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公開日 2011/01/07 16:32
【CES】LG、ポインターリモコンの「Smart TV」披露 − パッシブ型3Dテレビも訴求
Androidスマホも大人気
LG電子は、CESのメイン会場であるラスベガスコンベンションセンター、セントラルホールに広大なブースを展開。薄型テレビやBDプレーヤー、スマートフォンなどだけでなく、白物家電まで幅広く展示し、総合力の高さをアピールした。
薄型テレビで訴求していたのは「Smart TV」と「3D」。他のテレビメーカーもこの二つをアピールしているところが多いが、同社はこの二大テーマについて、他メーカーとは違う特徴を盛り込んできた。
■3Dはパッシブ型「CINEMA 3D TV」に注力
ブースのエントランスを入ると、大量の「Smart TV」デモ機が置かれ、機能テーマごとに一人一人説明員を配置。来場者に対して、丁寧に製品の内容を解説していた。デモに使われていたのは3D表示に対応し、THX認証も取得したLW9500シリーズだ。
同社の「Smart TV」でできることは数多い。VODではCinemaNowに対応。またスマートフォンと連携して文字入力を行うことも可能だ。
ウェブブラウザーも備え、Flashコンテンツの閲覧も可能。Flashはバージョン10まで対応している。
またアプリプラットフォーム「LG Apps」も展開。Google TVやYahoo! Widgetなどとは異なる、独自のアプリプラットフォームで、現在100程度のアプリを用意。好みのものをダウンロードしてインストールし、使うことができる。
アプリ開発のためのSDKも公開されており、誰でも自由にアプリを開発することができる。同社説明員によると、アプリの数は今後急速に増えていく予定という。
コンテンツ共有のための機能「Smart Share」も用意。その核となるのが、同社独自の「Media Link」機能で、テレビとスマートフォン、PC、NASなどの間でコンテンツを共有できる。自動的にコンテンツを認識し、メタデータをダウンロードして見やすく表示するUIや、3GやWi-Fi経由でのリモートアクセス機能、リアルタイムのトランスコーディング機能などが特徴となる。
「Smart TV」はリモコンも全く新しいものを用意。「Magic Motion Remote Controler」と名付けられたスティックタイプのリモコンを画面に向けるとポインターが画面上に表示され、画面上の好みの位置をクリックすることができる。ちょうどWiiリモコンやPlayStation Moveのような使い勝手だ。
実際に使ってみたが、たとえばアイコンの位置をドラッグして変える動作が非常に行いやすい。通常のリモコンに比べて情報量が増えがちなスマートTVのUIも、このリモコンなら便利に活用できるのではないか。
ほかには、ウェブブラウジング機能や同社のSmart TVの機能を備え、Wi-Fiも内蔵したSTB「ST600」も展示。本製品のキャッチコピーは「Smart TV Upgrader」で、接続することで通常のテレビもスマートTVに変えられると、同社説明員は熱く語っていた。
そのほかBDプレーヤーも新製品を展示。「BD670」はBlu-ray 3Dの再生に対応し、Smart TV機能も搭載。Wi-Fi機能も内蔵している。ポータブルBDプレーヤーでは9インチ、WVGA液晶を備えた「BP650」が展示され、Blu-rayだけでなく、MKVやDivX HDの再生も行える点が強くアピールされていた。
■3Dはパッシブ型「CINEMA 3D TV」に注力
3Dテレビでは、プレスカンファレンスのレポートにもある通り、パッシブ型に力を入れるのが同社の特徴だ。会場入り口で手渡されたメガネもパッシブ型だった。
フリッカーやクロストークがなく、高輝度で、メガネが軽量という利点があるというのが、同社がパッシブ型に注力する理由だ。
同社では、パッシブ型の3D液晶テレビを「CINEMA 3D TV」シリーズとして展開。LW6500やLW5600を間もなく米国で発売する。
CINEMA 3D TVは同社独自の「Film-type Patterned Retarder」(FPR)パネルを備え、左眼用、右眼用の映像の分離に最適化している。
パッシブ型のためメガネも軽量化も可能となり、16gという重さを実現。同社ではまた、メガネの充電の必要がないこと、テレビからの同期信号を受け取る必要が無いため広視野角であることなども強調している。
目を引いたのが、84インチのパッシブ型3D液晶テレビ。同社では「世界最大の3D液晶テレビ」と謳っている。基本的な技術はLW6500などと同等だが、画面サイズが非常に大きい。市販時期は未定とのことだが、来場者には大きなインパクトを与えていた。
他メーカーが続々とアナウンスしている大画面の裸眼3Dテレビ。LGも大型の試作機を展示していた。パネルデバイスの種類や3Dの方式、解像度などは全て非公表で、市販化の予定も現在のところ決まっていないという。
裸眼3D関連では、視差バリア方式の7インチ裸眼3Dディスプレイを搭載したポータブルデジタルテレビも展示された。ATSC A/153に準拠している。液晶パネルはLG Display社製で、3Dのクロストークを5.5%と低く抑えた。2D-3D変換機能は搭載されていない。
裸眼3Dポータブルテレビのデモでは、ラスベガスの放送局が放送している、416×240ドットのサイド・バイ・サイドの3D映像を800×480にアップスケーリングし、表示していた。
■スマートフォン関連ではデュアルコアチップ搭載機に注目
スマートフォンでは、NVIDIAのデュアルコアプロセッサーを搭載した最新モデル「OPTIMUS 2X」に注目だ。ディスプレイは4インチ、800×480ドットで、フルHD動画の再生が可能。同社ブースのデモでは、本機の映像をHDMIでテレビに出力し、ミラーリング表示する機能をアピールしていた。
同社ブースには同じくAndroidを搭載したスマートフォン「OPTIMUS BLACK」も展示。これは非常に高輝度な「NOVAディスプレイ」を備えたモデル。またLTEに対応したモデルも置かれ、来場者から注目を浴びていた。米国での4G化の進展は急速に進んでいるようだ。
薄型テレビで訴求していたのは「Smart TV」と「3D」。他のテレビメーカーもこの二つをアピールしているところが多いが、同社はこの二大テーマについて、他メーカーとは違う特徴を盛り込んできた。
■3Dはパッシブ型「CINEMA 3D TV」に注力
ブースのエントランスを入ると、大量の「Smart TV」デモ機が置かれ、機能テーマごとに一人一人説明員を配置。来場者に対して、丁寧に製品の内容を解説していた。デモに使われていたのは3D表示に対応し、THX認証も取得したLW9500シリーズだ。
同社の「Smart TV」でできることは数多い。VODではCinemaNowに対応。またスマートフォンと連携して文字入力を行うことも可能だ。
ウェブブラウザーも備え、Flashコンテンツの閲覧も可能。Flashはバージョン10まで対応している。
またアプリプラットフォーム「LG Apps」も展開。Google TVやYahoo! Widgetなどとは異なる、独自のアプリプラットフォームで、現在100程度のアプリを用意。好みのものをダウンロードしてインストールし、使うことができる。
アプリ開発のためのSDKも公開されており、誰でも自由にアプリを開発することができる。同社説明員によると、アプリの数は今後急速に増えていく予定という。
コンテンツ共有のための機能「Smart Share」も用意。その核となるのが、同社独自の「Media Link」機能で、テレビとスマートフォン、PC、NASなどの間でコンテンツを共有できる。自動的にコンテンツを認識し、メタデータをダウンロードして見やすく表示するUIや、3GやWi-Fi経由でのリモートアクセス機能、リアルタイムのトランスコーディング機能などが特徴となる。
「Smart TV」はリモコンも全く新しいものを用意。「Magic Motion Remote Controler」と名付けられたスティックタイプのリモコンを画面に向けるとポインターが画面上に表示され、画面上の好みの位置をクリックすることができる。ちょうどWiiリモコンやPlayStation Moveのような使い勝手だ。
実際に使ってみたが、たとえばアイコンの位置をドラッグして変える動作が非常に行いやすい。通常のリモコンに比べて情報量が増えがちなスマートTVのUIも、このリモコンなら便利に活用できるのではないか。
ほかには、ウェブブラウジング機能や同社のSmart TVの機能を備え、Wi-Fiも内蔵したSTB「ST600」も展示。本製品のキャッチコピーは「Smart TV Upgrader」で、接続することで通常のテレビもスマートTVに変えられると、同社説明員は熱く語っていた。
そのほかBDプレーヤーも新製品を展示。「BD670」はBlu-ray 3Dの再生に対応し、Smart TV機能も搭載。Wi-Fi機能も内蔵している。ポータブルBDプレーヤーでは9インチ、WVGA液晶を備えた「BP650」が展示され、Blu-rayだけでなく、MKVやDivX HDの再生も行える点が強くアピールされていた。
■3Dはパッシブ型「CINEMA 3D TV」に注力
3Dテレビでは、プレスカンファレンスのレポートにもある通り、パッシブ型に力を入れるのが同社の特徴だ。会場入り口で手渡されたメガネもパッシブ型だった。
フリッカーやクロストークがなく、高輝度で、メガネが軽量という利点があるというのが、同社がパッシブ型に注力する理由だ。
同社では、パッシブ型の3D液晶テレビを「CINEMA 3D TV」シリーズとして展開。LW6500やLW5600を間もなく米国で発売する。
CINEMA 3D TVは同社独自の「Film-type Patterned Retarder」(FPR)パネルを備え、左眼用、右眼用の映像の分離に最適化している。
パッシブ型のためメガネも軽量化も可能となり、16gという重さを実現。同社ではまた、メガネの充電の必要がないこと、テレビからの同期信号を受け取る必要が無いため広視野角であることなども強調している。
目を引いたのが、84インチのパッシブ型3D液晶テレビ。同社では「世界最大の3D液晶テレビ」と謳っている。基本的な技術はLW6500などと同等だが、画面サイズが非常に大きい。市販時期は未定とのことだが、来場者には大きなインパクトを与えていた。
他メーカーが続々とアナウンスしている大画面の裸眼3Dテレビ。LGも大型の試作機を展示していた。パネルデバイスの種類や3Dの方式、解像度などは全て非公表で、市販化の予定も現在のところ決まっていないという。
裸眼3D関連では、視差バリア方式の7インチ裸眼3Dディスプレイを搭載したポータブルデジタルテレビも展示された。ATSC A/153に準拠している。液晶パネルはLG Display社製で、3Dのクロストークを5.5%と低く抑えた。2D-3D変換機能は搭載されていない。
裸眼3Dポータブルテレビのデモでは、ラスベガスの放送局が放送している、416×240ドットのサイド・バイ・サイドの3D映像を800×480にアップスケーリングし、表示していた。
■スマートフォン関連ではデュアルコアチップ搭載機に注目
スマートフォンでは、NVIDIAのデュアルコアプロセッサーを搭載した最新モデル「OPTIMUS 2X」に注目だ。ディスプレイは4インチ、800×480ドットで、フルHD動画の再生が可能。同社ブースのデモでは、本機の映像をHDMIでテレビに出力し、ミラーリング表示する機能をアピールしていた。
同社ブースには同じくAndroidを搭載したスマートフォン「OPTIMUS BLACK」も展示。これは非常に高輝度な「NOVAディスプレイ」を備えたモデル。またLTEに対応したモデルも置かれ、来場者から注目を浴びていた。米国での4G化の進展は急速に進んでいるようだ。