• ブランド
    特設サイト
公開日 2012/07/19 17:22

開催直前・IFA2012「ポジティブで多くのビジネスが生まれる場に」− メッセ・ベルリン ハイテッカー氏が会見

今年のブースキーワードは「コネクティビティ」
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
本日開催されたCEATEC 2012概要発表記者会見にて、同イベントのグローバルパートナー展示会である「IFA2012」の開催概要も発表された。メッセ・ベルリン社のIFA グローバル統轄本部長であるイエンズ・ハイテッカー氏が来日し、説明を行った。

メッセ・ベルリン社 イエンズ・ハイテッカー氏

IFA2012は、現地時間8月31日から9月5日まで、ドイツ・ベルリンにて開催される。1924年に「大ドイツ放送展」として誕生して以来、世界のコンシューマー・エレクトロニクス(CE)業界をリードするイベントとして成長を続けており、2006年には開催周期を隔年から毎年に変更。2008年からはCEに加えてホーム・アプライアンス(白物家電)を出展分野に取り込んでいる。

「IFAは大変重要かつ役に立つビジネスイベントであると自負しています。というのも、世界各国のリテーラーやバイヤーが参加し、直に触れあうことができる場であるし、開催もグローバル/西欧/中国の3つの重要な市場の商戦期前というベストな時期だからです。出展社はコンシューマーに向けて製品を提案することができるし、リテーラーやバイヤーは、商戦期の商材となる製品を見つけ出すことができるという、まさに”ジャスト・イン・タイム”なイベントと言えるでしょう」と語るハイテッカー氏。

グローバル/西欧/中国の3つの重要な市場の商戦期であり、ベストな時期の開催であることをアピール

事実、IFAは注目度・実績ともに右肩上がりの成長を続けており、昨年は54カ国1,441社が出展し、総来場者数は114カ国から約24万人、会期中の受注総額は48億ドル(約3,800億円)にのぼった。うちトレードビジターは約13万人で、そのうち約3分の1はドイツ以外からの参加。取材に訪れるジャーナリストも89カ国・約7,000人と、まさに世界規模のイベントとなっている。出展の引き合いも高く、展示面積140,200平方メートルを確保(2011年実績)するも、ブースは2年前からオーバーブッキング状態が続いているとのことだ。

IFA2011には世界各国から来場者が訪れ、受注総額も48億ドルにのぼったとのこと

「日本のみなさんにとっても、東日本大震災からコンシューマーエレクトロニクス業界が復活したことを、世界中のリテーラーやメディアに披露する有効な場となると考えています。IFAにおける日系企業のプレゼンスは増大しており、オーディオ部門では13.6%、ホームエンターテイメント部門では4%も出展面積が拡大しているのです。このふたつのセグメントだけでも、実に27,205平方メートルを占めています」(ハイテッカー氏)。

IFA2012では日本メーカーのプレゼンス増大もポイント。オーディオ/ホームAVともにブース占有面積を拡大しているという

なお、ユーロ危機が叫ばれている昨今だが、ハイテッカー氏によればコンシューマーエレクトロニクス業界にとって欧州市場は依然として大きな存在であり、世界市場の27%を占めているとのこと。さらに、2012年も成長を続け世界最大規模を維持するとともに、平均1%程度の成長が見込まれているという。

ユーロ危機が叫ばれる欧州市場の重要性と今後についても語られた

「先日、ドイツ国内で『金融危機がもし起こったら、どの出費を見直すか』という調査を行いました。外食や旅行費用を抑えるという答えはあったものの、コンシューマーエレクトロニクス関連製品購入を控えるという回答は少なかったのです。これは、外出を控えることによりホームエンターテイメントの充実が必要になる、というニーズの表れでしょう。ですので私は、コンシューマーエレクトロニクス業界の展望について楽観視しています。メーカー・リテーラー・コンシューマーにとって、IFAがポジティブかつ多くのビジネスが生まれる場になればと考えています」と締めくくった。

IFA2012では、会期に先駆けて8月29日と30日にプレスデイが設けられ、出展各社のプレスカンファレンスなどが大々的に開催される。今年のキーワードは「コネクティビティ」。モバイル/IT系のメーカーや、ホームアプライアンス系メーカーの出展増加が見込まれるほか、スマートフォン/タブレットとオーディオ・ビジュアル機器の連携に高い注目が集まると予想される(関連記事はこちら)。

IFA2012への訪問に関して、トレードビジター向けの「6日間・通しチケット」の販売情報はこちらで公開している。またジャーナリストの受付も7月末まで専用のフォームで受け付けている。詳細に関する問い合わせはメッセ・ベルリン日本代表部まで。


【問い合わせ先】
メッセ・ベルリン日本代表部
TEL/03-5276-8730

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 マランツ、未踏の領域へ。「次元が異なる」弩級フラグシップコンビ「MODEL 10」「SACD 10」レビュー!
2 JBL、楽天ブラックフライデーで人気完全ワイヤレスやサウンドバーが最大36%オフ。11/21 17時より
3 DAZN、登録なしで一部コンテンツを無料視聴できる新機能。11月導入予定
4 松村北斗と上白石萌音のW主演!PMSとパニック障害を抱える男女のかけがえのない物語
5 Sonos、ブランド初のプロ向けスピーカー「Era 100 Pro」発表。PoE採用で自由かつ簡単な設置を実現
6 妥協なきデノン “もうひとつの旗艦AVアンプ”。「AVC-A10H」がデノンサラウンドアンプのあらたな一章を告げる
7 iBasso Audio、初エントリーライン「iBasso Jr.」からポータブルDAC/アンプとイヤホンを発売
8 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
9 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
10 ビクター、実売5000円以下の完全ワイヤレス「HA-A6T」。耳にフィットしやすいラウンド型ボディ
11/18 10:32 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX