• ブランド
    特設サイト
公開日 2013/04/17 11:00

アイ・オー、DTCP+対応NAS「RECBOX +REMOTE」に自動ダウンロード機能を追加

nasneやDIGA、AQUOSの録画番組を宅外へ配信
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アイ・オー・データ機器は、DTCP+に対応したNAS “RECBOX +REMOTE” 「HVL-A」シリーズに、自動ダウンロード機能を追加するアップデートを実施。評価版ファームウェアとして本日より提供開始する。

“RECBOX +REMOTE” 「HVL-A」シリーズ

製品の概要

RECBOX +REMOTEはネットワーク対応のHDD(NAS)で、DTCP-IPダビング/ムーブで録画テレビやレコーダーの番組を本体内に記録し、DLNAを通じて配信することができるほか、業界で初めて「DTCP+」に対応したことで、宅外へコンテンツの配信を行うことが可能だ。2TBの「HVL-A2.0」、3TBの「HVL-A3.0」、4TBの「HVL-A4.0」の3機種がすでに発売されている。なおDTCP+で配信したコンテンツを再生するソフトとして、Windows PC向けの「DiXiM Digital TV 2013 for I-O DATA」が用意されている。製品の詳細はニュース記事レビュー記事を参照されたい。

これまでRECBOX +REMOTEへコンテンツをダウンロードするには、あらかじめダビング/ムーブを手動で行っておく必要があった。このため、ダビング/ムーブを行っていない番組を外出先から視聴することはできなかった。

今回の評価版ファームウェアでは、nasneとDIGA、AQUOSブルーレイからRECBOX +REMOTEへ、コンテンツの自動ダウンロードを行うことが可能になった。アイ・オー・データが確認している対応機種は以下の通り。


ダウンロード対応モデルと注記
SCE“nasne”

PANASONIC DIGA
DMR-BZT9300/BZT9000/BXT3000/BZT920/BZT910/BZT900/BZT830/BZT820/BZT810/ BZT800/BZT730/BZT720/BZT710/BZT700/BZT630/BWT620/BWT600/BWT530/BWT520/ BWT510/BWT500

SHARP AQUOSブルーレイ
BD-T2300/T1300/W1200/W520

また、これまではHD画質のコンテンツしかダウンロードができなかったが、録画機が対応している場合、SD画質のコンテンツのダウンロードも行えるようになった。これによりビットレートも抑えられ、外出先での視聴が行いやすくなった。

HD番組の自動ダウンロードは各機種とも問題なく行えるが、SD番組のダウンロードについては、機器によって対応が異なるので注意が必要だ。nasneの場合は録画時にモバイル機器向けの動画を同時生成するため、特別な設定の必要は無いが、DIGAの場合は予約時に「LAN持ち出し」設定を行う必要がある。AQUOSブルーレイの場合も、本体側で予約時に事前設定しておかないとダウンロードされない。

自動ダウンロード機能の概要

■自動ダウンロードの設定項目は多彩。複数ジョブの設定も

自動ダウンロードの設定は、RECBOXのメニューから「ジョブ」を編集することで行える。ジョブは4つまで登録でき、ユーザーの用途や好みに応じて、ダウンロード条件を設定できる。ジョブには最大4つのサーバーを登録することが可能。4つのサーバーそれぞれにジョブを設定することもできるほか、1つのサーバーに対して、HD番組を取得するジョブとSD番組を取得するジョブなど、複数のジョブを設定することも可能だ。

ジョブ設定の概要

ジョブの一覧画面

ダウンロード設定でのコンテンツ種類は、地デジ/BS/CS/スカパープレミアムサービスを個別にON/OFF設定できる。またレコーダーの録画番組の階層のうち、どこを自動ダウンロードの対象とするかや、自動ダウンロードした番組を保存するRECBOX +REMOTEの場所などは任意に設定可能だ。さらに解像度もHD優先/SD優先を選択できる。RECBOXがサーバーを監視する間隔も15/30/60/120分から選択可能だ。

HDDの残り容量が設定した値以下になったら自動ダウンロードを停止することも設定可能。さらに「コピーカウントチェック」機能も備え、同機能を有効にしておくと、コピーカウント1の番組や、ムーブのみ対応の番組は自動ダウンロードしないよう設定できる。これにより、WOWOWなど有料サービスの番組が自動ダウンロードされ、BDに焼けなくなるといったトラブルを未然に防ぐことができる。

ジョブとして登録できる自動ダウンロード設定の概要

自動ダウンロードの設定画面

アイ・オー・データでは、今回の評価版ファームウェアを使用したユーザーからの意見を吸い上げ、夏頃を目処に、さらに機能を強化した正式版をリリースする計画だ。

■初夏にリアルタイムトランスコーダーをオプション提供

またアイ・オーは、DTCP+でのリモートアクセス時に、動画のビットレートが高く安定した視聴ができないという問題を解決するため、USBスティック型のトランスコードアダプターを初夏に発売することも明らかにした。価格は6,000円〜7,000円程度になる見込みという。

本アダプターをHVL-AシリーズのUSB端子に挿入することで、録画コンテンツがMPEG-2 TSでもMPEG-4 AVCであっても、リアルタイムにトランスコードし、宅外へ配信することが可能になる。レート選択は手動で行う仕様で、600kbps〜4.5Mbpsのあいだで5段階のモードが用意される。本アダプターの詳細は、正式発表され次第、続報としてお伝えしたい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
3 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
4 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
5 楽天大感謝祭、明日12/19 20時からスタート。最大半額クーポン事前配布中
6 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
7 AUREXのBluetooth対応CDラジオ、楽天で20%ポイント還元中!
8 連載:世界のオーディオブランドを知る(3)日本発ブランドの象徴「デノン」の歴史を紐解く
9 丁寧な画質と快適な設置性!ボトル型モバイルプロジェクターJMGO「PicoFlix」を使いこなす
10 BenQ、ノングレアIPSパネル搭載のプログラミング向け31.5型4Kモニター「RD320U」
12/19 12:00 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX