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公開日 2013/08/13 08:00
2013年上半期BD売上トップは「ヱヴァ:Q」 − サウンドスキャンが発表
BD/DVD等の映像ソフト売上動向レポート
エス・アイ・ピー(サウンドスキャンジャパン)は、2013年上半期の映像ソフト(BD/DVD等)売上動向についての調査結果を発表。総売上金額が前年同期3%増となったこと、全体に占めるBDソフトのシェアが拡大していること、BDの売上トップは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」だったことなどを明らかにした。
レポートは2013年上半期(2012年12月31日から2013年6月30日までの26週間)の売上を集計したもの。カウント対象は国内盤のみであり、特販商品等は入っていない。また、原則として同一映像を使用している作品でも商品番号が違えば別作品とみなしている。なお、「ブルーレイ+DVD」表記の作品はブルーレイに、「DVD+ブルーレイ」表記の作品はDVDにそれぞれ売上をカウントしている。
■売上金額は前年比3%増 − ネット通販利用が約6割に
2013年上半期の映像ソフト総売上金額は2012年上期に対し3%増の1,414億5,700万円で、販売数量は同0.3%減の2,666万9,000枚。
近年、VODやネット映像配信など、映像コンテンツのデジタル化が急速に拡大し、さらにDVDやブルーレイ(以下BD)の発売と同時あるいは先行の形で他のメディアでも配信されるなど、様々なデバイスで映像視聴できる環境が整備されてきた。そのなかでの映像ソフトパッケージの横ばい状況について、同社では「ユーザーが市場を見極める過渡期が柔軟に継続しているためと思われる」と分析している。
販売数量の週間累計では、対象期間である26週のうち14週が前年を上回った。2013年の第17週はDVD「嵐」が初週で56万枚強、BD「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」も32万枚強のビッグヒットがあり、第20週まで全体の販売数量を引っ張っていた。
なお、流通チャネル別販売数量の構成比では、2012年上半期にリアル店舗はEコマース流通に逆転されたが、さらに2013年上半期はEコマースが57.1%と販売数量全体の6割まで迫る結果となった。
メディア別では、BDが前年同期に比べ187万7千枚増の33.2%伸び、映像ソフトの総販売数量の28.2%を占めた。DVDは同194万2千枚減、9.2%ダウンの90.8%だった。その他、VHS・ビデオCD・UMD等は市場から消滅しつつあるという。
■上半期ヒットチャート BDは「ヱヴァQ」DVDは嵐がトップ
2013年上半期のヒットチャートは、DVDが『嵐』の「ARASHI LIVE TOUR Popcorn」となり、4年連続トップを達成。BDはアニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.」がトップだった。BDとDVDそれぞれの上半期売上ランキングは下記の通り。
■「洋画離れ」が進む
作品ジャンルの構成をみると、DVDが音楽、洋画、アニメのトップ3ジャンルで合計64.4%のシェアを占める一方、BDはアニメ、洋画、音楽の上位3ジャンルで88.9%と高い構成比を占有。
DVDは、2011年上半期に今までトップを占めていた洋画を音楽が初めて抜いたが、2013年上半期もトップとなり、3年連続のジャンル首位。
BDのジャンルは依然としてアニメが主力だが、音楽ジャンルも着実に伸びているという。これはアーティストのライブをハイクオリティなBDで発売してほしいというニーズや、DVDと同時発売して、宣伝・告知の効率化などによりタイトル数が増加したためと推定される。
また、ジャンル別を年度別で比較してみると、DVD、BD両メディアとも年毎に洋画離れの傾向が顕著に見られる。2010年上期にはDVDで26.3%、BDで36.3%だった洋画シェアが、2013年上期にはDVDで20.2%、BDで24.3%に減少している。一方で、音楽作品の構成比がDVD、BDとも拡大している。
レポートは2013年上半期(2012年12月31日から2013年6月30日までの26週間)の売上を集計したもの。カウント対象は国内盤のみであり、特販商品等は入っていない。また、原則として同一映像を使用している作品でも商品番号が違えば別作品とみなしている。なお、「ブルーレイ+DVD」表記の作品はブルーレイに、「DVD+ブルーレイ」表記の作品はDVDにそれぞれ売上をカウントしている。
■売上金額は前年比3%増 − ネット通販利用が約6割に
2013年上半期の映像ソフト総売上金額は2012年上期に対し3%増の1,414億5,700万円で、販売数量は同0.3%減の2,666万9,000枚。
近年、VODやネット映像配信など、映像コンテンツのデジタル化が急速に拡大し、さらにDVDやブルーレイ(以下BD)の発売と同時あるいは先行の形で他のメディアでも配信されるなど、様々なデバイスで映像視聴できる環境が整備されてきた。そのなかでの映像ソフトパッケージの横ばい状況について、同社では「ユーザーが市場を見極める過渡期が柔軟に継続しているためと思われる」と分析している。
販売数量の週間累計では、対象期間である26週のうち14週が前年を上回った。2013年の第17週はDVD「嵐」が初週で56万枚強、BD「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」も32万枚強のビッグヒットがあり、第20週まで全体の販売数量を引っ張っていた。
なお、流通チャネル別販売数量の構成比では、2012年上半期にリアル店舗はEコマース流通に逆転されたが、さらに2013年上半期はEコマースが57.1%と販売数量全体の6割まで迫る結果となった。
メディア別では、BDが前年同期に比べ187万7千枚増の33.2%伸び、映像ソフトの総販売数量の28.2%を占めた。DVDは同194万2千枚減、9.2%ダウンの90.8%だった。その他、VHS・ビデオCD・UMD等は市場から消滅しつつあるという。
■上半期ヒットチャート BDは「ヱヴァQ」DVDは嵐がトップ
2013年上半期のヒットチャートは、DVDが『嵐』の「ARASHI LIVE TOUR Popcorn」となり、4年連続トップを達成。BDはアニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.」がトップだった。BDとDVDそれぞれの上半期売上ランキングは下記の通り。
■「洋画離れ」が進む
作品ジャンルの構成をみると、DVDが音楽、洋画、アニメのトップ3ジャンルで合計64.4%のシェアを占める一方、BDはアニメ、洋画、音楽の上位3ジャンルで88.9%と高い構成比を占有。
DVDは、2011年上半期に今までトップを占めていた洋画を音楽が初めて抜いたが、2013年上半期もトップとなり、3年連続のジャンル首位。
BDのジャンルは依然としてアニメが主力だが、音楽ジャンルも着実に伸びているという。これはアーティストのライブをハイクオリティなBDで発売してほしいというニーズや、DVDと同時発売して、宣伝・告知の効率化などによりタイトル数が増加したためと推定される。
また、ジャンル別を年度別で比較してみると、DVD、BD両メディアとも年毎に洋画離れの傾向が顕著に見られる。2010年上期にはDVDで26.3%、BDで36.3%だった洋画シェアが、2013年上期にはDVDで20.2%、BDで24.3%に減少している。一方で、音楽作品の構成比がDVD、BDとも拡大している。