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公開日 2011/09/20 18:08
10月からの新BSデジタル放送をチャンネル事業者がアピール − PRキャラ「BSマン」も登場
キャッチコピーは「ぶっちゃけ すごい BS!」
今年7月24日に、被災した東北3県を除いて地上デジタル放送への移行が完了したことに伴い、これまでBSアナログ放送で使用されていた帯域と、新たに用意された拡張帯域を使ってデジタル放送の新チャンネルが多数開局する。
10月1日からは「WOWOWライブ」「WOWOWシネマ」「スター・チャンネル2」「スター・チャンネル3」「放送大学」「グリーンチャンネル」「BSアニマックス」「FOX bs238」「BSスカパー!」「J SPORTS 1 (現 J sports 1)」「J SPORTS 2 (現 J sports 2)」の12チャンネルがスタート。2012年3月にはさらに7チャンネルが追加され、21事業者・31チャンネルに。現在の11事業者・12チャンネルから大幅に増加することとなる(関連ニュース:WOWOWもスタチャンも3ch HD化 − 10月1日からBSデジタルはどう変わるか)。
これにともない、本日新チャンネルの事業者が一堂に会し、10月からの計画を説明する記者会見が設けられた。会場は「BS」にちなみ「ベルサール汐留」が使われた。
冒頭、(社)デジタル放送推進協会(Dpa)理事長の間部 耕苹氏が挨拶した。
「BSデジタル放送対応機器は現在出荷数1億1,900万台にのぼった。受信可能世帯も67.3%となっている。10月〜BSデジタル放送の新チャンネルが12局開局することになったが、これはアナログ放送終了後の電波を有効に活用しようという活動の第一弾。BS放送は22年前にNHK BSからスタートし、1年後にはWOWOWがアナログ放送として開局。2000年12月にはBSデジタル放送が始まった。BSデジタルは20年の歴史の中で、国内外のスポーツ中継や紀行番組、アジア諸国のドラマなど、地上放送では無かった新しいテレビの楽しみを提供してきた。さらに来年3月には7チャンネルが更に加わり、31チャンネルで新しいBSデジタル時代を迎えることになる。多様なジャンルのチャンネルが集結し、“デジタルテレビ新時代“のキャッチフレーズにふさわしい、今まで以上にパワフルな文化を発信する」とコメントした。
続いて10月から開局する新チャンネルの事業者も、各チャンネルの特徴とこれからの放送予定などについて説明を行った。それぞれの発言要旨は以下の通り。
■(株)WOWOW 代表取締役社長 和崎信哉氏
新規開局チャンネル:
・WOWOWライブ(有料):スポーツ/音楽/ライブなどを放送。
・WOWOWシネマ(有料):24時間映画専門チャンネル。初放送タイトル年間約800本を予定
WOWOWは1991年に日本最初の民間衛星放送会社としてスタートした。「世界の選りすぐりのコンテンツを届ける」という当初のコンセプトに加え、「地上波民放とはひと味違った番組を」という指針のもと、番組を提供してきた。10月からは3チャンネル体制になる。これまでの1チャンネルでは実現できなかったサービスを、料金は据え置きのまま届けたいと考えている。
■(株)スター・チャンネル 取締役社長 木田由紀夫氏
新規開局チャンネル:
・スター・チャンネル2:俳優/ジャンルなど様々な切り口の“映画特集”を提供
・スター・チャンネル3:日本語吹き替え映画専門チャンネル
到来した「BS新時代」の先陣を切る責任と興奮でいっぱい。これから加わる新チャンネル事業者と一緒になり、ひとりでも多くの加入者の方々に有料放送の魅力を伝えていきたい。「チェーン」という映画のなかに「Be strong,Be straight」という言葉があるが、まさにこれを目指して、みなさんと一緒にやっていきたい。
■放送大学学園 理事長 白井克彦氏
新規開局チャンネル:
・放送大学(無料):放送大学コンテンツ(地上波/CSと同内容)
放送大学は、テレビやラジオを通じて誰でも学べる公開の大学。現在8万人以上の学生が学んでいる。一足早く9月27日から、試験放送としてBSデジタル放送をスタートする予定だ。BSデジタル放送が全国で展開されることになり、国民のだれもが無料で生涯学習の機会を得られるのは意義のあること。放送大学に一層親しんでもらえるよう努力したいと考えている。
■(財)競馬・農林水産情報衛星通信機構 理事長 石井秀司氏
新規開局チャンネル:
・グリーンチャンネル(有料/一部無料)
「グリーンチャンネル」では、中央競馬の全レースをハイビジョンで完全生放送する。競馬映像以外にも、レース分析や参考レース状況など、勝ち馬検討に役立つ番組を提供する。過去の貴重な映像もたっぷり放送予定だ。また平日昼間は原則無料放送とし、馬事文化、乗馬、農林水産関連などの番組を放送する予定だ。
■(株)アニマックスブロードキャスト・ジャパン
代表取締役社長 滝山正夫氏
新規開局チャンネル:
・BSアニマックス(有料)
10月1日午前0時より246時間完全無料放送を実施し、多くの方にアニマックスの楽しさを知って欲しいと思っている。アニマックスは今年の8月で、有料多チャンネル放送としては初めてとなる900万世帯加入を実現した。今後1,000万世帯加入を目指し、アニマックスの魅力を伝えていきたい。一度見ていただければ必ずハマると自信を持っている。
■(株)ビーエスFOX 代表取締役社長 小泉喜嗣氏
新規開局チャンネル:
・FOX bs238(有料)
1998年に日本に上陸して以来、海外ドラマやドキュメンタリーのチャンネルを7つ用意している。BSデジタル放送では、CSを見ていない方たちにも見ていただけるよう、専門性ではなく総合性を切り口にしていく考え。「海外のエンターテイメント100%総合的に編成するチャンネル」がコンセプトだ。海外エンターテイメントはまだまだ日本に紹介されていない。日本のテレビは“和食中心”的な番組ラインナップだが、FOXはそこに“洋食“的なメニューを提供していきたい。さらに、地上波テレビを見るような感覚で、ながら視聴をしやすいようなチャンネル展開にしていきたいと思っている。
■(株)スカパー・エンターテイメント 代表取締役社長 田中 晃氏
新規開局チャンネル:
・BSスカパー!(有料)
BSスカパー!をひとことで言うと「スカパー!の体験チャンネル」。多チャンネル放送の魅力を多くの方に体験していただくため、多様なジャンルの番組が凝縮された盛りだくさんのチャンネルだ。10月1日からの10日間は34時間生放送の特別番組などスペシャル編成を実施。10月1日〜10日は完全ノースクランブルで、会員登録してもらえれば来年9月30日まで無料で視聴できる。チャンネル番号は241。「24時間いいチャンネル」と覚えてほしい。
■(株)ジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング
代表取締役社長 笹島一樹氏
新規開局チャンネル:
・J SPORTS 1(有料):広島・千葉ロッテを中心としたプロ野球をはじめ、Jリーグ、ラグビー、卓球、ウインタースポーツなど国内スポーツ中継
・J SPORTS 2(有料):中日・オリックスを中心としたプロ野球をはじめ、欧州サッカー、バスケットボール、WWE、アメフトなど海外スポーツ中継
放送の醍醐味はなんといっても生放送。スポーツの醍醐味も生放送でこそ発揮できる。J SPORTSは年間6,000時間生放送。6000時間の感動を伝えたいというのが、J SPORTSの姿勢だ。2009年にBS放送をスタートし、この10月1日に向けて様々な準備を重ねてきた。チャンネル名称も分かりやすく変更した。開局特番なども用意する予定だ。イメージキャラクターに武井 咲さんを起用するなど、J SPORTSの魅力を伝えるために努力したい。
■「パワーアップBS!キャンペーン」を実施 − PRキャラ「BSマン」登場
新規開局チャンネル追加を記念し、BSデジタル放送普及キャンペーンを行う。WOWOWの和崎社長は「BS放送20年の歴史を振り返ると、二回脚光を浴びた時期があった。今年10月1日の新規チャンネル追加が、第3の地点。ここから第三期のBS黄金時代を築きたいと考えている。まず衛星放送の魅力を視聴者のみなさまに知ってもらいたい」と、キャンペーンの趣旨を説明した。
キャッチフレーズは「ぶっちゃけ すごい BS!」。“「元気で、勢いのある、そしてパワーアップしたBS」を訴求するための、力強いフレーズ”となっている。
またPRキャラクターとして「BSマン」を設定。「どこかレトロな雰囲気を持ちつつも、インパクトあるキャッチフレーズとともにBSの魅力を視聴者へ訴求する」という。BSマンの声には“声が良い芸人”でも有名なケンドーコバヤシさんを採用。絵柄の持つ力強さとインパクト、ケンコバさんの低音ボイスが相まって、非常に目を引くキャラクターとなっている。
ビデオで登場したケンドーコバヤシさんは「チャンネルが増えるのは見る側としても嬉しい。それに、出る側の人間としても、レギュラー31本くらい持てたらいいなっていう…1チャンネル1個くらいは欲しいですね…些細な望みですけども」とコメントを寄せ、会場の笑いを誘っていた。
10月1日からは「WOWOWライブ」「WOWOWシネマ」「スター・チャンネル2」「スター・チャンネル3」「放送大学」「グリーンチャンネル」「BSアニマックス」「FOX bs238」「BSスカパー!」「J SPORTS 1 (現 J sports 1)」「J SPORTS 2 (現 J sports 2)」の12チャンネルがスタート。2012年3月にはさらに7チャンネルが追加され、21事業者・31チャンネルに。現在の11事業者・12チャンネルから大幅に増加することとなる(関連ニュース:WOWOWもスタチャンも3ch HD化 − 10月1日からBSデジタルはどう変わるか)。
これにともない、本日新チャンネルの事業者が一堂に会し、10月からの計画を説明する記者会見が設けられた。会場は「BS」にちなみ「ベルサール汐留」が使われた。
冒頭、(社)デジタル放送推進協会(Dpa)理事長の間部 耕苹氏が挨拶した。
「BSデジタル放送対応機器は現在出荷数1億1,900万台にのぼった。受信可能世帯も67.3%となっている。10月〜BSデジタル放送の新チャンネルが12局開局することになったが、これはアナログ放送終了後の電波を有効に活用しようという活動の第一弾。BS放送は22年前にNHK BSからスタートし、1年後にはWOWOWがアナログ放送として開局。2000年12月にはBSデジタル放送が始まった。BSデジタルは20年の歴史の中で、国内外のスポーツ中継や紀行番組、アジア諸国のドラマなど、地上放送では無かった新しいテレビの楽しみを提供してきた。さらに来年3月には7チャンネルが更に加わり、31チャンネルで新しいBSデジタル時代を迎えることになる。多様なジャンルのチャンネルが集結し、“デジタルテレビ新時代“のキャッチフレーズにふさわしい、今まで以上にパワフルな文化を発信する」とコメントした。
続いて10月から開局する新チャンネルの事業者も、各チャンネルの特徴とこれからの放送予定などについて説明を行った。それぞれの発言要旨は以下の通り。
■(株)WOWOW 代表取締役社長 和崎信哉氏
新規開局チャンネル:
・WOWOWライブ(有料):スポーツ/音楽/ライブなどを放送。
・WOWOWシネマ(有料):24時間映画専門チャンネル。初放送タイトル年間約800本を予定
WOWOWは1991年に日本最初の民間衛星放送会社としてスタートした。「世界の選りすぐりのコンテンツを届ける」という当初のコンセプトに加え、「地上波民放とはひと味違った番組を」という指針のもと、番組を提供してきた。10月からは3チャンネル体制になる。これまでの1チャンネルでは実現できなかったサービスを、料金は据え置きのまま届けたいと考えている。
■(株)スター・チャンネル 取締役社長 木田由紀夫氏
新規開局チャンネル:
・スター・チャンネル2:俳優/ジャンルなど様々な切り口の“映画特集”を提供
・スター・チャンネル3:日本語吹き替え映画専門チャンネル
到来した「BS新時代」の先陣を切る責任と興奮でいっぱい。これから加わる新チャンネル事業者と一緒になり、ひとりでも多くの加入者の方々に有料放送の魅力を伝えていきたい。「チェーン」という映画のなかに「Be strong,Be straight」という言葉があるが、まさにこれを目指して、みなさんと一緒にやっていきたい。
■放送大学学園 理事長 白井克彦氏
新規開局チャンネル:
・放送大学(無料):放送大学コンテンツ(地上波/CSと同内容)
放送大学は、テレビやラジオを通じて誰でも学べる公開の大学。現在8万人以上の学生が学んでいる。一足早く9月27日から、試験放送としてBSデジタル放送をスタートする予定だ。BSデジタル放送が全国で展開されることになり、国民のだれもが無料で生涯学習の機会を得られるのは意義のあること。放送大学に一層親しんでもらえるよう努力したいと考えている。
■(財)競馬・農林水産情報衛星通信機構 理事長 石井秀司氏
新規開局チャンネル:
・グリーンチャンネル(有料/一部無料)
「グリーンチャンネル」では、中央競馬の全レースをハイビジョンで完全生放送する。競馬映像以外にも、レース分析や参考レース状況など、勝ち馬検討に役立つ番組を提供する。過去の貴重な映像もたっぷり放送予定だ。また平日昼間は原則無料放送とし、馬事文化、乗馬、農林水産関連などの番組を放送する予定だ。
■(株)アニマックスブロードキャスト・ジャパン
代表取締役社長 滝山正夫氏
新規開局チャンネル:
・BSアニマックス(有料)
10月1日午前0時より246時間完全無料放送を実施し、多くの方にアニマックスの楽しさを知って欲しいと思っている。アニマックスは今年の8月で、有料多チャンネル放送としては初めてとなる900万世帯加入を実現した。今後1,000万世帯加入を目指し、アニマックスの魅力を伝えていきたい。一度見ていただければ必ずハマると自信を持っている。
■(株)ビーエスFOX 代表取締役社長 小泉喜嗣氏
新規開局チャンネル:
・FOX bs238(有料)
1998年に日本に上陸して以来、海外ドラマやドキュメンタリーのチャンネルを7つ用意している。BSデジタル放送では、CSを見ていない方たちにも見ていただけるよう、専門性ではなく総合性を切り口にしていく考え。「海外のエンターテイメント100%総合的に編成するチャンネル」がコンセプトだ。海外エンターテイメントはまだまだ日本に紹介されていない。日本のテレビは“和食中心”的な番組ラインナップだが、FOXはそこに“洋食“的なメニューを提供していきたい。さらに、地上波テレビを見るような感覚で、ながら視聴をしやすいようなチャンネル展開にしていきたいと思っている。
■(株)スカパー・エンターテイメント 代表取締役社長 田中 晃氏
新規開局チャンネル:
・BSスカパー!(有料)
BSスカパー!をひとことで言うと「スカパー!の体験チャンネル」。多チャンネル放送の魅力を多くの方に体験していただくため、多様なジャンルの番組が凝縮された盛りだくさんのチャンネルだ。10月1日からの10日間は34時間生放送の特別番組などスペシャル編成を実施。10月1日〜10日は完全ノースクランブルで、会員登録してもらえれば来年9月30日まで無料で視聴できる。チャンネル番号は241。「24時間いいチャンネル」と覚えてほしい。
■(株)ジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング
代表取締役社長 笹島一樹氏
新規開局チャンネル:
・J SPORTS 1(有料):広島・千葉ロッテを中心としたプロ野球をはじめ、Jリーグ、ラグビー、卓球、ウインタースポーツなど国内スポーツ中継
・J SPORTS 2(有料):中日・オリックスを中心としたプロ野球をはじめ、欧州サッカー、バスケットボール、WWE、アメフトなど海外スポーツ中継
放送の醍醐味はなんといっても生放送。スポーツの醍醐味も生放送でこそ発揮できる。J SPORTSは年間6,000時間生放送。6000時間の感動を伝えたいというのが、J SPORTSの姿勢だ。2009年にBS放送をスタートし、この10月1日に向けて様々な準備を重ねてきた。チャンネル名称も分かりやすく変更した。開局特番なども用意する予定だ。イメージキャラクターに武井 咲さんを起用するなど、J SPORTSの魅力を伝えるために努力したい。
■「パワーアップBS!キャンペーン」を実施 − PRキャラ「BSマン」登場
新規開局チャンネル追加を記念し、BSデジタル放送普及キャンペーンを行う。WOWOWの和崎社長は「BS放送20年の歴史を振り返ると、二回脚光を浴びた時期があった。今年10月1日の新規チャンネル追加が、第3の地点。ここから第三期のBS黄金時代を築きたいと考えている。まず衛星放送の魅力を視聴者のみなさまに知ってもらいたい」と、キャンペーンの趣旨を説明した。
キャッチフレーズは「ぶっちゃけ すごい BS!」。“「元気で、勢いのある、そしてパワーアップしたBS」を訴求するための、力強いフレーズ”となっている。
またPRキャラクターとして「BSマン」を設定。「どこかレトロな雰囲気を持ちつつも、インパクトあるキャッチフレーズとともにBSの魅力を視聴者へ訴求する」という。BSマンの声には“声が良い芸人”でも有名なケンドーコバヤシさんを採用。絵柄の持つ力強さとインパクト、ケンコバさんの低音ボイスが相まって、非常に目を引くキャラクターとなっている。
ビデオで登場したケンドーコバヤシさんは「チャンネルが増えるのは見る側としても嬉しい。それに、出る側の人間としても、レギュラー31本くらい持てたらいいなっていう…1チャンネル1個くらいは欲しいですね…些細な望みですけども」とコメントを寄せ、会場の笑いを誘っていた。