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公開日 2012/06/28 16:34
エプソン、HDMI搭載で実売5万円を切る「EB-S12H」などプロジェクター10機種発表
ビジネスだけでなくホームでも使えるラインナップ
エプソンは、ビジネスを中心としたマルチユース対応のプロジェクター製品10機種を6月29日から順次発売する。
今回同社が発表したのは多機能パワーモデル4機種、モバイルモデル4機種、スタンダードモデル2機種の、いずれも3LCD方式を採用する液晶プロジェクター。本日発表の製品の製品については、セイコーエプソン(株)ビジュアルプロダクツ事業部 副事業部長の森山佳行氏が説明を行った。
HDMIを搭載し、ビジネスだけでなくホームユースでも活用できるラインナップ
多機能パワーモデル/6月29日発売
・EB-1965/¥OPEN(予想実売価格289,980円前後)
・EB-1960/¥OPEN(予想実売価格264,980円前後)
・EB-1945W/¥OPEN(予想実売価格289,980円前後)
・EB-1940W/¥OPEN(予想実売価格264,980円前後)
1960シリーズは1024×768画素のXGAパネルを搭載。明るさ5000ルーメンを実現した高輝度モデル。1940Wシリーズは1280×800画素のWXGAパネルを搭載しており、明るさは4200ルーメンとなる。型番のWは“ワイド”の意。コントラストは4機種ともに3000対1。
映像入力端子はHDMI、DisplayPort、コンポジット、ミニD-sub 15pinを搭載する。本体にスピーカーも内蔵しており、音声入力も行える。USB端子も備えた。なお、DisplayPortについては今回、同社のプロジェクター製品に初めて搭載された。
4200〜5000ルーメンの明るさを実現し、主に大会議室でのプレゼン用途など、ビジネスシーンでの活用を提案するモデル。同クラスのモデルに対して、多くのユーザー求める「高画質」についても、3LCD方式の採用により実現。ホーム向けプロジェクターに搭載する画質調整機能を、ビジネスプロジェクターとして初めて搭載し、ガンマやRGBの調整など、ユーザーが細かく調整できるようになっている。
画像処理機能はファロージャの「DCDi」チップを内蔵。NRやIP変換、シャープネス補正などによりジャギー感のないクリアな映像を再現する。また「DICOM SIM」モードにより、X線やCTのようなグレースケール画像も陰影を忠実に再現できるようにし、医療用とのニーズもカバーする。
設置性については投射画面の補正機能「ピタッと補正」を充実させる。1945Wと1965は、本体の傾きや位置を内蔵するカメラとジャイロセンサーが検知して、プロジェクターの場所を移動させると画面のタテヨコ台形補正を自動で行う機能を搭載した。本機能では画面に向かって上下30度・左右20度の傾きにまで対応する。手動による台形補正も併用できる。また内蔵カメラにより、本体搭載の専用ボタンを押せば、スクリーン投射時に黒枠を検知して、プロジェクターが自動で枠内に映像をぴたりと合わせる「フレームフィット」も搭載。1960/1940Wには、本体レバーをスライドさせて横方向の歪みが補正できる「スライド式ヨコ台形補正」が搭載されている。
昨年リリースしたiOS向アプリ「Epson iProjection」にも対応する。1960/1940シリーズのどちらも有線LANでネットワークに接続ができ、無線LANで接続する場合はオプションの無線LANユニットが必要。iPhoneやiPadに保存したJPEG/PNG静止画データやPDF/XLS/DOC/PPTなどビジネスデータを、ワイヤレスでWiFi接続したプロジェクターに送って大画面投射できる。また5月に実施されたアプリのアップデートにより、写真などアプリに表示された画面に手描き入力ができるようになったほか、Web画面の表示にも対応する。
このほか他、2画面表示機能を全4機種に搭載。1945W/1965にはネットワーク接続されたPCから、4画面を一度に投射できるマルチPCプロジェクション機能も備わる。本機能ではネットワーク経由で最大32台までのPCが同時接続可能だ。またスライドショー機能、スケジュール機能などビジネスプレゼンテーションに効果を発揮する機能も搭載する。
モバイルモデル/6月29日発売
・EB-1776W/¥OPEN(予想実売価格179,980円前後)
・EB-1771W/¥OPEN(予想実売価格159,980円前後)
・EB-1761W/¥OPEN(予想実売価格109,980円前後
・EB-1751/¥OPEN(予想実売価格89,980円前後)
1776W/1771W/1761Wの3機種が1280×800画素のWXGAパネルを搭載。1751はXGA。上位2機種は明るさ3000ルーメン、下位機種は2600ルーメンになる。
3LDC方式のプロジェクターとしては、世界最薄となる44mmの本体厚みと、A4サイズの設置面積、約1.7kgの軽さを実現している。簡易な設置性もさらに強化させ、モバイルプロジェクターとしての使い勝手を高めた。
設置性では「ピタッと補正」機能を充実させ、1776Wには自動タテヨコ台形補正機能とフレームフィット機能を搭載した。1776W/1771W/1761WはEpson iProjectionアプリに対応し、スマホの写真やデータファイル、Web画面を大画面に投射できる。1776WはUSB無線LANユニットを同梱しており、1771W/1761Wはオプションで対応する。なお、無線接続はネットワーク内のアクセスポイントを利用した「インフラストラクチャーモード」のほか、プロジェクター本体をアクセスポイントにして、スマートフォンやタブレットをダイレクトに接続できる「かんたんモード」にも対応した。これにより外出先への携行時にはアクセスポイントを持ち歩かず、より手軽にプレゼンが可能になった。また「かんたんモード」利用時のセキュリティも高めているという。
映像入力はHDMI/ミニD-sub 15pin/コンポジットを搭載。スピーカーも本体に内蔵している。
スタンダードモデル/7月25日発売
・EB-S12H/¥OPEN(予想実売価格49,980円前後)
・EB-S02H/¥OPEN(予想実売価格39,980円前後)
コンパクトなA4サイズの本体は、約2.3kgと可搬性の高い軽量設計も実現。ビジネス用途をはじめ、HDMI端子も搭載して多彩な映像機器との接続性を高めたことから、同社ではホームユースのプロジェクターとしても本機の魅力を訴求している。パネルの解像度は800×800画素のSVGA解像度で、明るさは上位のS12Hが2800ルーメン、S02Hが2600ルーメンになる。
上位機のS12Hには「ピタッと補正機能」のスライド式ヨコ台形補正を搭載。本体天面に設けられたスライドバーを手動で操作して、スクリーンに対して斜め横方向の位置からも正位置の画面が投射できる。また両モデルともに、プロジェクターの電源を入れて置くだけで「タテ自動台形歪み補正」が作動して、スクリーンの台形歪みを自動で調整する。
映像入力はHDMI/ミニD-sub 15pin/コンポジット/S映像を搭載。本体にはスピーカーも内蔵している。USB端子も設けており、USBメモリーにJPEG/BMP/PNG/GIF形式の静止画データを保存しておき、本機のスライドショー機能を楽しむことも可能だ。
森山氏はプレゼンテーションの最後に、スマホ用アプリ「Epson iProjection」について、Android版を近くリリースする計画があることについても言及。時期は7月に、無料アプリとして配布を開始する予定だという。
多機能・多用途の魅力をアピールし、12年度はシェア60%獲得を狙う
本日エプソンは新製品の記者発表会を開催し、エプソン販売(株)取締役 販売推進本部長の中野修義氏は、同社のビジネスプロジェクターの事業展開を説明した。
始めに同社プロジェクター製品の近況を研究所のデータを交えながら紹介。2011年度は四半期ごとに販売実績とシェアを伸ばし続け、第4四半期には56%のシェアを獲得したという。2012年の4月・5月実績でも54%のシェアを堅持しており、17年連続の国内シェアNo.1を達成した。同社では12年度の市場規模について、204,000台の規模を予測する。
今回発表のラインナップ10機種については「お客様ごとに異なる使い方と、それぞれの細かなスペックへのご期待にきっちりと気を配った内容に仕上がっている」と中野氏は胸を張る。今回のラインナップでは「S12H/S02H」が対象になる、スタンダードモデルについては、近年の購入するユーザーの15%が「個人・兼用利用」を希望する傾向にあろうという。例えばビジネスで活用しながら、自宅に持ち帰ってシアターやゲーム用にも利用するというスタイルが増えている。このようなニーズの高まりに応えるため、販売価格の面を含めた親しみやすさを、今回のラインナップで追求してきたと中野氏は語る。
ユーザーの要望には、アフターサポートへの関心も高いという。そこで同社では、もし製品が壊れた際にも出来るだけダウンタイムを短くすることを目標とし、サポート体制を強化。修理依頼の電話を受けたのち、すぐに代替機を届けて、3日間には修理を完了してユーザーに戻すという「日本一速い」修理サービスを提供していく戦略について、中野氏は説明を付け加えた。
ビジネスプロジェクター製品の販売戦略については、エプソン販売(株)VPMD部 部長の久保 厚氏が登壇し、説明を行った。
多機能パワーモデルは、大きめの部屋で、大人数を前にした重要な場で使用することを想定したスペック構成となる。そのため、求められる要素は「明るさ」と「高画質」、色々な製品と繋がる「豊富な端子類」であり、買い換え・買い増しの購買層が多いという。同社の多機能パワーモデルとしては、2年前に「EMP-835」が発売されているが、久保氏は「当時のモデルとスペック、外観ともに比較しても、短期間に進化を遂げたことを実感していただけるだろう」とアピールした。発売後のプロモーション戦略については、ホームページで基本性能や設置方法などを紹介するコンテンツを用意するほか、同社のスタッフが問い合わせを受けたユーザー先に訪問する無料サービスも充実させていく。
モバイルモデルは4機種投入する。外出先に持ち込んでのプレゼンテーションなどをメインの用途として想定していることから、十分な明るさとポータビリティ、セットアップの簡便性を高めた。薄さ44mm/A4サイズの本体はビジネスバッグに収納して持ち運べる機動力の高さを備えていることも、久保氏はアピールする。
スタンダードモデルについては、今回発表した2製品をオフィスだけでなく、ホームユースにも最適なプロジェクターとして魅力を訴求する。型番の「H」はHDMIを搭載している事をアピールする意味合いもあるという。とにかく手軽に、大画面環境を導入できる本機の魅力を、今後も店頭やWebでプロモーションしていきたいと久保氏は説明した。
同社では本日発表の新製品と合わせたビジネスプロジェクターのラインナップについて、今年は合計で12万台を販売目標として掲げる。またシェア目標については50%から60%へ拡大を狙うという。
【問い合わせ先】
エプソン プロジェクターインフォメーションセンター
TEL/050-3155-7010
今回同社が発表したのは多機能パワーモデル4機種、モバイルモデル4機種、スタンダードモデル2機種の、いずれも3LCD方式を採用する液晶プロジェクター。本日発表の製品の製品については、セイコーエプソン(株)ビジュアルプロダクツ事業部 副事業部長の森山佳行氏が説明を行った。
HDMIを搭載し、ビジネスだけでなくホームユースでも活用できるラインナップ
多機能パワーモデル/6月29日発売
・EB-1965/¥OPEN(予想実売価格289,980円前後)
・EB-1960/¥OPEN(予想実売価格264,980円前後)
・EB-1945W/¥OPEN(予想実売価格289,980円前後)
・EB-1940W/¥OPEN(予想実売価格264,980円前後)
1960シリーズは1024×768画素のXGAパネルを搭載。明るさ5000ルーメンを実現した高輝度モデル。1940Wシリーズは1280×800画素のWXGAパネルを搭載しており、明るさは4200ルーメンとなる。型番のWは“ワイド”の意。コントラストは4機種ともに3000対1。
映像入力端子はHDMI、DisplayPort、コンポジット、ミニD-sub 15pinを搭載する。本体にスピーカーも内蔵しており、音声入力も行える。USB端子も備えた。なお、DisplayPortについては今回、同社のプロジェクター製品に初めて搭載された。
4200〜5000ルーメンの明るさを実現し、主に大会議室でのプレゼン用途など、ビジネスシーンでの活用を提案するモデル。同クラスのモデルに対して、多くのユーザー求める「高画質」についても、3LCD方式の採用により実現。ホーム向けプロジェクターに搭載する画質調整機能を、ビジネスプロジェクターとして初めて搭載し、ガンマやRGBの調整など、ユーザーが細かく調整できるようになっている。
画像処理機能はファロージャの「DCDi」チップを内蔵。NRやIP変換、シャープネス補正などによりジャギー感のないクリアな映像を再現する。また「DICOM SIM」モードにより、X線やCTのようなグレースケール画像も陰影を忠実に再現できるようにし、医療用とのニーズもカバーする。
設置性については投射画面の補正機能「ピタッと補正」を充実させる。1945Wと1965は、本体の傾きや位置を内蔵するカメラとジャイロセンサーが検知して、プロジェクターの場所を移動させると画面のタテヨコ台形補正を自動で行う機能を搭載した。本機能では画面に向かって上下30度・左右20度の傾きにまで対応する。手動による台形補正も併用できる。また内蔵カメラにより、本体搭載の専用ボタンを押せば、スクリーン投射時に黒枠を検知して、プロジェクターが自動で枠内に映像をぴたりと合わせる「フレームフィット」も搭載。1960/1940Wには、本体レバーをスライドさせて横方向の歪みが補正できる「スライド式ヨコ台形補正」が搭載されている。
昨年リリースしたiOS向アプリ「Epson iProjection」にも対応する。1960/1940シリーズのどちらも有線LANでネットワークに接続ができ、無線LANで接続する場合はオプションの無線LANユニットが必要。iPhoneやiPadに保存したJPEG/PNG静止画データやPDF/XLS/DOC/PPTなどビジネスデータを、ワイヤレスでWiFi接続したプロジェクターに送って大画面投射できる。また5月に実施されたアプリのアップデートにより、写真などアプリに表示された画面に手描き入力ができるようになったほか、Web画面の表示にも対応する。
このほか他、2画面表示機能を全4機種に搭載。1945W/1965にはネットワーク接続されたPCから、4画面を一度に投射できるマルチPCプロジェクション機能も備わる。本機能ではネットワーク経由で最大32台までのPCが同時接続可能だ。またスライドショー機能、スケジュール機能などビジネスプレゼンテーションに効果を発揮する機能も搭載する。
モバイルモデル/6月29日発売
・EB-1776W/¥OPEN(予想実売価格179,980円前後)
・EB-1771W/¥OPEN(予想実売価格159,980円前後)
・EB-1761W/¥OPEN(予想実売価格109,980円前後
・EB-1751/¥OPEN(予想実売価格89,980円前後)
1776W/1771W/1761Wの3機種が1280×800画素のWXGAパネルを搭載。1751はXGA。上位2機種は明るさ3000ルーメン、下位機種は2600ルーメンになる。
3LDC方式のプロジェクターとしては、世界最薄となる44mmの本体厚みと、A4サイズの設置面積、約1.7kgの軽さを実現している。簡易な設置性もさらに強化させ、モバイルプロジェクターとしての使い勝手を高めた。
設置性では「ピタッと補正」機能を充実させ、1776Wには自動タテヨコ台形補正機能とフレームフィット機能を搭載した。1776W/1771W/1761WはEpson iProjectionアプリに対応し、スマホの写真やデータファイル、Web画面を大画面に投射できる。1776WはUSB無線LANユニットを同梱しており、1771W/1761Wはオプションで対応する。なお、無線接続はネットワーク内のアクセスポイントを利用した「インフラストラクチャーモード」のほか、プロジェクター本体をアクセスポイントにして、スマートフォンやタブレットをダイレクトに接続できる「かんたんモード」にも対応した。これにより外出先への携行時にはアクセスポイントを持ち歩かず、より手軽にプレゼンが可能になった。また「かんたんモード」利用時のセキュリティも高めているという。
映像入力はHDMI/ミニD-sub 15pin/コンポジットを搭載。スピーカーも本体に内蔵している。
スタンダードモデル/7月25日発売
・EB-S12H/¥OPEN(予想実売価格49,980円前後)
・EB-S02H/¥OPEN(予想実売価格39,980円前後)
コンパクトなA4サイズの本体は、約2.3kgと可搬性の高い軽量設計も実現。ビジネス用途をはじめ、HDMI端子も搭載して多彩な映像機器との接続性を高めたことから、同社ではホームユースのプロジェクターとしても本機の魅力を訴求している。パネルの解像度は800×800画素のSVGA解像度で、明るさは上位のS12Hが2800ルーメン、S02Hが2600ルーメンになる。
上位機のS12Hには「ピタッと補正機能」のスライド式ヨコ台形補正を搭載。本体天面に設けられたスライドバーを手動で操作して、スクリーンに対して斜め横方向の位置からも正位置の画面が投射できる。また両モデルともに、プロジェクターの電源を入れて置くだけで「タテ自動台形歪み補正」が作動して、スクリーンの台形歪みを自動で調整する。
映像入力はHDMI/ミニD-sub 15pin/コンポジット/S映像を搭載。本体にはスピーカーも内蔵している。USB端子も設けており、USBメモリーにJPEG/BMP/PNG/GIF形式の静止画データを保存しておき、本機のスライドショー機能を楽しむことも可能だ。
森山氏はプレゼンテーションの最後に、スマホ用アプリ「Epson iProjection」について、Android版を近くリリースする計画があることについても言及。時期は7月に、無料アプリとして配布を開始する予定だという。
多機能・多用途の魅力をアピールし、12年度はシェア60%獲得を狙う
本日エプソンは新製品の記者発表会を開催し、エプソン販売(株)取締役 販売推進本部長の中野修義氏は、同社のビジネスプロジェクターの事業展開を説明した。
始めに同社プロジェクター製品の近況を研究所のデータを交えながら紹介。2011年度は四半期ごとに販売実績とシェアを伸ばし続け、第4四半期には56%のシェアを獲得したという。2012年の4月・5月実績でも54%のシェアを堅持しており、17年連続の国内シェアNo.1を達成した。同社では12年度の市場規模について、204,000台の規模を予測する。
今回発表のラインナップ10機種については「お客様ごとに異なる使い方と、それぞれの細かなスペックへのご期待にきっちりと気を配った内容に仕上がっている」と中野氏は胸を張る。今回のラインナップでは「S12H/S02H」が対象になる、スタンダードモデルについては、近年の購入するユーザーの15%が「個人・兼用利用」を希望する傾向にあろうという。例えばビジネスで活用しながら、自宅に持ち帰ってシアターやゲーム用にも利用するというスタイルが増えている。このようなニーズの高まりに応えるため、販売価格の面を含めた親しみやすさを、今回のラインナップで追求してきたと中野氏は語る。
ユーザーの要望には、アフターサポートへの関心も高いという。そこで同社では、もし製品が壊れた際にも出来るだけダウンタイムを短くすることを目標とし、サポート体制を強化。修理依頼の電話を受けたのち、すぐに代替機を届けて、3日間には修理を完了してユーザーに戻すという「日本一速い」修理サービスを提供していく戦略について、中野氏は説明を付け加えた。
ビジネスプロジェクター製品の販売戦略については、エプソン販売(株)VPMD部 部長の久保 厚氏が登壇し、説明を行った。
多機能パワーモデルは、大きめの部屋で、大人数を前にした重要な場で使用することを想定したスペック構成となる。そのため、求められる要素は「明るさ」と「高画質」、色々な製品と繋がる「豊富な端子類」であり、買い換え・買い増しの購買層が多いという。同社の多機能パワーモデルとしては、2年前に「EMP-835」が発売されているが、久保氏は「当時のモデルとスペック、外観ともに比較しても、短期間に進化を遂げたことを実感していただけるだろう」とアピールした。発売後のプロモーション戦略については、ホームページで基本性能や設置方法などを紹介するコンテンツを用意するほか、同社のスタッフが問い合わせを受けたユーザー先に訪問する無料サービスも充実させていく。
モバイルモデルは4機種投入する。外出先に持ち込んでのプレゼンテーションなどをメインの用途として想定していることから、十分な明るさとポータビリティ、セットアップの簡便性を高めた。薄さ44mm/A4サイズの本体はビジネスバッグに収納して持ち運べる機動力の高さを備えていることも、久保氏はアピールする。
スタンダードモデルについては、今回発表した2製品をオフィスだけでなく、ホームユースにも最適なプロジェクターとして魅力を訴求する。型番の「H」はHDMIを搭載している事をアピールする意味合いもあるという。とにかく手軽に、大画面環境を導入できる本機の魅力を、今後も店頭やWebでプロモーションしていきたいと久保氏は説明した。
同社では本日発表の新製品と合わせたビジネスプロジェクターのラインナップについて、今年は合計で12万台を販売目標として掲げる。またシェア目標については50%から60%へ拡大を狙うという。
【問い合わせ先】
エプソン プロジェクターインフォメーションセンター
TEL/050-3155-7010
関連リンク
- ジャンル液晶プロジェクター
- ブランドEPSON
- 型番EB-S12H
- 発売日2012年7月25日
- 価格¥OPEN(予想実売価格49,980円前後)
【SPEC】●方式:3LCD ●パネル画素数:800×600 ●明るさ:2800ルーメン ●コントラスト:3000対1 ●映像入力:HDMI/ミニD-sub 15pin/コンポジット/S映像 ●外形寸法:295W×77H×228Dmm ●質量:2.3kg
- ジャンル液晶プロジェクター
- ブランドEPSON
- 型番EB-S02H
- 発売日2012年7月25日
- 価格¥OPEN(予想実売価格39,980円前後)
【SPEC】●方式:3LCD ●パネル画素数:800×600 ●明るさ:2600ルーメン ●コントラスト:3000対1 ●映像入力:HDMI/ミニD-sub 15pin/コンポジット/S映像 ●外形寸法:295W×77H×228Dmm ●質量:2.3kg