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公開日 2010/01/14 12:45
【更新】東芝・初のBDレコーダー“VARDIA”3機種を発表 − BDプレーヤーも登場
AVCRECによるDVDへのフルHD記録に対応
(株)東芝は、同社初のBlu-rayレコーダーとなる“VARDIA”シリーズ3機種を2月中旬に発売する。本日都内にて新製品の記者発表会が開催された。
BDレコーダー“VARDIA”のラインナップは下記の通り。
BDレコーダー“VARDIA”
・「D-B1005K」(1TB HDD搭載)/2月中旬発売/¥OPEN(予想実売価格130,000円前後)
・「D-B305K」(320GB HDD搭載)/2月中旬発売/¥OPEN(予想実売価格100,000円前後)
・「D-BW1005K」(VTR一体型 1TB HDD搭載)/2月中旬発売/¥OPEN(予想実売価格140,000円前後)
BDレコーダーは本体に1TB HDDを搭載する「D-B1005K」「D-BW1005K」と、320GB HDD搭載の「D-B305K」の合計3機種。「D-BW1005K」はVTR一体型のHDD+BDレコーダー。いずれも本体に地上/BS/110度CSデジタル放送チューナーを2基、地上アナログチューナーを1基搭載し、デジタル放送の2番組同時録画が行える。録画用BDディスクは最高6倍速のBD-RとBD-R DL、最高約2倍速のBD-RE、BD-RE DLに対応している。その他DVD-R、DVD-R DL、DVD-RWへの記録が可能だ。
レコーダーはいずれもMPEG-4 AVCによる約5.5倍のハイビジョン録画機能を実現。MPEG-4 AVC形式での録画モードはAFモード(2倍)/ANモード(3倍)と、ユーザーが4倍と5.5倍の設定が選べるAEモードの3つ。DVDへのハイビジョン記録は、従来のVARDIAシリーズが採用していたHD Recではなく、今回のBDレコーダーではAVCRECが採用されている。BD/DVDへ直接MPEG-4 AVC形式で録画することはできず、いったんHDDに録画してからAVCRECでディスクにダビングするかたちとなる。なお従来のVARDIAシリーズ、RDシリーズ、カンタロウシリーズで記録したVideo/VRフォーマットのディスクは、記録した製品でファイナライズ後に再生が行えるが、HDVRフォーマットのディスクは再生できない仕様となっている。
なお、VTR一体型モデルの「D-BW1005K」ではVHSビデオテープのライブラリ映像をBDやDVDにダビングして楽しむこともできる。
GUIは従来のVARDIAシリーズから大幅に変更され、BDレコーダーオリジナルのインターフェースを搭載している。一見してシンプルなデザインのGUIだが、発表会場で説明を担当していた東芝開発者によれば「本機のために一から起こしたGUI。今回はBDレコーダーのエントリーモデルということもあり、これまでのVARDIAシリーズから、ある程度全体の機能を絞って簡素化した内容としている」という。例えば、番組検索機能については「Gガイドの検索方式に従った仕様であり、従来のVARDIAシリーズに搭載していた細かな検索機能は非搭載」(東芝説明担当者)となっている。
録画済みタイトルの編集機能については、チャプターマークの追加・消去をはじめ、イン・アウト点を指定して部分削除を行うなど基本操作は可能だが、フレーム単位の編集やプレイリストの作成は不可となり、従来のVARDIAシリーズよりも機能はシンプル化されている。最大録画予約タイトル数は「64番組/月」、最大録画可能タイトル数はHDDが460件、BDが200件、DVDがAVCREC時に200件で、その他のモードは99件となる。そのほか、自動チャプター機能は搭載するが、録画を行う前に設定画面から「5分/10分/15分」間隔でのみマーキングが行える仕様となっている。
いずれのレコーダーも同社液晶テレビ“REGZA”との連携機能を実現する「レグザリンク」に対応し、レグザのEPGから直接レコーダーに録画予約が行えたり、録画番組の視聴や電源連動操作などの基本的な操作が可能。ただし「レグザリンク・ダビング」や「ネットdeダビングHD」など、従来のVARDIAシリーズが搭載していたダビング機能は省略されており、録画対応REGZAに保存した番組を、VARDIA BDレコーダーにダビングしてアーカイブすることはできない。またいずれのモデルもDLNA機能は非搭載となる。LAN端子は1系統設けられているが、BD-LIVE機能やその他ウェブ経由でのプログラムアップデート用途に制限されており、アクトビラをはじめとしたIPTV機能には対応していない。
AVCHD方式のカメラで撮影したハイビジョン映像の取り込みに対応しており、USBケーブルやSDカードを介して連携が行える。なお、SDカードスロットからはデータの読み出しのみが行える仕様となり、レコーダーで録画した番組をSDカードに転送する機能は設けられていない。
HDMI端子は1系統を搭載し、HDオーディオフォーマットのデコード出力のほか、1080/60p・24p出力、DeepColor、x.v.Color、HDMI CECに対応している。
本体搭載の映像DACは12bit/148MHz、音声DACは192kHz/24bit対応。なお、RD-X9に採用されていT高画質処理技術「XDE」については非搭載となる。
エコ性能については、2009年7月に発売されたVARDIAシリーズの1TB HDD搭載機「RD-S1004K」と比較して、「D-B1005K」が約27%の年間消費電力量を削減している。320GB HDD搭載の2009年7月モデル「RD-S304K」と今回発表の「D-B305K」では、約24%の削減となっている。
なお同時期にBDプレーヤー「SD-BD1K」も発売される。
BDプレーヤー
・「SD-BD1K」/2月中旬発売/¥OPEN(予想実売価格25,000円前後)
本体サイズ435W×56H×218Dmmのスリムなデザインを実現した、東芝の国内向けBDプレーヤー初号機。映像DACは12bit/148MHz、音声DACは192kHz/24bit対応。高画質処理技術「XDE」は非搭載となる。
本機はHDMI出力を1系統搭載し、HDオーディオフォーマットのデコード出力のほか、1080/60p・24p出力、DeepColor、x.v.Color、HDMI CECに対応する。レコーダーで記録したAVCREC形式のディスクや、AVCHD形式で記録されたDVDディスクの再生も可能だ。またSDカードスロットが設けられており、「BD-LIVE」でダウンロードしたコンテンツの記録や、SDカードに保存したJPEG、MP3/WMAファイルの再生も楽しめる。
BDレコーダー“VARDIA”のラインナップは下記の通り。
BDレコーダー“VARDIA”
・「D-B1005K」(1TB HDD搭載)/2月中旬発売/¥OPEN(予想実売価格130,000円前後)
・「D-B305K」(320GB HDD搭載)/2月中旬発売/¥OPEN(予想実売価格100,000円前後)
・「D-BW1005K」(VTR一体型 1TB HDD搭載)/2月中旬発売/¥OPEN(予想実売価格140,000円前後)
BDレコーダーは本体に1TB HDDを搭載する「D-B1005K」「D-BW1005K」と、320GB HDD搭載の「D-B305K」の合計3機種。「D-BW1005K」はVTR一体型のHDD+BDレコーダー。いずれも本体に地上/BS/110度CSデジタル放送チューナーを2基、地上アナログチューナーを1基搭載し、デジタル放送の2番組同時録画が行える。録画用BDディスクは最高6倍速のBD-RとBD-R DL、最高約2倍速のBD-RE、BD-RE DLに対応している。その他DVD-R、DVD-R DL、DVD-RWへの記録が可能だ。
レコーダーはいずれもMPEG-4 AVCによる約5.5倍のハイビジョン録画機能を実現。MPEG-4 AVC形式での録画モードはAFモード(2倍)/ANモード(3倍)と、ユーザーが4倍と5.5倍の設定が選べるAEモードの3つ。DVDへのハイビジョン記録は、従来のVARDIAシリーズが採用していたHD Recではなく、今回のBDレコーダーではAVCRECが採用されている。BD/DVDへ直接MPEG-4 AVC形式で録画することはできず、いったんHDDに録画してからAVCRECでディスクにダビングするかたちとなる。なお従来のVARDIAシリーズ、RDシリーズ、カンタロウシリーズで記録したVideo/VRフォーマットのディスクは、記録した製品でファイナライズ後に再生が行えるが、HDVRフォーマットのディスクは再生できない仕様となっている。
なお、VTR一体型モデルの「D-BW1005K」ではVHSビデオテープのライブラリ映像をBDやDVDにダビングして楽しむこともできる。
GUIは従来のVARDIAシリーズから大幅に変更され、BDレコーダーオリジナルのインターフェースを搭載している。一見してシンプルなデザインのGUIだが、発表会場で説明を担当していた東芝開発者によれば「本機のために一から起こしたGUI。今回はBDレコーダーのエントリーモデルということもあり、これまでのVARDIAシリーズから、ある程度全体の機能を絞って簡素化した内容としている」という。例えば、番組検索機能については「Gガイドの検索方式に従った仕様であり、従来のVARDIAシリーズに搭載していた細かな検索機能は非搭載」(東芝説明担当者)となっている。
録画済みタイトルの編集機能については、チャプターマークの追加・消去をはじめ、イン・アウト点を指定して部分削除を行うなど基本操作は可能だが、フレーム単位の編集やプレイリストの作成は不可となり、従来のVARDIAシリーズよりも機能はシンプル化されている。最大録画予約タイトル数は「64番組/月」、最大録画可能タイトル数はHDDが460件、BDが200件、DVDがAVCREC時に200件で、その他のモードは99件となる。そのほか、自動チャプター機能は搭載するが、録画を行う前に設定画面から「5分/10分/15分」間隔でのみマーキングが行える仕様となっている。
いずれのレコーダーも同社液晶テレビ“REGZA”との連携機能を実現する「レグザリンク」に対応し、レグザのEPGから直接レコーダーに録画予約が行えたり、録画番組の視聴や電源連動操作などの基本的な操作が可能。ただし「レグザリンク・ダビング」や「ネットdeダビングHD」など、従来のVARDIAシリーズが搭載していたダビング機能は省略されており、録画対応REGZAに保存した番組を、VARDIA BDレコーダーにダビングしてアーカイブすることはできない。またいずれのモデルもDLNA機能は非搭載となる。LAN端子は1系統設けられているが、BD-LIVE機能やその他ウェブ経由でのプログラムアップデート用途に制限されており、アクトビラをはじめとしたIPTV機能には対応していない。
AVCHD方式のカメラで撮影したハイビジョン映像の取り込みに対応しており、USBケーブルやSDカードを介して連携が行える。なお、SDカードスロットからはデータの読み出しのみが行える仕様となり、レコーダーで録画した番組をSDカードに転送する機能は設けられていない。
HDMI端子は1系統を搭載し、HDオーディオフォーマットのデコード出力のほか、1080/60p・24p出力、DeepColor、x.v.Color、HDMI CECに対応している。
本体搭載の映像DACは12bit/148MHz、音声DACは192kHz/24bit対応。なお、RD-X9に採用されていT高画質処理技術「XDE」については非搭載となる。
エコ性能については、2009年7月に発売されたVARDIAシリーズの1TB HDD搭載機「RD-S1004K」と比較して、「D-B1005K」が約27%の年間消費電力量を削減している。320GB HDD搭載の2009年7月モデル「RD-S304K」と今回発表の「D-B305K」では、約24%の削減となっている。
なお同時期にBDプレーヤー「SD-BD1K」も発売される。
BDプレーヤー
・「SD-BD1K」/2月中旬発売/¥OPEN(予想実売価格25,000円前後)
本体サイズ435W×56H×218Dmmのスリムなデザインを実現した、東芝の国内向けBDプレーヤー初号機。映像DACは12bit/148MHz、音声DACは192kHz/24bit対応。高画質処理技術「XDE」は非搭載となる。
本機はHDMI出力を1系統搭載し、HDオーディオフォーマットのデコード出力のほか、1080/60p・24p出力、DeepColor、x.v.Color、HDMI CECに対応する。レコーダーで記録したAVCREC形式のディスクや、AVCHD形式で記録されたDVDディスクの再生も可能だ。またSDカードスロットが設けられており、「BD-LIVE」でダウンロードしたコンテンツの記録や、SDカードに保存したJPEG、MP3/WMAファイルの再生も楽しめる。
次ページBDデビューを果たしたこれからの東芝の映像事業とは − CELL REGZA第2弾モデルの商品化も決定
関連リンク
- ジャンルHDD+BD+DVDレコーダー
- ブランドTOSHIBA
- 型番D-B1005K
- 発売日2010年2月中旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格130,000円前後)
●HDD容量:1TB ●記録可能メディア:内蔵HDD、BD-R、BD-R DL、BD-RE、BD-RE DL、DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW ●映像DAコンバーター:12bit/148MHz ●音声DAコンバーター:192kHz/24bit ●チューナー:地上デジタル/BSデジタル/110度CS×2、地上アナログ×1 ●入力端子:S映像×1、コンポジット×2、2chアナログ音声×2 ●出力端子:D1-4映像×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ2ch 音声×1、光デジタル音声×1、HDMI×1 ●その他端子:LAN×1、USB×1、SDカードスロット ●消費電力:30W(動作時) ●外形寸法:430W×61H×318Dmm(突起部含まず) ●質量:4.5kg
- ジャンルHDD+BD+DVDレコーダー
- ブランドTOSHIBA
- 型番D-B305K
- 発売日2010年2月中旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格100,000円前後)
●HDD容量:320GB ●記録可能メディア:内蔵HDD、BD-R、BD-R DL、BD-RE、BD-RE DL、DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW ●映像DAコンバーター:12bit/148MHz ●音声DAコンバーター:192kHz/24bit ●チューナー:地上デジタル/BSデジタル/110度CS×2、地上アナログ×1 ●入力端子:S映像×1、コンポジット×2、2chアナログ音声×2 ●出力端子:D1-4映像×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ2ch 音声×1、光デジタル音声×1、HDMI×1 ●その他端子:LAN×1、USB×1、SDカードスロット ●消費電力:28W(動作時) ●外形寸法:430W×61H×318Dmm(突起部含まず) ●質量:4.3kg
- ジャンルHDD+BD+DVDレコーダー
- ブランドTOSHIBA
- 型番D-BW1005K
- 発売日2010年2月中旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格140,000円前後)
●HDD容量:1TB ●記録可能メディア:内蔵HDD、BD-R、BD-R DL、BD-RE、BD-RE DL、DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW ●映像DAコンバーター:12bit/148MHz ●音声DAコンバーター:192kHz/24bit ●チューナー:地上デジタル/BSデジタル/110度CS×2、地上アナログ×1 ●入力端子:S映像×1、コンポジット×2、2chアナログ音声×2 ●出力端子:D1-4映像×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ2ch 音声×1、光デジタル音声×1、HDMI×1 ●その他端子:LAN×1、USB×1、SDカードスロット ●消費電力:47W(動作時) ●外形寸法:435W×100H×399Dmm(突起部含まず) ●質量:7.2kg
- ジャンルBDプレーヤー
- ブランドTOSHIBA
- 型番SD-BD1K
- 発売日¥OPEN(予想実売価格25,000円前後)
- 価格2010年2月中旬
●映像DAコンバーター:12bit/148MHz ●音声DAコンバーター:192kHz/24bit ●出力端子:コンポーネント映像×1、コンポジット映像×1、アナログ2ch 音声×1、光デジタル音声×1、同軸デジタル音声×1、HDMI×1 ●消費電力:20W(動作時) ●外形寸法:435W×56H×218Dmm(突起部含まず) ●質量:2.3kg