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公開日 2011/03/14 11:56
オリンパスのリニアPCMレコーダー「LS-7」新開発3マイクシステムの効果をチェック
2マイク/3マイクの音の違いが分かる音声ファイルも掲載
オリンパスイメージングは、先日発表した新開発3マイクシステムを搭載した96/24対応リニアPCMレコーダー「LS-7」の製品説明会を3月10日に都内にて開催した。
「LS-7」は96kHz/24bitでのリニアPCM録音に対応したオーディオレコーダーで、3月11日が発売日となる。
MP3(320kbpsまで)やWMA(128kbpsまで)での録音にも対応。2つの指向性ステレオマイクと、低域を補強する無指向性センターマイクを組み合わせた新開発3マイクシステム「トレスミック」を搭載し、低音に厚みを持たせ、より広い音域を録れるようになったのが特徴だという。録音可能な帯域は20Hzから20,000Hzまで。なおセンターマイクは ON/OFF切り替え可能だ。
また、ウォルフソン社製のポータブル機器向けエンジン(CODEC)を採用したのも特徴のひとつ。ReTuneによりフラットな録音周波数特性も実現したという。
本体はアルミニウム製。マイクの性能を引き出すべく、開口部やマイク周辺の空間の最適化も行った。20〜30歳代の男性を中心とした若いユーザーをターゲットにしており、ポケットに入れて持ち歩いても違和感のない、スタイリッシュでコンパクトなデザインを採用したとのこと。本体カラーもベーシックなブラックに加え、オレンジを用意する。カメラの外装で培った塗装技術が活かされているそうで、どちらのカラーも上質感溢れる仕上がりだ。
「『LS-7』はかなりの自信作」と語るのは、同社事業統括本部 オーディオ事業推進部 部長の鬼塚 学氏。「マイクロ一眼カメラ“PEN”が好評をいただいている。いま多くの方にとってオリンパスはカメラメーカーというイメージだと思うが、実は早くからレコーダーに取り組んできた。1960年にはマイクロカセットレコーダーを発売。1997年からはビジネスユース中心にICレコーダーを展開し、現在は5年連続シェアNo.1を獲得している。そして2008年からはリニアPCMレコーダーを発売。最初は高音質で会議を録音する用途だったが、音が良いということで、音楽関係の方にも使っていただけるようになった」と、オーディオレコーダーメーカーとしてのオリンパスをアピールした。
また、国内営業本部 営業企画部 課長の猪狩一郎氏は「レコーダーの用途は広がってきている。2010年の国内市場は120万台に達し、今年も拡大基調にある。オリンパスは現在6シリーズのレコーダーを展開しているが、今年はビジネス用音声レコーダーの技術を活かした音楽向けレコーダーであるLSシリーズを拡大していく考えだ。LSシリーズは生録の分野でも高い評価をいただいている機種。今年中に動画撮影機能も搭載したモデルを用意するべく開発を進めている」と、2011年の戦略を明らかにした。
■奥田健治さんの生演奏をLS-7で録音
説明会は原宿のASTROHALLで開催され、特別ゲストとしてギタリストの奥田健治さんが登場。奥田さんの生ライブを、LS-7を使って実際に録音できるという趣向が凝らされていた。2マイクで録音した場合と、3マイクで録音した場合の音の違いは歴然。下記のファイルをご試聴いただきたい。(収録は96/24のリニアPCMで実施し、音声ファイルを圧縮してアップロードしています)
<2マイク録音>
<3マイク録音>
トークセッションで「『LS-7』はシンプルな操作がすごく使いやすい。僕は機械が結構苦手なんですけど、これは簡単」と語る奥田さん。「実際に使ってみたんですけど、無理矢理強調した感のない、自然なベースの音が録れるなと思いました。曲づくりの時にアイディアを録音したりするのにも便利そう。エレファントカシマシの宮本くんは未だにMDを使ってるんですけど、それだと音質も良くないし後からの編集も大変。宮本くんにLS-7を薦めたいですね(笑)」とコメントしていた。
「LS-7」は96kHz/24bitでのリニアPCM録音に対応したオーディオレコーダーで、3月11日が発売日となる。
MP3(320kbpsまで)やWMA(128kbpsまで)での録音にも対応。2つの指向性ステレオマイクと、低域を補強する無指向性センターマイクを組み合わせた新開発3マイクシステム「トレスミック」を搭載し、低音に厚みを持たせ、より広い音域を録れるようになったのが特徴だという。録音可能な帯域は20Hzから20,000Hzまで。なおセンターマイクは ON/OFF切り替え可能だ。
また、ウォルフソン社製のポータブル機器向けエンジン(CODEC)を採用したのも特徴のひとつ。ReTuneによりフラットな録音周波数特性も実現したという。
本体はアルミニウム製。マイクの性能を引き出すべく、開口部やマイク周辺の空間の最適化も行った。20〜30歳代の男性を中心とした若いユーザーをターゲットにしており、ポケットに入れて持ち歩いても違和感のない、スタイリッシュでコンパクトなデザインを採用したとのこと。本体カラーもベーシックなブラックに加え、オレンジを用意する。カメラの外装で培った塗装技術が活かされているそうで、どちらのカラーも上質感溢れる仕上がりだ。
「『LS-7』はかなりの自信作」と語るのは、同社事業統括本部 オーディオ事業推進部 部長の鬼塚 学氏。「マイクロ一眼カメラ“PEN”が好評をいただいている。いま多くの方にとってオリンパスはカメラメーカーというイメージだと思うが、実は早くからレコーダーに取り組んできた。1960年にはマイクロカセットレコーダーを発売。1997年からはビジネスユース中心にICレコーダーを展開し、現在は5年連続シェアNo.1を獲得している。そして2008年からはリニアPCMレコーダーを発売。最初は高音質で会議を録音する用途だったが、音が良いということで、音楽関係の方にも使っていただけるようになった」と、オーディオレコーダーメーカーとしてのオリンパスをアピールした。
また、国内営業本部 営業企画部 課長の猪狩一郎氏は「レコーダーの用途は広がってきている。2010年の国内市場は120万台に達し、今年も拡大基調にある。オリンパスは現在6シリーズのレコーダーを展開しているが、今年はビジネス用音声レコーダーの技術を活かした音楽向けレコーダーであるLSシリーズを拡大していく考えだ。LSシリーズは生録の分野でも高い評価をいただいている機種。今年中に動画撮影機能も搭載したモデルを用意するべく開発を進めている」と、2011年の戦略を明らかにした。
■奥田健治さんの生演奏をLS-7で録音
説明会は原宿のASTROHALLで開催され、特別ゲストとしてギタリストの奥田健治さんが登場。奥田さんの生ライブを、LS-7を使って実際に録音できるという趣向が凝らされていた。2マイクで録音した場合と、3マイクで録音した場合の音の違いは歴然。下記のファイルをご試聴いただきたい。(収録は96/24のリニアPCMで実施し、音声ファイルを圧縮してアップロードしています)
<2マイク録音>
<3マイク録音>
トークセッションで「『LS-7』はシンプルな操作がすごく使いやすい。僕は機械が結構苦手なんですけど、これは簡単」と語る奥田さん。「実際に使ってみたんですけど、無理矢理強調した感のない、自然なベースの音が録れるなと思いました。曲づくりの時にアイディアを録音したりするのにも便利そう。エレファントカシマシの宮本くんは未だにMDを使ってるんですけど、それだと音質も良くないし後からの編集も大変。宮本くんにLS-7を薦めたいですね(笑)」とコメントしていた。