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公開日 2013/10/08 18:05
KDDI研究所、電子透かしの高速生成技術 − 違法アップ者の特定が容易に
10分の電子透かし入り動画を約2秒で生成
KDDI研究所と、三菱電機インフォメーションシステムズ(株)は、電子透かし入り動画コンテンツの高速生成技術を開発したことを発表した。
この技術では、コンテンツ購入者(ユーザー)ごとに異なる電子透かしを高速で生成することができる。10分の電子透かし入り動画を、およそ2秒(ビットレート7Mbps、サイズ約500MB)で生成できるとのこと。配信された動画が違法アップロードされた際、数十秒〜数分程度の動画から行為者の特定が可能という。
これまでの電子透かしは、ユーザー情報の埋め込みやその後のエンコード処理に、動画コンテンツの実時間程度かかってしまうため、ユーザーごとに異なる電子透かしを埋め込むことが困難だった。また、コンテンツ保護技術DRMは、独自コンテンツ保護技術の開発・維持にコストがかかるという問題があった。
今回発表された技術は、1つのコンテンツに対し異なる電子透かしを埋め込み、エンコード処理した動画コンテンツをあらかじめ数種類用意しておき、配信時にユーザー情報に基づいてコンテンツファイルを抽出・再結合して配信する方法をとることで問題をクリアしたという。
なお、電子透かし埋め込みによる画素の変化は「人間が通常、認識できないほど軽微」とのことだ。
この技術では、コンテンツ購入者(ユーザー)ごとに異なる電子透かしを高速で生成することができる。10分の電子透かし入り動画を、およそ2秒(ビットレート7Mbps、サイズ約500MB)で生成できるとのこと。配信された動画が違法アップロードされた際、数十秒〜数分程度の動画から行為者の特定が可能という。
これまでの電子透かしは、ユーザー情報の埋め込みやその後のエンコード処理に、動画コンテンツの実時間程度かかってしまうため、ユーザーごとに異なる電子透かしを埋め込むことが困難だった。また、コンテンツ保護技術DRMは、独自コンテンツ保護技術の開発・維持にコストがかかるという問題があった。
今回発表された技術は、1つのコンテンツに対し異なる電子透かしを埋め込み、エンコード処理した動画コンテンツをあらかじめ数種類用意しておき、配信時にユーザー情報に基づいてコンテンツファイルを抽出・再結合して配信する方法をとることで問題をクリアしたという。
なお、電子透かし埋め込みによる画素の変化は「人間が通常、認識できないほど軽微」とのことだ。