前機種と同じく1,920×1,080のフルHDで、外観もほぼ前モデルと同様。価格については現時点では未定だが、「New2はHW10と同程度(30万円前後)になるのではないか。New1は65万円前後をターゲットにしている」(ソニー説明員)という。

「VPL-New1」(仮称)の概要

「VPL-New2」(仮称)の概要

両機とも、「VPL-VW80」「VPL-HW10」と同程度の0.61型SXRDデバイスを搭載。New1は120Hz駆動“モーションフロー”に対応している。

また両機は新光学ユニットを搭載。これまでフィルターや光学補償板などを通る際に漏れていた光を極力カットする新設計を施した。「レンズ自体は現行機種と同じものを搭載している」とのことなので、New1は1.6倍電動ズームのARC-Fレンズ、New2は手動ズームの1.6倍 ARC-Fレンズを採用しているものと思われる。

現行機の光学ユニットと、新モデルの光学ユニットの違いを示した概念図

新機種では絞り機能も進化し、「アドバンスト・アイリス3」を搭載。これまでの「アドバンスト・アイリス2」では、黒を沈める性能は十分だったが、暗部と明部が混在する映像などでは、ピーク輝度の明るさが今ひとつだったという反省から、アドバンスト・アイリス3ではこれを改善。コントラストエンハンサーなどと組み合わせることで、夜空に輝く星のような、暗部と明部が共存する映像にも対応できるようになった。またアドバンスト・アイリス3では、映像に合わせて、より最適な光の絞り調整を瞬時に行えるようになったという。

明部と暗部の表現能力を両立させる「アドバンスト・アイリス3」を搭載

これらの工夫により、コントラスト比はNew1が12万対1、New2が6万対1を実現。VW80は6万対1、HW10が3万対1だったので、両機とも2倍に向上することになる。

またNew1では、三管プロジェクターユーザーの買い換えを意識し、マニアックな画質調整機能を搭載。これまで7種類だったガンマモードを11種類(10種+OFF)に増やしたほか、各ガンマモードで白補正、黒補正をそれぞれ±3段階で調整できるようにし、さらに細かい画質調整が行えるようになった。お、New2のガンマモードは7種類となる。

さらにNew1は、シネマモードに「フィルム映画」「デジタルシネマ」「プロフェッショナルモニター」の3種類を用意。用途に応じて選択することができる。そのほか、ダイナミックモードやスタンダードモードももちろん用意している。

またHDMI関連では、HDMI CECを利用したBRAVIAリンクにリモコンも対応。利便性をさらに向上させている。

ついに姿を現したソニーの新SXRDプロジェクター。新情報が届き次第、続報をお届けしたい。

特設シアターで新モデルの実際の映像を確認することができた

昨日発表されたばかりの新AVアンプ「TA-DA5500ES」も登場した

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