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公開日 2012/02/01 18:25
Rovi、戦略説明会を開催 − Android用Gガイドアプリなど今後の取り組みを説明
JVCの新カーナビにも技術提供
Roviは、日本市場での戦略や同社ソリューションなどを説明するメディア向けイベント「Japan Vision Tour」を開催した。
■Gガイド番組表アプリをiPadだけでなくAndroid端末にも提供予定
イベントでは、まずプロダクト担当エグゼクティブバイスプレジデント Corey Ferengul(コーリー・フェレンガル)氏が登壇。同社の歴史や世界市場における評価などを説明した。
「日本に昨日着いたばかりなのでプレゼン中に寝てしまったら申し訳ない(笑)」とジョークを飛ばし、会場の笑いを誘ったコーリー氏は、「現在は大作映画からパーソナルなビデオまで大量のコンテンツが溢れており、インタラクションなデバイスも氾濫している」と現在のコンテンツ業界についてコメント。「無数のコンテンツのなかから求める情報をシームレスに検索すること」「端末に関わらず動画を再生すること」「エコシステムでつながるビジネスモデルを推進すること」「革新的で独自性ある製品の迅速な市場投入」といった問題を業界やユーザーが抱えていると指摘し、「我々は顧客企業やエンドユーザーのこうした課題解決に取り組んでいる」と言葉を続ける。
その上で同社は、「アプリケーション」「組み込み型サービス」「クラウドサービス」「エンターテインメント・メタデータ」という4つのソリューションを顧客に提供していると説明。日本ではIPGと組んで展開している「Gガイド」などのサービスを世界各国で展開していることを改めてアピールした。なお、Gガイドは現在iPad向けの「Gガイド番組表 for iPad」(関連ニュース)を一般ユーザー向けに提供しているが、iPhone版やAndroid版も今後提供する予定だという。
またメタデータサービスについては、番組名や有名人に加え、TwitterのハッシュタグやWikipediaの情報とも連携できるようにしたと紹介。そのほか「現在のストリーミング技術は充分でないと考えている」として、高画質や多言語対応といった特徴を持つ同社の「DivX Plus Streaming」の優位性をアピールした。
そして、スター・チャンネルと提携して最大2ヶ月先の番組情報を提供可能にしたこと(関連ニュース)や、パナソニックのBDレコーダー“DIGA”で実際にその機能を利用できることなど、日本国内での導入事例も紹介。Gガイド番組表for iPadソリューションを日立へライセンスした「Wooo Remote for iPad」(関連ニュース)や、「Rovi TotalGuide」が東芝の北米市場向けテレビに「Toshiba MediaGuide」という名称で搭載されている実績、さらに今後はパイオニアのSTBにGガイドが搭載予定であることも紹介した。
また、「Gガイド番組表 for iPad」については将来的なアップデートのイメージも会場でデモ。今どんな番組が放映中で、その番組は全体の何%ぐらいまで進んでいるのかをiPadやスマートフォン画面上にて一覧形式で確認できる「現在番組表」という機能などを用意する予定と明かした。本件についてはSDKを機器メーカーへ近日中に順次提供していくという。
日本国内での取り組みについては、日本CE統括であるシニアバイス プレジデントの大沢幸弘氏も言及。シャープ、ソニー、東芝、パナソニック他、多くの日本メーカーがRoviのライセンシーであり、ソニーは米国市場向けBRAVIAで、広告表示にRovi Cloud Servicesを採用済みであることなどを改めて紹介した。
そして日本市場向け製品においてもパナソニック、日立、三菱などがGガイドを採用していることを紹介。DivXもPlayStation 3やGALAXY Tab、カロッツェリアのカーナビ「AVIC-HRV110G/110」などが採用し、パソコン関係以外にも採用の幅が拡大していることをアピールした。
■JVCの新カーナビに同社技術が採用 − 「Rovi Digital Copy Solution」のデモも
同社では、JVCが本日発表したカーナビ新製品「MDV-737DT」「MDV-535DT」にソリューションを提供していることも発表。同製品はiPhone アプリ「KENWOOD Music Info.」でCDや楽曲を識別し、Roviの音楽メタデータを取得できるという特徴を持つ。iPhone 連携機能により、カーナビ内蔵のデータベースを各自で定期的にアップデートする手間や時間が不要となるメリットがある。
なお、同社のメタデータはその分野のプロフェッショナルなスタッフが入力を行っている。そのため、例えば一般ユーザーによる入力をデータベースに反映する他社製サービスに比べて情報の精度や質の点で優位性があるという。
また、1月のCESに合わせて同社が発表した「Rovi Digital Copy Solution」などのデモも実施。同ソリューションは、BD/DVDソフトを購入して機器で再生すると、オリジナルデータを認証した後、UltraViolet Digital Library上の同じ作品データにアクセスでき、タブレットやスマートフォンなど様々なデバイスで作品を視聴できるというクラウドサービスだ。
同サービスでは、例えば作品をSD解像度のディスクで購入したような場合でも、クラウド上では追加料金を払ってHD解像度のものを視聴するなどといった利用方法も可能。同技術を採用した製品の開発を、同じくCESで発表したサムスン製品を使ってのデモを行っていた。
■Gガイド番組表アプリをiPadだけでなくAndroid端末にも提供予定
イベントでは、まずプロダクト担当エグゼクティブバイスプレジデント Corey Ferengul(コーリー・フェレンガル)氏が登壇。同社の歴史や世界市場における評価などを説明した。
「日本に昨日着いたばかりなのでプレゼン中に寝てしまったら申し訳ない(笑)」とジョークを飛ばし、会場の笑いを誘ったコーリー氏は、「現在は大作映画からパーソナルなビデオまで大量のコンテンツが溢れており、インタラクションなデバイスも氾濫している」と現在のコンテンツ業界についてコメント。「無数のコンテンツのなかから求める情報をシームレスに検索すること」「端末に関わらず動画を再生すること」「エコシステムでつながるビジネスモデルを推進すること」「革新的で独自性ある製品の迅速な市場投入」といった問題を業界やユーザーが抱えていると指摘し、「我々は顧客企業やエンドユーザーのこうした課題解決に取り組んでいる」と言葉を続ける。
その上で同社は、「アプリケーション」「組み込み型サービス」「クラウドサービス」「エンターテインメント・メタデータ」という4つのソリューションを顧客に提供していると説明。日本ではIPGと組んで展開している「Gガイド」などのサービスを世界各国で展開していることを改めてアピールした。なお、Gガイドは現在iPad向けの「Gガイド番組表 for iPad」(関連ニュース)を一般ユーザー向けに提供しているが、iPhone版やAndroid版も今後提供する予定だという。
またメタデータサービスについては、番組名や有名人に加え、TwitterのハッシュタグやWikipediaの情報とも連携できるようにしたと紹介。そのほか「現在のストリーミング技術は充分でないと考えている」として、高画質や多言語対応といった特徴を持つ同社の「DivX Plus Streaming」の優位性をアピールした。
そして、スター・チャンネルと提携して最大2ヶ月先の番組情報を提供可能にしたこと(関連ニュース)や、パナソニックのBDレコーダー“DIGA”で実際にその機能を利用できることなど、日本国内での導入事例も紹介。Gガイド番組表for iPadソリューションを日立へライセンスした「Wooo Remote for iPad」(関連ニュース)や、「Rovi TotalGuide」が東芝の北米市場向けテレビに「Toshiba MediaGuide」という名称で搭載されている実績、さらに今後はパイオニアのSTBにGガイドが搭載予定であることも紹介した。
また、「Gガイド番組表 for iPad」については将来的なアップデートのイメージも会場でデモ。今どんな番組が放映中で、その番組は全体の何%ぐらいまで進んでいるのかをiPadやスマートフォン画面上にて一覧形式で確認できる「現在番組表」という機能などを用意する予定と明かした。本件についてはSDKを機器メーカーへ近日中に順次提供していくという。
日本国内での取り組みについては、日本CE統括であるシニアバイス プレジデントの大沢幸弘氏も言及。シャープ、ソニー、東芝、パナソニック他、多くの日本メーカーがRoviのライセンシーであり、ソニーは米国市場向けBRAVIAで、広告表示にRovi Cloud Servicesを採用済みであることなどを改めて紹介した。
そして日本市場向け製品においてもパナソニック、日立、三菱などがGガイドを採用していることを紹介。DivXもPlayStation 3やGALAXY Tab、カロッツェリアのカーナビ「AVIC-HRV110G/110」などが採用し、パソコン関係以外にも採用の幅が拡大していることをアピールした。
■JVCの新カーナビに同社技術が採用 − 「Rovi Digital Copy Solution」のデモも
同社では、JVCが本日発表したカーナビ新製品「MDV-737DT」「MDV-535DT」にソリューションを提供していることも発表。同製品はiPhone アプリ「KENWOOD Music Info.」でCDや楽曲を識別し、Roviの音楽メタデータを取得できるという特徴を持つ。iPhone 連携機能により、カーナビ内蔵のデータベースを各自で定期的にアップデートする手間や時間が不要となるメリットがある。
なお、同社のメタデータはその分野のプロフェッショナルなスタッフが入力を行っている。そのため、例えば一般ユーザーによる入力をデータベースに反映する他社製サービスに比べて情報の精度や質の点で優位性があるという。
また、1月のCESに合わせて同社が発表した「Rovi Digital Copy Solution」などのデモも実施。同ソリューションは、BD/DVDソフトを購入して機器で再生すると、オリジナルデータを認証した後、UltraViolet Digital Library上の同じ作品データにアクセスでき、タブレットやスマートフォンなど様々なデバイスで作品を視聴できるというクラウドサービスだ。
同サービスでは、例えば作品をSD解像度のディスクで購入したような場合でも、クラウド上では追加料金を払ってHD解像度のものを視聴するなどといった利用方法も可能。同技術を採用した製品の開発を、同じくCESで発表したサムスン製品を使ってのデモを行っていた。