• ブランド
    特設サイト
公開日 2011/07/06 18:05

シネックス、iPad/iPhohe/iPodドック装備のレーザーピコプロジェクターを発売

100インチまでの投影が可能
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)シネックスは、iPad/iPhohe/iPod内のコンテンツを100インチまで引き延ばして投影できるMicrovision社のポータブルレーザーピコプロジェクター“SHOWWX+ Laser Pico Projector”「MVO-BX-011」を7月下旬より発売する。価格はオープンだが39,800円前後での実売が予想される。

MVO-BX-011

iPadと接続したところ

幅が60mmで高さが14mm、質量122gと小型軽量で、Made for iPad/iPhohe/iPodの各認証を取得したポータブルレーザーピコプロジェクター。ドック接続でiPodなどに保存している写真や動画を投影できる。

解像度はWVGA(848×480)で、輝度が15ルーメン。アスペクト比は16対9で、コントラスト比が5,000対1。3.5mmステレオミニ端子やコンポジット端子も備えるほかD-Sub 15pinアダプターも付属し、DAPやパソコン、デジタルカメラなども接続できる。

側面の様子

発表会では内部のユニットなども披露された

スクリーンや壁などとの距離に応じて投影サイズが変わり、前述のように最大100インチまでの投影に対応。距離に応じて画素サイズを自動で調整するため、フォーカス調整が不要な点も特徴のひとつ。

投写距離と画面サイズの関係性

そのほか、プラグアンドプレイ対応で、ケーブルでiPhoneなどと繋げば設定など不要でそのまま使用できる。なお、iPad/iPhohe/iPod用の接続ケーブルやコンポジットケーブルなどが付属する。

キャリングケースやスタンドなども別売で用意

本日開催された製品発表会には、Microvision社のVice President, Global Operations, Sales and MarketingのJoe O’Sullivan氏、および日本地区担当カントリーマネージャーの新澤滋氏が登場。製品の特徴などを説明した。

Joe O’Sullivan氏

新澤滋氏

まずO’Sullivan氏は、レーザースキャン技術を基に様々な製品を提供してきたことなど、同社の概要から説明。また、「米国では500以上の特許を持っており、IEEEが毎年発表している特許力ランキングでもマイクロビジョンはこの3年常に上位にランクインしている。しかもその特許の中身も濃いものだ」と、同社の技術力をアピールする。

そして「昨年ぐらいから市場が立ち上がり始めて、2015年には2000万台規模になると予想されている」と、ピコプロジェクター市場についてコメント。「タブレットPCや携帯電話、携帯ゲーム機などはそもそもの市場規模が桁違いに大きいため、今後は特にそうした機器への内蔵用途で爆発的にピコプロジェクター市場も大きく伸びると考えている」と言葉を続けた。

ピコプロジェクター市場の推移。青い部分が単体製品、黄色が据え置き製品に内蔵されたタイプ、緑がモバイル機器への内蔵タイプのもの

タブレットPCなどの市場に言及し、ピコプロジェクター市場も大きく伸びる可能性があると説明

そして、「iPhoneでは出力できるコンテンツが限られていたが、iPadでは色々なものがビデオアウトできるようになった。そうしたこともあり、iPhoneを始めとした色々なタブレットに繋げることをコンセプトにもしている」と開発の背景にも触れた。

新沢氏は、レーザー光源を採用した利点について「非常に色が鮮やかで、液晶バックライト方式などでは再現できない色も出せる」とコメント。「液晶プロジェクターなどと比べた際に、同じ明るさでも人間の目にはレーザープロジェクターのほうが15〜20パーセントほど明るく見える」とも述べ、明るさの面でも有利であると説明した。

画角についても、他社製品が約30度であるのに対して約43度と広いため同じ距離からであればより大きなサイズで投影できる点も説明

また、光源を常時100パーセント使って不要な光を捨てる液晶方式に比べ、必要なときに必要な明るさで1ドットずつ順に投影するレーザースキャン方式では光を捨てないという点にも触れ、発熱が小さいというメリットも紹介。「低消費電力で発熱が小さいということも、特にピコプロジェクターのような製品では重要になる」と語った。

低消費電力である点もレーザー光源採用の利点だとした

そして「今は480pだが将来的には720p対応までをロードマップに入れて検討している。また、モバイルでも必要とされるのであれば1080pにも挑戦していきたい。さらには、スマートフォンにプロジェクターを内蔵させるようなところをゴールにしたいと思っている」と、将来的な展望についても述べた。

レーザー製品については日本の法律で安全基準が厳しく、これまでなかなか国内販売が行えなかったが法律改正などもあって取り扱う目処が立ったという

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックを見る
  • ジャンルその他方式のプロジェクター
  • ブランドMICROVISION
  • 型番MVO-BX-011
  • 発売日2011年7月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格39,800円前後)
【SPEC】●解像度:WVGA(848×480) ●輝度:15ルーメン ●コントラスト比:5,000対1 ●外形寸法:60W×14Hmm ●質量:質量:122g
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX