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公開日 2010/04/14 19:03
ASUSから3D視聴可能な15.6型ノートパソコン「G51Jx 3D」が登場 − 高い画・音スペックを搭載
アクティブシャッター方式を採用/メガネ1個が標準付属
台湾のPCメーカーASUSTeK Computer Inc.は、「NVIDIA 3D Vision」に対応し、3D映像の視聴が可能なノートパソコン「G51Jx 3D」を4月24日より発売する。価格は209,800円(税込)。同社は本日都内にてNVIDIA Corporationと共同で発表会を開催した。
■高いグラフィック/サウンドスペックを備えた3D表示対応ノートパソコン
「G51Jx 3D」は120Hz駆動対応の15.6型TFT液晶ディスプレイを搭載したノートパソコン。ASUSの新ブランド“ROG”(Republic of Gamers)の第一弾製品となり、「最高のゲーム体験の提供」をコンセプトにしている。ディスプレイの解像度は1,366×768で、バックライトはLED。初回出荷の300台限定で人気映画「アバター」のゲーム「AVATAR THE GAME」がバンドルされる。
OSはWindows 7 Home Premium(64bit)で、CPUにはIntel Core i7-720QMを、グラフィックボードにはNVIDIAのGeForce GTS 360Mを採用。メインメモリは4GBで、約500GBのHDDを搭載している。
CPUのクロックは1.6GHzだが、ASUS独自の「Power4Gear Hybrid」テクノロジーを組合せて最大2.9GHzまでブーストすることが可能だ。また、1,249MHzで動作するグラフィックボード「NVIDIA GeForce GTS 360M」を搭載。1GBのGDDR5ビデオメモリも搭載し、パワフルで滑らかな描画処理を実現した。さらにGPUにはNVIDIA PhysXを内蔵しており、ゲームプレイ時には、飛び散る破片など複雑な描写もリアルタイム演算して描写することができる。
大きな特徴は「NVIDIA 3D Vision」に対応し3D映像の視聴が可能な点。アクティブシャッター式を採用しており、解像度を落とさずに3D映像を楽しめるのが利点のひとつ、と同社は説明する。
BDドライブを備え、Blu-ray 3Dの再生に対応。arcSoftやCyberLinkなどが開発している各種Blu-ray 3Dプレーヤーを搭載し、映画は勿論、3Dカメラなどで撮影した動画/静止画を視聴可能。さらにDIrect X9以上に対応しているものならば、2Dゲームも3Dに変換できるという。
さらに、音質面にもこだわり、米Altec Lansing Technologies社製スピーカーを採用し、サウンドカードには「EAX 4.0 ADVANCED HD」をセレクト。また、通常のステレオコンテンツを擬似的に7.1chで再生する「CMSS-3D」に対応しているため、3Dコンテンツをより立体的な音で楽しむことができる。
付属品としてアクティブシャッターメガネ1個とIRエミッター1個を用意。メガネはUSB経由で充電ができ、1回の充電で最長約40時間の連続使用が可能だ。
■いま求められるのは「感動の創出」
発表会に登壇したNVIDIA Japan代表のSteve Furney-Howe氏は「以前は『技術やスペックの追求』が求められていたが、いまは『体験の創出』が最も重要視されるように変わってきた。ASUSの『G51Jx 3D』は、NVIDIA PhysXや3D Visionなどを搭載し、比類ないビジュアルコンピューティングを創造できる製品。高品位な映像体験を、家庭で安価に楽しむことができるようになる」とコメント。
またNVIDIA マーケティング本部のシニアマネージャー・中村かおり氏は「独自に調査をおこなったところ、8割の方が映画やゲームなどのコンテンツを"自宅で、3Dで楽しみたい”と答えた。"自宅で3Dを見たくない"と答えた中にはわからないことを理由に挙げている方がいたが、『G51Jx 3D』のように1台揃えれば3Dが楽しめる製品はうってつけ」とASUSの新製品をアピール。さらに「3D普及のためには、さまざまな機器やコンテンツとつながった"エコシステム"を拡げていくことが必要だと考えている。今後色々なメーカーと協業していきたい」とビジョンを語った。
さらにアスース・ジャパン(株)のビジネスデベロップメントマネージャー・Emilie Lu氏は「ASUSは2008年にEee PCで日本市場に参入し、2009年にはモバイル市場へ本格参入してきた。2010年はブランドの確立が課題。エントリー向けのEee、洗練されたデジタルライフを届けるASUS、そして最高のゲーム体験を味わえる新ブランド“ROG”(Republic of Gamers)の3つのもと、革新的な製品を提供し続けたい」と今後の展望を説明した。
■モンキーパンチさんなどが3Dの魅力をアピール
発表会にはゲストスピーカーとして米ステレオD社の泉 邦昭氏と、漫画家のモンキー・パンチさんが登場した。
泉氏は「アバター」の2D-3D変換も手掛けた米ステレオD社の最高技術責任者で、3Dコンソーシアム事務局長でもある。「『アバター』が大ヒットしたことは記憶に新しいが、今後も『アリス・イン・ワンダーランド』など3D映画が多数制作される予定だ。3Dブームは過去何度かあったが、今回についてはハッキリと『一過性のブームではない』と言える。それは技術が進化したし、コンテンツも素晴らしい内容のものが作られているからだ。3Dの意義は"驚き"から"感動"へ変わっている。さまざまなところと協力して、3Dの普及を目指したい」と、専門的な観点を交えてコメントした。
続いて、自身も3DCGなどにチャレンジしているモンキー・パンチさんが登場。「(3Dについては)あくまで趣味の範疇でやっている素人なので」と最初に断りつつ、「高校時代に見た3D映画に衝撃を受けたのが3Dに興味を持ったきっかけ。自分でもMayaを使って3DCGを作ったり、富士フイルムの3Dデジカメ『FinePix REAL 3D W1』で孫を撮ったりして楽しんでいる」と、3Dヘの強い興味を覗かせる。
「3DCGの作品を作って問題になるのが、見せ方のこと。大勢で見られるよう3Dプロジェクターを導入したりしたが、『G51Jx 3D』のようにノート型だともっと手軽に見られるのが嬉しい。こういうものが出てくると、そのうち『3Dでなければ嫌』という時代になっていくのでは、と思わされる。ゆくゆくはG51Jx 3Dなどを使って、自分の描いた漫画を立体映像で見てもらえれば」と語った。
【問い合わせ先】
ASUSコールセンター
TEL/0800-123-2787
TEL/047-390-5630
■高いグラフィック/サウンドスペックを備えた3D表示対応ノートパソコン
「G51Jx 3D」は120Hz駆動対応の15.6型TFT液晶ディスプレイを搭載したノートパソコン。ASUSの新ブランド“ROG”(Republic of Gamers)の第一弾製品となり、「最高のゲーム体験の提供」をコンセプトにしている。ディスプレイの解像度は1,366×768で、バックライトはLED。初回出荷の300台限定で人気映画「アバター」のゲーム「AVATAR THE GAME」がバンドルされる。
OSはWindows 7 Home Premium(64bit)で、CPUにはIntel Core i7-720QMを、グラフィックボードにはNVIDIAのGeForce GTS 360Mを採用。メインメモリは4GBで、約500GBのHDDを搭載している。
CPUのクロックは1.6GHzだが、ASUS独自の「Power4Gear Hybrid」テクノロジーを組合せて最大2.9GHzまでブーストすることが可能だ。また、1,249MHzで動作するグラフィックボード「NVIDIA GeForce GTS 360M」を搭載。1GBのGDDR5ビデオメモリも搭載し、パワフルで滑らかな描画処理を実現した。さらにGPUにはNVIDIA PhysXを内蔵しており、ゲームプレイ時には、飛び散る破片など複雑な描写もリアルタイム演算して描写することができる。
大きな特徴は「NVIDIA 3D Vision」に対応し3D映像の視聴が可能な点。アクティブシャッター式を採用しており、解像度を落とさずに3D映像を楽しめるのが利点のひとつ、と同社は説明する。
BDドライブを備え、Blu-ray 3Dの再生に対応。arcSoftやCyberLinkなどが開発している各種Blu-ray 3Dプレーヤーを搭載し、映画は勿論、3Dカメラなどで撮影した動画/静止画を視聴可能。さらにDIrect X9以上に対応しているものならば、2Dゲームも3Dに変換できるという。
さらに、音質面にもこだわり、米Altec Lansing Technologies社製スピーカーを採用し、サウンドカードには「EAX 4.0 ADVANCED HD」をセレクト。また、通常のステレオコンテンツを擬似的に7.1chで再生する「CMSS-3D」に対応しているため、3Dコンテンツをより立体的な音で楽しむことができる。
付属品としてアクティブシャッターメガネ1個とIRエミッター1個を用意。メガネはUSB経由で充電ができ、1回の充電で最長約40時間の連続使用が可能だ。
■いま求められるのは「感動の創出」
発表会に登壇したNVIDIA Japan代表のSteve Furney-Howe氏は「以前は『技術やスペックの追求』が求められていたが、いまは『体験の創出』が最も重要視されるように変わってきた。ASUSの『G51Jx 3D』は、NVIDIA PhysXや3D Visionなどを搭載し、比類ないビジュアルコンピューティングを創造できる製品。高品位な映像体験を、家庭で安価に楽しむことができるようになる」とコメント。
またNVIDIA マーケティング本部のシニアマネージャー・中村かおり氏は「独自に調査をおこなったところ、8割の方が映画やゲームなどのコンテンツを"自宅で、3Dで楽しみたい”と答えた。"自宅で3Dを見たくない"と答えた中にはわからないことを理由に挙げている方がいたが、『G51Jx 3D』のように1台揃えれば3Dが楽しめる製品はうってつけ」とASUSの新製品をアピール。さらに「3D普及のためには、さまざまな機器やコンテンツとつながった"エコシステム"を拡げていくことが必要だと考えている。今後色々なメーカーと協業していきたい」とビジョンを語った。
さらにアスース・ジャパン(株)のビジネスデベロップメントマネージャー・Emilie Lu氏は「ASUSは2008年にEee PCで日本市場に参入し、2009年にはモバイル市場へ本格参入してきた。2010年はブランドの確立が課題。エントリー向けのEee、洗練されたデジタルライフを届けるASUS、そして最高のゲーム体験を味わえる新ブランド“ROG”(Republic of Gamers)の3つのもと、革新的な製品を提供し続けたい」と今後の展望を説明した。
■モンキーパンチさんなどが3Dの魅力をアピール
発表会にはゲストスピーカーとして米ステレオD社の泉 邦昭氏と、漫画家のモンキー・パンチさんが登場した。
泉氏は「アバター」の2D-3D変換も手掛けた米ステレオD社の最高技術責任者で、3Dコンソーシアム事務局長でもある。「『アバター』が大ヒットしたことは記憶に新しいが、今後も『アリス・イン・ワンダーランド』など3D映画が多数制作される予定だ。3Dブームは過去何度かあったが、今回についてはハッキリと『一過性のブームではない』と言える。それは技術が進化したし、コンテンツも素晴らしい内容のものが作られているからだ。3Dの意義は"驚き"から"感動"へ変わっている。さまざまなところと協力して、3Dの普及を目指したい」と、専門的な観点を交えてコメントした。
続いて、自身も3DCGなどにチャレンジしているモンキー・パンチさんが登場。「(3Dについては)あくまで趣味の範疇でやっている素人なので」と最初に断りつつ、「高校時代に見た3D映画に衝撃を受けたのが3Dに興味を持ったきっかけ。自分でもMayaを使って3DCGを作ったり、富士フイルムの3Dデジカメ『FinePix REAL 3D W1』で孫を撮ったりして楽しんでいる」と、3Dヘの強い興味を覗かせる。
「3DCGの作品を作って問題になるのが、見せ方のこと。大勢で見られるよう3Dプロジェクターを導入したりしたが、『G51Jx 3D』のようにノート型だともっと手軽に見られるのが嬉しい。こういうものが出てくると、そのうち『3Dでなければ嫌』という時代になっていくのでは、と思わされる。ゆくゆくはG51Jx 3Dなどを使って、自分の描いた漫画を立体映像で見てもらえれば」と語った。
【問い合わせ先】
ASUSコールセンター
TEL/0800-123-2787
TEL/047-390-5630
関連リンク
- ジャンルモバイルPC
- ブランドASUS
- 型番G51Jx 3D
- 発売日2010年4月24日
- 価格¥209,800(税込)
【SPEC】●OS:WIndows 7 Home Premium(64bit) ●CPU:インテル Core i7-720QM ●メインメモリ:4GB ●液晶ディスプレイ:15.6型ワイドTFTカラー液晶 LEDバックライト(NVIDIA 3D Vision対応) ●表示解像度;1,366×768 ●グラフィックス機能:NVIDIA GeForce GTS 360M ●ハードディスクドライブ:約500GB ●光学ドライブ:Blu-ray Discコンボドライブ ●バッテリー駆動時間:約1.8時間 ●外形寸法:375W×34.3〜40.6H×265Dmm ●質量(バッテリー装着時):約3.3kg