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公開日 2010/09/03 10:22
<IFA2010>サムスン プレスカンファレンス − リモコンで映像視聴できる3Dテレビやタブレット端末など発表
新BDプレーヤーも録画対応
IFA2010のプレスデイ2日目、サムスン電子のプレスカンファレンスが開催された。同社からは3D関連製品やAndroid OS搭載のタブレットPC「GALAXY Tab」などが紹介された。
はじめにサムスン電子ビジュアル ディスプレイ ビジネス プレジデントのBoo-Keun Yoon氏が登壇し、同社のビジネスの近況を報告した。Yoon氏は「新しいグローバルテクノロジーマーケットを創出するために掲げた『Inspire the World/Create the Future』というコーポレートポリシーは着実にビジネスの成果につながっている」と評価。その上で、「今後は新しい商品を、ただ作って売るだけでなく、よりスマートなライフスタイルを提案できる、付加価値を持ったものづくりを推し進めていきたい」とした。
同社では近年3D対応のLED液晶テレビのビジネスに注力しており、「2010年の年末までに3Dテレビは世界で200万セット以上が出荷されると予測されている。ディスプレイサーチ社の調査でも、同分野でのビジネスはさらなる伸びが期待されていることが明らかになっている」と説明。
一方でサムスンは今年、“スマートTV”をコンセプトに掲げたライフスタイル型のフラグシップテレビにフォーカスする。また「“SAMSUNG Apps”をベースにしたテレビ用のアプリケーション開発にも力を注ぎたい」とYoon氏は語る。
テレビ以外の商品戦略について、Yoon氏は「サムスンは世界最大のエレクトロニクスカンパニー。ハード機器は相互のコネクティビティと、それぞれ特徴豊かで強力な製品を揃えている」とし、デジタルカメラやブルーレイなど、強力な新商品群をヨーロッパ市場に向けて投入していく考えを示した。またスマートフォン関連のソフトウェアやアプリケーション開発についても、独自のオープンOSである「bada」を基軸に、新たなサービスとプロモーションを展開していく。
Yoon氏はスピーチの最後に、2009年7月に発表したエコエミッションの推進状況を報告。今後も全世界の製造拠点、R&D拠点で製造環境のエコ化を推進するとともに、商品構成についてもエコフレンドリー製品の構成比を増やしていくという。また「2013年までに世界で最も環境フレンドリーな企業になれるよう、ミッションを推し進めていく」とも宣言した。
Yoon氏のスピーチ後、各製品ジャンルの担当者より、秋以降にヨーロッパ市場に導入される新製品の紹介が行われた。
テレビ/ブルーレイ部門の商品展開については、同社European Headquaters Marketing Director TV/AVのMichael Zoeller氏が説明を行った。
始めにRoetzer氏は同社のテレビビジネスについて触れ「昨年ヨーロッパで販売された薄型テレビは、約3分の1がサムスンの製品だった。いまのトレンドは3Dテレビだが、ここでもサムスン製品の売れ行きは好調だ。3D技術については画質、2D/3D変換などの機能でもユーザーから高い支持を獲得している」とし、3D時代にも「LEDテレビ」の価値訴求を強化していくという考えを述べた。
またテレビ製品については、スマートなデザインや、他のAV機器とのDLNAネットワークを介したコネクティビティ、さらには独自のアプリケーションプラットフォーム「Samsung Apps」をベースにした新しいデジタルライフの価値を訴求し、独自性を打ち出していくという。
3D対応LED液晶テレビの新製品では、プレミアムモデルの「C9000」シリーズを9月からヨーロッパで展開する。2D/3D変換機能や倍速表示機能「Clear Motion Rate 800」を搭載。テレビ本体にはストレージも内蔵しており、テレビ番組の録画やインターネットコンテンツのダウンロードなどが行えるという。
ストレージも内蔵しており、番組録画やコンテンツダウンロードも可能。DLNAベースのネットワーク機能「All Share」にも対応する。
パネル部の奥行きは29.3mmという薄型化を実現。付属リモコンには液晶ディスプレイが搭載されており、ソフトウェアキーの表示や、視聴中の番組をワイヤレスで送信し、遠隔地で見られる機能も搭載されている。
「Samsung Apps」については、「ヨーロッパ市場でもオリジナルのアプリケーションを増やしていきたいと考えている。そのため当社の主催で一般参加型のコンテストを開催し、優秀なコンテンツクリエイターの発掘にも取り組んでいきながら、サービスを充実させていく考えだ」と述べた。
BDプレーヤーは年内に6モデルの新規モデルを投入する。最上位機の「C8900」シリーズは本体に500GBのHDDを内蔵したBlu-ray 3D再生対応モデル。ワイヤレス接続機能も内蔵しており、DLNAベースのネットワーク機能「All Share」にも対応する。またワイヤレススピーカーを採用する7.1chホームシアターシステム「HT-C6930W」も紹介された。
デジタルイメージングの新商品については、IT Solution Business Senior Product ManagerのPatrick Povel氏が説明を担当。本体の前面と背面の両方に液晶モニターを搭載し“自分撮り”を手軽に行えるデジタルカメラ「ST600」「ST100」や、持ちやすくスマートなデザインを実現したフルHDカムコーダー「T10」などを紹介した。
カンファレンスの最後には、European Telecomunications Operation Head of Product PortfolioのThomas Richter氏が登壇し、Android OS 2.2搭載のタブレット型デバイス「GALAXY Tab」を披露した。
同社では本機を“スマートメディアデバイス”というカテゴリに位置づけ、多彩なライフスタイルを演出するライフスタイル提案商品としてアピールする。外形寸法は190.1W×120.5H×11.9mm、重さは380gと、片手でホールドできるコンパクトサイズを実現している。
本体にはAndroid OS 2.2が採用されており、ストレージ容量は32GB/16GBの内蔵メモリー搭載機が選べる。microSDメモリーカードにも対応する。Samsung Music Appsの音楽サービスや動画・静止画の再生、本体内蔵カメラでの動画・静止画撮影が行え、Webビデオ通話も可能。インターネットブラウジングはFLASHファイルの再生にも対応している。
1,024×600画素、7インチの液晶ディスプレイはマルチタッチ操作や縦横表示もサポート。メール等の文字入力などにはソフトウェアキーボードも使える。その他、eBookリーダー機能やGPS搭載によるナビゲーション機能なども備えている。
はじめにサムスン電子ビジュアル ディスプレイ ビジネス プレジデントのBoo-Keun Yoon氏が登壇し、同社のビジネスの近況を報告した。Yoon氏は「新しいグローバルテクノロジーマーケットを創出するために掲げた『Inspire the World/Create the Future』というコーポレートポリシーは着実にビジネスの成果につながっている」と評価。その上で、「今後は新しい商品を、ただ作って売るだけでなく、よりスマートなライフスタイルを提案できる、付加価値を持ったものづくりを推し進めていきたい」とした。
同社では近年3D対応のLED液晶テレビのビジネスに注力しており、「2010年の年末までに3Dテレビは世界で200万セット以上が出荷されると予測されている。ディスプレイサーチ社の調査でも、同分野でのビジネスはさらなる伸びが期待されていることが明らかになっている」と説明。
一方でサムスンは今年、“スマートTV”をコンセプトに掲げたライフスタイル型のフラグシップテレビにフォーカスする。また「“SAMSUNG Apps”をベースにしたテレビ用のアプリケーション開発にも力を注ぎたい」とYoon氏は語る。
テレビ以外の商品戦略について、Yoon氏は「サムスンは世界最大のエレクトロニクスカンパニー。ハード機器は相互のコネクティビティと、それぞれ特徴豊かで強力な製品を揃えている」とし、デジタルカメラやブルーレイなど、強力な新商品群をヨーロッパ市場に向けて投入していく考えを示した。またスマートフォン関連のソフトウェアやアプリケーション開発についても、独自のオープンOSである「bada」を基軸に、新たなサービスとプロモーションを展開していく。
Yoon氏はスピーチの最後に、2009年7月に発表したエコエミッションの推進状況を報告。今後も全世界の製造拠点、R&D拠点で製造環境のエコ化を推進するとともに、商品構成についてもエコフレンドリー製品の構成比を増やしていくという。また「2013年までに世界で最も環境フレンドリーな企業になれるよう、ミッションを推し進めていく」とも宣言した。
Yoon氏のスピーチ後、各製品ジャンルの担当者より、秋以降にヨーロッパ市場に導入される新製品の紹介が行われた。
テレビ/ブルーレイ部門の商品展開については、同社European Headquaters Marketing Director TV/AVのMichael Zoeller氏が説明を行った。
始めにRoetzer氏は同社のテレビビジネスについて触れ「昨年ヨーロッパで販売された薄型テレビは、約3分の1がサムスンの製品だった。いまのトレンドは3Dテレビだが、ここでもサムスン製品の売れ行きは好調だ。3D技術については画質、2D/3D変換などの機能でもユーザーから高い支持を獲得している」とし、3D時代にも「LEDテレビ」の価値訴求を強化していくという考えを述べた。
またテレビ製品については、スマートなデザインや、他のAV機器とのDLNAネットワークを介したコネクティビティ、さらには独自のアプリケーションプラットフォーム「Samsung Apps」をベースにした新しいデジタルライフの価値を訴求し、独自性を打ち出していくという。
3D対応LED液晶テレビの新製品では、プレミアムモデルの「C9000」シリーズを9月からヨーロッパで展開する。2D/3D変換機能や倍速表示機能「Clear Motion Rate 800」を搭載。テレビ本体にはストレージも内蔵しており、テレビ番組の録画やインターネットコンテンツのダウンロードなどが行えるという。
ストレージも内蔵しており、番組録画やコンテンツダウンロードも可能。DLNAベースのネットワーク機能「All Share」にも対応する。
パネル部の奥行きは29.3mmという薄型化を実現。付属リモコンには液晶ディスプレイが搭載されており、ソフトウェアキーの表示や、視聴中の番組をワイヤレスで送信し、遠隔地で見られる機能も搭載されている。
「Samsung Apps」については、「ヨーロッパ市場でもオリジナルのアプリケーションを増やしていきたいと考えている。そのため当社の主催で一般参加型のコンテストを開催し、優秀なコンテンツクリエイターの発掘にも取り組んでいきながら、サービスを充実させていく考えだ」と述べた。
BDプレーヤーは年内に6モデルの新規モデルを投入する。最上位機の「C8900」シリーズは本体に500GBのHDDを内蔵したBlu-ray 3D再生対応モデル。ワイヤレス接続機能も内蔵しており、DLNAベースのネットワーク機能「All Share」にも対応する。またワイヤレススピーカーを採用する7.1chホームシアターシステム「HT-C6930W」も紹介された。
デジタルイメージングの新商品については、IT Solution Business Senior Product ManagerのPatrick Povel氏が説明を担当。本体の前面と背面の両方に液晶モニターを搭載し“自分撮り”を手軽に行えるデジタルカメラ「ST600」「ST100」や、持ちやすくスマートなデザインを実現したフルHDカムコーダー「T10」などを紹介した。
カンファレンスの最後には、European Telecomunications Operation Head of Product PortfolioのThomas Richter氏が登壇し、Android OS 2.2搭載のタブレット型デバイス「GALAXY Tab」を披露した。
同社では本機を“スマートメディアデバイス”というカテゴリに位置づけ、多彩なライフスタイルを演出するライフスタイル提案商品としてアピールする。外形寸法は190.1W×120.5H×11.9mm、重さは380gと、片手でホールドできるコンパクトサイズを実現している。
本体にはAndroid OS 2.2が採用されており、ストレージ容量は32GB/16GBの内蔵メモリー搭載機が選べる。microSDメモリーカードにも対応する。Samsung Music Appsの音楽サービスや動画・静止画の再生、本体内蔵カメラでの動画・静止画撮影が行え、Webビデオ通話も可能。インターネットブラウジングはFLASHファイルの再生にも対応している。
1,024×600画素、7インチの液晶ディスプレイはマルチタッチ操作や縦横表示もサポート。メール等の文字入力などにはソフトウェアキーボードも使える。その他、eBookリーダー機能やGPS搭載によるナビゲーション機能なども備えている。